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職業体験で「仕事」「職業」を知ろう!

UPDATE:2015年10月05日

大阪青凌中学校では、中学1・2年時に「職業体験」を行っています。体験場所は、同校の最寄り駅のJR高槻駅と阪急高槻市駅周辺にある飲食店、映画館、書店、スーパー、金融機関、各種店舗(青果店、花屋、豆腐店、お惣菜店、ドラッグストアなど)19か所と多岐にわたり、「職場でのマナーや勤労の大切さを学ぶ」「職場で働く人々と直に接することにより、勤労観・職業観を学ぶ」という目的意識を持って生徒たちは「働く」ことに挑みます。
生徒たちの生きる力を鍛える同校らしい有意義な取り組み「職業体験」の数ヶ所に、ココロコミュも同行。現場を体験することで生徒たちが「働く」ことの意味を実感しながら「仕事」「職業」への意識を変化させていく姿を取材しました。

朝はあいさつの練習からスタート!

JR高槻駅前のアクト・アモーレ内にあるアル・プラザ高槻さんは、地元の人たちが多く利用する幅広い品揃えのスーパーマーケット。そこで、大阪青凌中2年生の9名が「食品売り場チーム」「日用品売り場チーム」「青果チーム」「加工食チーム」などに分かれて職業体験をさせてもらっていた。まずは担当の安達さんからあいさつやお客様の案内の仕方のレクチャーがあり、それらを全員で練習してから業務がスタート。本日は職業体験2日目で、前日の反省点や失敗を繰り返さない大切さも指導され、生徒たちは少し緊張気味。

慣れなくても、任せてもらった仕事に一生懸命!

売り場に出ると商品の品出し、前出し作業(棚の空いた箇所に商品を出す)を行っていく。野菜売り場の裏の作業室では、白衣を着て野菜を計ったり仕分けたりする仕事を任せてもらった生徒もいた。周囲にいる店のスタッフさんから、指導を受けている姿も目に付いた。立ち通しということで体力的にも厳しそうだったが、慣れない手つきや体勢ながらも生徒たちの一生懸命な様子が印象的だった。

生徒コメント

いつも買うだけのスーパー。
商品を並べる、覚えるって大変だ!

松本くん
普段できない体験ができて、ちょっとしんどいけど楽しいです。仕事になると、商品の場所をすべて覚えておく必要があるし、案内やレジでの袋詰めではお客様を待たせないように注意しなくてはいけません。作業だけでなく、気を遣わなくてはいけないことがいろいろあって、仕事の大変さを実感しました。
藤原くん
いつもは並んでいる商品を買うだけですが、いざ並べるとなると、落としそうになったりして大変です。袋詰めも大きいものを素早く入れることが難しく、入れる順番を間違えると袋の中が汚くなってしまうことを知りました。一番感じたことは、仕事になるといかに時間を短縮して、でもていねいにできるかを考えながら進める必要があるということです。
伊東くん
最初は重い商品もあり、品出しが大変で、仕事の大変さを感じました。徐々に慣れ、工夫することも覚え、お客様への案内もできるようになってきたと思います。2日目は、もっとお客様とコミュニケーションが取れるように頑張りたいです。
神園くん
僕の仕事は、トマトのグラムを計ってケースに入れることです。最初は難しかったですが、1日続けると感覚がつかめ、手でつかむと重さが大体わかるようになってきて、ちょっと嬉しいです。大変なことはずっと立っているので足が痛くなってくることですね。仕事場でも先輩後輩があって、僕も周りの皆さんに教えてもらって頑張れていますし、上下関係もきっちりとしないといけないなと思いました。

体験先からのメッセージ

挨拶の大切さを学んでほしい

アル・プラザ高槻さん
青凌生はおとなしい印象ですね。感想文をいただくと、「きれいなスーパーに地味でしんどい裏側の仕事があることを初めて知った」とよく書かれていますから、仕事の大変さはわかってもらえているのかなと思いますね。職業体験はたった2日間ですが、「挨拶をきちんとしよう」とばかり言っていますので、その大切さだけでも学んで帰ってもらえたら嬉しいです。やはり大学に行かれても、就職されても、挨拶できない人はやっていけないと思いますし、そういう人間としての基本的な部分を身につけていただけたらと思います。

靴の採寸・修理・販売の現場を間近で体験!

