花園中学高等学校
「海外大学進学という高いゴールを目指す
スーパーグローバルZENコースの現在、
そして未来」

花園中学高等学校の「スーパーグローバルZENコース」(以下SGZコース)は、同校の教育の基本である「禅」を土台に、海外大学への進学を目標に掲げ2016年に開設されました。開設以来、コース生たちの英語力が目覚ましく伸びるなど確かな成果を上げているSGZコースについて、担当の先生方に話をうかがいました。

スーパーグローバルZENコースとは

海外大学進学を目標に、世界や異文化を受け止める心を育てる「禅」の精神と
語学力を必須のグローバルスキルと捉え、
高い人間力と語学力を有する真のグローバル人材を育成。
一般教科を英語で指導する「イマージョン授業」
海外にいる講師とマンツーマンで会話する「オンライン英会話」
そして高3では週5日午前中全て英語で学ぶ「NIC講座」の実施が予定されるなど、
最先端の英語教育環境が用意されている。

生徒の英語力が飛躍的に伸びた! 新しい教育

中学で英語の平均偏差値が前年度比9.6ポイントUP & 中1で英検2級の合格者も!
英語の偏差値が前年度比9.6ポイントも上がったという新コース1期生たち。ほとんどの生徒が、花園中に入学して初めて本格的に英語に触れたという中での結果です。さらに入学から1年間で英検の2級(高校卒業レベル)を取得した中1の生徒もいるなど、目覚ましい成長を見せています。

英語力アップを支えるカリキュラム

イマージョン授業

専門教科の指導能力を有するネイティブ教師が、中学3年間を通し、英語で他教科の指導を実施。英語を使用することでより論理的な思考を促し、自然に「英語で考える」習慣を身につけることが狙い。

イマージョン授業

オンライン英会話

生徒とネイティブ講師とがオンラインで行う、マンツーマンの英会話レッスン。中1~3は週2回、1レッスン25分で行う。「英語で聞いて英語で話す」という経験を積み重ね、生きた英語力を身につけていく。

オンライン英会話

NIC講座

高3では海外大学進学レベルの英語力習得を目的とし、スタンフォード大学など「世界大学ランキングトップ20」内に並ぶ海外大学進学において、屈指の実績を挙げているNIC International College in Japanによる「NIC講座」を実施。ディベートやプレゼンテーションなどの実践的なカリキュラムを取り入れている。

NIC講座

英語力と積極性を育む「イマジネーション授業」
左 サマー・ナッシュ先生(理科担当) 
右 マイケル・ヘラー先生(英語担当)
――生徒たちに授業をする際、どんなことを意識されますか。
サマー先生 入学当初は、ほとんどの生徒にとって英語のネイティブと関わること自体が初めての経験です。かなり緊張していると思うので、できるだけプレッシャーの少ない雰囲気の中で、のびのびと楽しく勉強してもらうことを意識しています。
――英語で理科を教える場合に、難しさを感じられることはありますか。
サマー先生 私が教えているのはあくまでも「理科」ですから、英語で教えていること自体はそれほど重視していません。理科を教える上で意識しているのは、まず生徒にやらせてみることです。実験して、その結果を見せて、なぜそうなったかについて検証するのですが、言語ではなくあくまでもそのプロセスを大切にしています。

理科のイマージョン授業の様子。「できた!」「すごい!」と歓声をあげながら、生き生きした表情で実験に取り組む生徒たち。
理科のイマージョン授業の様子。「できた!」「すごい!」と歓声をあげながら、生き生きした表情で実験に取り組む生徒たち。

理科のイマージョン授業の様子。「できた!」「すごい!」と歓声をあげながら、生き生きした表情で実験に取り組む生徒たち。
――授業中、生徒たちはどんな反応を見せてくれますか。
サマー先生 授業中にわからないことがあると、近くに座っている生徒同士で相談しているのですが、疑問点について自由にディスカッションできる雰囲気があるのは良いことだと思います。さらにわからない点があれば積極的に挙手してくれますし、どうしてもわからない場合は一緒に授業をしている日本人の先生がフォローしてくださいますので、そこは心配ありません。

