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体で感じて、自分から発する。大阪女学院の英語教育


ミッションスクールとしてのキリスト教教育と共に、将来へとつながる実践的な英語教育に力を入れていることで名高い大阪女学院中学校・高等学校。「異文化理解」などの授業を通して、コミュニケーションツールとして活用できる柔軟な英語力を育成しようとする独自の英語教育に、生徒たちはどのように取り組み、理解し、学力を伸ばしているでしょうか。英語科主任の先生、中学3年生と英語科の高校3年生の生徒を取材しました。

実用的な英語教育で
自分から話す力がついた

大阪女学院の英語教育について、生徒の皆さんの感想や印象、自身の成長について教えてください。

【Yさん】私は高校から大阪女学院に入学したのですが、説明がわかりやすく、すぐに理解できます。難しい文法の説明も、例文をたくさん出して、いろんな形式の問題から説明してくれるので、すごくわかりやすいんです。他にも時事問題について取り上げることが多いので、国際社会にも目を向けられるようになりました。

英語で時事問題が取り上げられるのですか。

【Yさん】そうです。LLという授業(コンピュータなどの機器を使って英語を学ぶ授業)があって、ディベートの練習をしたり、英字新聞を読んだりします。他にも、洋画を見たりして、生の英語を聞く機会がたくさんあります。やっぱり中学を卒業するまでは、英語をしゃべらされている感覚で、ただの学問としての英語だったと思うのですが、女学院で実用的な英語を学ぶことで自分から話す力がすごくついたと思います。

Wさんはどうですか。

【Wさん】私は中学から女学院に通っていますが、英語の時間は本当に多く、高校だと多い日は1日4時間もあるんです。でも、文法とか長文読解といった受験英語の授業だけではなく、たくさんいらっしゃるネイティブの先生の生きた英語に触れることができ、LLの授業では自分の意見を日本語だけでなく英語で伝える実践的な授業がたくさんあって、様々な角度から英語を学べています。

Wさんが、英語科に進んだ理由というのは?

【Wさん】中学に入って英語を学んで面白いなと思ったこともあるし、家でも親がNHKの「基礎英語」を聞かせてくれて英語に触れる機会がたくさんあったので、もっと英語を学びたいと思って進みました。毎日英語漬けになるので、英語が嫌になることがある人もいるみたいですが、私は英字新聞や洋画に触れながら楽しく英語を学んでいます。ただ、数学が嫌だから英語科にしようとか、生半可な気持ちで入るとしんどくなる人もいるとは思います。

恥ずかしがらずに
英語を使えるようになった

では、中学生2人の感想や印象、自身の成長について教えてください。

【Mさん】英語の授業は、文法プリントを配られ、それを元に授業があるんですが、例文も英作も多くあって、授業をきちんと聞いていたら理解できるようになっています。授業が詳しくてわかりやすいんです。英検のことや自分で勉強したことでわからないことを質問に行っても詳しく教えてくれて、先生の熱意を感じます。

「アクティブ・コミュニケーション(AC)」の授業の印象は?

【Mさん】中2まではネイティブの先生と日本人の先生が一緒でしたが、中3になってネイティブの先生だけになりました。説明もすべて英語ですが、何となく何を言っているかは理解できるし、先生の発音を聞いて参考にするときもあります。あと、日本ではこう言ってもいいけど、外国ではそういう表現は用いないほうがいいとか、実用的なことも教えてもらえます。

自身の英語力の成長は感じますか?

【Mさん】感じます。小学校6年生のときは不安でしたが、中学に入って自然に単語もスペルも文法もわかるようになって、やっぱり楽しいです。

【Sさん】 入学当初は文法が多かったので難しいなと思っていたのですが、先生がわかるまで何回も説明してくれて、どんどん理解でき、自分でもすぐに英文を作れるようになりました。発音も丁寧に教えてもらったので、自分が今までわからなかった発音が3年間でわかるようになってきました。中3になるとACの質問も英語で考えるんです。最初は「間違えたらどうしよう」と不安でしたが、3年間ACをやってきて「間違ってもいいから何か言葉を発しよう」という気持ちがついてきたので、自分が英語で発言することに抵抗がなくなりました。