アクト・アモーレの一角にある老舗のオーモチ靴店さんは、現在仮店舗で営業中。既製品を販売するだけでなく、シューフィッターとして足や靴の悩みを解消するためのアドバイスや提案をしてくれたり、修理にも対応してくれたりする貴重な店だ。そこで職業体験できたのは、青凌中2年生1名で、人数が少ないぶんお店の方と交流を深め、靴への興味関心も高まったよう。靴修理を手際良く行う店長さんを憧れの目で見ている様子が微笑ましかった。

生徒コメント

いつも使う靴の大切さを実感!

天野くん
昨日は店頭の靴を出し入れしたり、靴のインソールを切ったりさせてもらいました。靴がいっぱいあるので、1足ずつ拭いて掃除することは大変ですが、仕事は楽しかったです。僕がこのお店を希望したのは、サッカーで靴をよく使うし、靴を作る人になりたいと思っているからです。靴店で職業体験させてもらったことで、いつも使う靴の大切さを実感しました。今日は修理を手伝わせてもらえるそうなので頑張りたいです。

体験先からのメッセージ

できる限りいろんな体験をしてもらいたい

オーモチ靴店 大持賢二さん
彼らは今中学生で、育てられる立場与えられる立場ですが、「働く」ことを体験して、ご両親が苦労して自分を育ててくれているんだということを感じてくれたらいいですね。その意味で、「働く」ことの一端を体験できる「職業体験」は貴重ではないかと思います。うちの仕事は慣れも必要なのでお願いできる仕事は限られますが、できる限りいろんな体験をしてもらいたいなと考えました。今日は家にある靴を持ってきてもらって、修理を体験してもらおうと思っています。物への愛着とか修理して使えることを知ってほしいんです。また、うちは足を測って、責任もってフィッティングする方法を取っているので、そういう販売形式も見てほしいです。

お客様へのあいさつも案内も仕事!

高槻センター街にある夢おり本舗さんは、京都の岩田呉服店さんが展開されている現代的なテイストをプラスした和雑貨店。こちらの店頭では2人の大阪青凌中生(中2)が職業体験をさせてもらっていた。着物だけでなく、和の文化を感じる装飾品、日用品を取りそろえるお店は扱う商品が幅広く、制服を着ていてもお客様から次々に質問や相談がされる。レジへの案内、「いらっしゃいませ」のあいさつ、商品整理など、多くを求められながらも店内の活気ある雰囲気に馴染みながら、生徒たちは楽しそうに働いていた。

生徒コメント

経験しないとわからないことがいっぱい!

柴谷さん
着物を普段着ることはあまりないですが、着物について教えて下さり、初めて見ることも多くて楽しかったです。扇子もいろいろなものがあり、着物の柄も種類がたくさんあることに驚きました。ただ、着物のことを知らないので質問されても「少々お待ちくださいませ」としか言えなかったので、やっぱり仕事をするためには自分の仕事内容を詳しく知らないといけないんだなと感じました。
木内さん
店の方にサポートしていただいて、初めての職業体験が楽しくできました。普段、店に入ると挨拶も何気なくやっているように見えるのですが、私自身は「いらっしゃいませ」と言うことが最初は恥ずかしかったので、お店で働くというのはこういうことなんだと教えてもらえました。経験しないとわからないことでいっぱいでした。

体験先からのメッセージ

仕事の苦しみより楽しさを味わってもらえる1日に

夢おり本舗さん
せっかくの職業体験なので「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」とお客さんに直接声を出せるような環境と、お店の人と集団で仕事ができるという仕事の苦しみより楽しさを味わってもらえる1日になってくれたらと思っています。夢おり本舗は、地域でたくさんの人に必要とされることを目指す店で、お客さんも店の雰囲気を見ていらっしゃるから、まずは「いらっしゃいませ」と声を出してみようと言いました。職業体験は2日間ですが、日頃の学校生活とは違う体験をしてもらえたらいいなと思いますね。2人は、はきはきとされていて、私たちは刺激を受け、新鮮な気分にさせてもらっています。
<a href=http://cocorocom.com/labo/school/152.php>大阪青凌中学校</a>
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