TOP » イベントレポート » 三田学園中学校 「特別文化講演会『夢を持ち続けよう!』~ノーベル化学賞 根岸英一博士を迎えて」

卒業生の講演会や企業人を招いての進路講演会など、多彩な行事を通して、生徒たちに将来の目標を見つけ進んでいくきっかけを与える取り組みを積極的に行っている三田学園中学校・高等学校。今回は、ノーベル化学賞受賞された化学者である根岸英一博士を同校のKODERAHALLに招き、「夢を持ち続けよう!」と題した特別文化講演会を行った。

2010年に「有機合成におけるパラジウム触媒を用いたクロスカップリング」で、リチャード・ヘック氏、鈴木章氏と共にノーベル化学賞を受賞された根岸英一博士。限定的だった有機化合物の合成を可能にする方法は、医薬品、農薬、プラスチック、液晶など様々な分野で不可欠な技術となっているが、それは世界に目を向けて目標達成のために邁進してきた博士の努力の証といえる。

最初にあいさつで壇上に立った裏井校長が、そんな根岸博士の経歴を紹介すると、手にしていた資料を見返す生徒たちが少し緊張したようにも見えた。また裏井校長は、「日本の化学の祖」といわれる化学者、川本幸民(三田藩出身)が育った三田の地で、ノーベル化学賞を受賞された根岸博士の講演会が開催できる喜びを語り、「先生のお話をうかがって心の中に素晴らしい化学反応を起こし、具体的な夢を描いてほしい」と生徒たちに熱くメッセージ。それを受け継ぐ形で根岸博士がにこやかに講演を始められた。

自身の研究についての説明、ノーベル賞受賞までの長い経緯などを、時折化学のおもしろさを挟み込みながら話される根岸博士。有機化合物結合の研究についての説明は少し難解な部分もあったが、信念を持って突き進むことの素晴らしさ、地道な努力が実を結んでノーベル賞につながったということを、本人が目の前で語ってくれるという貴重な経験に生徒たちも楽しそうだ。
「50年以上化学をやっているが、これ以上素晴らしい職業はない。仕事と趣味が一緒になった高級な遊び。もうすぐ80歳だがまだまだやりたいと思っている」。「上へ上へを楽しめる人が頂点へいける」といった数々の言葉はとても印象的で、自信に満ちた強い言葉は、生徒たちの心に化学反応を起こしたに違いなかった。

最後は、生徒からの質問や中学生徒会会長の坂元俊介くんによるあいさつで締めくくられた特別文化講演会。世界に名高いノーベル賞受賞に至る取り組みは並大抵のものではないが、信じた道を一歩一歩進んでいくこと、夢を持ち続けることが大事なんだということが伝わる講演会だった。

三田学園生たちが、この体験をどのような形に反応させ、活かしていくかが楽しみだ。

校長先生のあいさつで開演。
スライド画面を指し示しながら化学の魅力を説かれる根岸博士。
食い入るように講演を聞く生徒たち。
夢を持ち続けることを熱くメッセージ。
生徒からの質問に答えられる根岸博士。
三田学園中学校・高等学校 ホームページ ホームページ
三田学園中学校・高等学校 ホームページ
http://www.sandagakuen.ed.jp/
<a href=http://cocorocom.com/labo/school/110.php>三田学園中学校</a>
スペシャルコンテンツ
お問い合わせ
Copyright(C) cocorocom. All Rights Reserved

PAGE TOP