中学から女学院のWさんは、何年もACの授業を受けたと思いますが、ACの良さはどんなところに感じましたか。

【Wさん】自分から英語をしゃべろうと、積極的になれたのはこの授業のおかげです。日本では言わなくてもわかってくれるだろうという考え方があると思うのですが、文化が違うので外国の方にはその考えが通用しないんです。発音が間違っていても、文法がちょっと違っていても、自分で伝えようという意志があればネイティブの先生はきちんと話を聞いてくださるので、恥ずかしがらずに英語を使えるようになったと思います。

学校行事は
英語を使う機会

今日行われた「英語礼拝」も実践的な英語力をつけてくれる機会ですか。

【Yさん】そうですね。やっぱり女学院の英語の授業は中学から繋がっていて、みんな英語力が高いから、私は最初焦っていたんです。礼拝自体も高校に入って初めて経験したのですが、高1のときの「英語礼拝」でスピーチをする機会があったので、思い切って挑戦してみました。先生にサポートしてもらいながら、B5の紙にびっしり書くぐらいの英作文を何とか作り上げてそれを読むのは大変でしたが、結果的に英作力が上がって自分でもびっくりしました。高1のことがとても心に残っていたので高2でももう一度挑戦したのですが、そのときはだいぶん緊張もとれて、読むだけではなく自分の言葉で話せました。

他にも印象的なイベントはありますか。

【Wさん】高1の「英語キャンプ」は、日本語を使わず英語だけで2日間生活をするので、恥ずかしがっていられなくて、自分から英語を話すという気持ちにはさせられました。いろんな講座があって、他国の文化や異文化理解につながる面もありました。

【Yさん】高2の「マルチカルチャーデー」という校内行事も、1日中英語で異文化を学んでいきます。教室がブースのようになっていて、ALT(AssistantLanguageTeacher=外国語指導助手)の先生がイギリス、スペイン、フランスなどいろんな国の文化についてセミナーを開講してくれるのですが、異文化に興味を持てることがたくさんありました。

中学生の行事としては、「英語暗唱大会」がありますね。

【Sさん】はい。中1のときはすごく緊張しましたが、ACの授業を受けていたのでハキハキ言えたと思います。

【Mさん】中2のときの暗誦大会の文章がすごく長かったんです。でも意外に大変ではなくて、使われている文法も今まで使ったものが入っているから、覚えやすくて全文言えました。

「海外夏期英語研修」に参加された経験はありますか。

【Yさん】私は高1の夏にニュージーランドのハミルトンで研修をしてきました。授業のほかにも現地の先生とお話する機会があったり、自分の英作文を本場の人がチェックしてくれたりして、力がぐんぐんとつくような手応えがあり、充実した体験でした。

勉強をするにつれて
どんどん伸びていく平均点

高校の英語科では、到達度をはかる意味で「TOEIC」や「GTEC for STUDENTS(中・高生対象のスコア型英語テスト)」を受けられているんですね。

【Yさん】ほぼ毎学期に普段の英語の力を試す「GTEC for STUDENTS」があるのですが、1年生からの成績が蓄積されて推移がわかるようになっているんです。それを見ると、勉強をするにつれて平均点がどんどん伸びていって、みんなの学力の上がり方が正直恐いぐらいです(笑)。

【Wさん】1年で120点ぐらいアップするんですよ(笑)。年度を重ねるごとに英語力が伸びていることが数字ではっきりとわかるんです。

【Yさん】みんながだいたい同じレベルだから競り合いで、ちょっと勉強すれば上に行けるし、ちょっとサボるとドンと下がってしまいます。今の自分の英語の実力を測るいい機会になっていますね。

競り合うということは、普段の努力が大切になると思いますが、心がけていることはありますか。

【Yさん】高1から高2にかけて単語テストが定期的にあるのですが、その単語テストを一生懸命やれば語彙力がすごく伸びます。あとは普段の授業をしっかりと聞いて、わからないことは辞書で調べ、先生に聞くようにしています。先生に質問するのはタダだし(笑)、フレンドリーで個性的な先生が多く、いろんな先生がいろんな教え方で教えてくださいますから、塾に行く以外にも勉強が伸びる方法があるなと思います。