近くに座っている生徒同士で相談
――マイケル先生は、生徒たちに接してどのような印象を持たれましたか。
マイケル先生 日本人は何事においても完全を求めがちだと思うので、子供の頃から常に間違えてはいけないと、しつけられているのではないかと感じました。例えば幼い子供が歩く時など、転ばないようにしっかり歩きなさいと、完璧を求められることが多いのではないでしょうか。しかし私は生徒たちに常に完璧であろうとしなくてもいい、間違ってもいいと教えています。
左 サマー・ナッシュ先生(理科担当) 右 マイケル・ヘラー先生(英語担当)
――それはなぜでしょうか。
マイケル先生 生徒たちには、完璧な答えにこだわるより、英語で他の教科を学ぶことで、創造性を身につけてもらいたいと思っているからです。例えばある色を見て、生徒たちから「赤です」「青です」と異なる意見が出てもいいですし、さらにこれまでにない新しい色を感じてもいいのです。楽しんで英語を学びながら、創造する力を高めてもらえたら私はとても嬉しいです。

――授業中に生徒が「自由に発想できる」「楽しめる」ことを重視していらっしゃるのですね。
マイケル先生 楽しく学ぶといっても、時には厳しいことを言わなければならないケースもあります。そこで大切なのは生徒と教師の間に信頼関係があることです。そのためには、お互いに信じあえる環境を作ることが必要です。教師の言っている内容が理解できない、または何となく疑問が残る場合でも、生徒が「先生が言っているんだから一度やってみよう」と思ってくれる関係を作っていくことですね。そんな関係を作るためには、とにかく子供を信じることが大切です。そしてどの生徒に対しても尊敬の念をもって接すること。この2つを行っていけば、子供たちは自然と心を開いてくれると思います。
――入学後、生徒たちはどのように伸びていくのでしょうか。
サマー先生 例えば入学当初は受け身で、「先生、どうしたらいいですか」と私に聞いてきた生徒たちが、中2になると能動的に実験に参加し、発言するようになります。自分たちから授業に入ってくるようになるのです。さらに「こうしたらもっとよくなるのでは?」と、生徒たちから授業や実験に対して提案してくれるようにもなってきています。こういった良い影響は、イマージョン授業によって起こっていると思います。
――これから生徒たちをさらに伸ばしていくために、考えていらっしゃることはありますか。
マイケル先生 世の中が絶えず変化していますから、その変化に応じて子供たちが要求されること、期待されることが変わってくると思います。時代の流れを意識しながら、これから必要になる力を伸ばしてあげたいですね。

SGZコースの「今」と「これから」
グローバル教育推進室 升元 俊明先生
SGZコースの特長とこの1年の成果
SGZコースでは、単に海外を志向するのではなく「禅」をはじめとする日本の文化を大切にしながら、グローバルな部分を追及して生徒を育てていきたいという想いがあります。
これまでの日本人は、海外に出ると控えめになりがちだったのではないかと思うのですが、SGZコースの生徒たちは非常に活発で、未知の物事に対してほとんど物怖じしません。授業中にわからないことがあればどんどん手を挙げて質問しますし、ビデオ教材を視聴する時にも意見や感想をしっかり言います。だから授業中は活気があります。
もちろん活気を通り越して騒いだり、ふざけたりしたら注意しなければいけませんが、目を輝かせて話す姿を見ていると、様々な物事に対し積極的に取り組もうとするパワーを感じます。そこがSGZコースならではの特長だと思います。
英語力は当初、私たちが予想していた以上の成果を上げています。着実に力をつけていく生徒たちの姿を見ていると、本校がやってきたことは間違いではなかったと実感しますね。

禅の精神に触れる「摂心会」の様子
禅の精神に触れる「摂心会」の様子
校内のボードに、生徒たちのイベントレポートや理科の授業の製作物などを展示。
これらも全て英語で書かれている。
校内のボードに、生徒たちのイベントレポートや理科の授業の製作物などを展示。
これらも全て英語で書かれている。
これから創り上げていきたいもの
コース開設からまだ1年ですので、まずは現在行っている取り組みをきっちりやり遂げたいですね。将来的に海外の大学進学を目標にしている生徒はもちろんいますが、まだ中学生なので、今は授業を楽しんでもらうことが先かなと考えています。
本校の特徴の1つに、伝統を重んじながら新しいものをどんどん取り入れていくということがあるので、様々な変化に応じて最先端の教育を取り入れていきたい思いもあります。しかしその際にも、禅の精神に代表される根幹は変わらずにきちんともった上で、いろいろ積み重ねていきたいと思っています。

 

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