【Wさん】私も普段から1、2年の単語テストは大事にしていました。あと、短い通学時間でも単語帳を見るように心がけています。

単語テストはなぜ大事なのですか。

【Wさん】英文を読むうえで、もちろん文法も大事なのですが、単語を覚えていないと話にならないんです。あとは授業をしっかりと聞いていたら基礎力が身につくから、塾に行かなくても英語力は伸びると思います。

中学生は英検を受験するほか、中3から教科書以外の長文を読む英語演習が行われているとのことですが。

【Sさん】英検にも長文が出ますが、英語演習では長文問題の解き方のポイントや注意点を教えてもらえるので、長文の問題がすぐ解けるようになりました。

【Mさん】英語演習を習う前は、普段の宿題に出される長文も難しくて、なかなか正解できなかったんです。でも、注意するところがわかると読むことが楽しくなるし、長文問題が出たときもひるまずに解けるようになりました。

段階を追って英語力を鍛えられているわけですね。英語は楽しいですか?

【Mさん・Sさん】はい!

具体的にどんな楽しさがありますか。

【Sさん】普通の英語の授業でも、洋楽を聴いてみんなで歌ったりするんです。ワン・ダイレクションとかブルーノ・マーズの曲を歌ったりします。

【Mさん】ACの授業ではコミュニケーションをとって楽しみながら英語を学んでいます。ディズニー映画の「アラジン」や「マダガスカル」などを日本語字幕付きの英語版で見ることもありますが、「今、こう言った!」と聞き取れる部分があるとすごくうれしいんです。

【Wさん】高校でも中学と同じように洋画を見たりして、楽しく勉強できます。例えば「ナイトミュージアム」や「ノッティングヒルの恋人」など、たくさんの映画を見てきました。

【Yさん】中学を卒業するまで、外国人の先生というとちょっと抵抗がありましたが、女学院に来たらフレンドリーで明るく楽しく授業をしてくれる先生がいっぱいいて、いつの間にか抵抗がなくなっていました。

世界に目を向けられるようになった
6年間の英語教育

高3の2人は、将来をどのように考えていますか。

【Yさん】私は今のところ、英語の先生になることを視野に入れています。最近は国際化が進んでいるし、日本語しか使わないという世の中ではなくなっていると思うんです。その意味で、どうしたらもっと英語を学びたいと思えるか、世界に目を向けられるのかを考えながら、子どもに英語を教えたいなと思っています。そのためには英語を基盤にしていろんな分野に手を伸ばして、知識を身につけて、経験も積んでいきたいなと思っています。

【Wさん】私は、まだ漠然としていますが、国際社会で英語を使って働けるようになりたいなと思っています。やはり女学院での6年間の影響が大きく、国際社会に目を向けるようになったし、ネイティブの先生とコミュニケーションをとることで、自分の視野を世界に広げていきたいと思うようになりました。

では最後に、女学院の英語教育に興味を持っているココロコミュ読者にメッセージをお願いします。

【Yさん】女学院の英語教育は、生の英語に触れたり、おもしろく授業をしてもらったり、専門的なことまで学べたり、幅の広い授業を展開してくれて、質と信頼度の高さが保障されています。

【Wさん】女学院は英語をちょっとでも学びたいなと思う人を拒みません。ちょっとでも興味があれば様々な角度から英語に触れることができるので、ぜひ女学院に来て英語を学んでください。今、小学生で英語に不安を感じている人でも大丈夫です。大事なのは入学してからだと思います。

【Sさん】女学院の英語教育には、授業を聞いて頭に入れるだけではなくて、体で英語を感じられて自分から発していく環境があります。授業をちゃんと受けていたら自然と英語が身につきます。

【Mさん】自分がまじめに勉強していたら絶対に実力がつきます。わからないところがあっても先生は自分のことのように一生懸命教えてくれるし、楽しく勉強できるようになっています。私は英語教育にひかれて女学院に入ったわけではありませんが、英語もすごく好きになれたし、ぜひ入ってきてほしいです。

<a href=http://cocorocom.com/labo/school/36.php>大阪女学院中学校</a>
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