TOP » イベントレポート » 小椋久美子さんを迎えて 総合学習「夢、実現へのメッセージ」

関西大倉中学校がキャリア教育の一環として行っている中学総合学習の取り組み。
2011年度からは、各界で活躍する著名人を招き、生徒がより「共感」でき「夢」というテーマを考えるきっかけを与えることを目的として、「夢、実現へのメッセージ」と題した講演会が開催されている。

今回は、2008年に行われた北京オリンピックに女子バドミントン日本代表として出場した小椋 久美子さんが来校。夢に向かって突き進んできたスポーツウーマンならではの体験や想いを語られ、生徒たちが共感できる有意義な時間が生み出されていた。

夢や希望に向かう過程が自分の財産になり、自信になる

パフォーマンスを披露するためにジャージ姿で壇上に登場した小椋さん。やさしい笑顔を見せ、生徒たちの緊張はそれだけで和らいだようだ。
今回は、事前に生徒から質問を集め、司会の中阪先生がそれらを盛り込みながら小椋さんに問いかけていく形式で、まずは子どもの頃から話がスタート。
8歳のときに地域のクラブで楽しく始めたバドミントン。中学生になると練習も厳しくなり、つらさや苦しさはあったが、「全国大会で結果を残したい」という目標があり、バドミントンをやめたいと思ったことは一度もなかったと言い切られた。
高校は出身地の三重を離れ、大阪の四天王寺高校へ進学。毎日休みなく最低でも5時間の練習は、まさにバドミントン漬けの日々だったが、自分自身で選択して進学したこと、「バドミントンの選手になる」という夢を支えに頑張り続けてきたことが、生徒たちにもしっかりと伝わっただろう。
また、全日本大会5連覇を果たし、北京オリンピック日本代表にもなった潮田玲子さんとのダブルスペア「オグシオ」についても、様々なエピソードが語られた。中でも「試合で負けたとき、潮田さんのせいにしてしまうことはないのか?」という生徒からの質問に対しての「パートナー(潮田さん)の調子が悪い時は、自分が何かできたはずだと思う。負けたとしてもそれはパートナーのせいではなく、何もできなかった自分のせい」という考え方には、納得させられた生徒が多かったのではないだろうか?
途中、ステージ上に簡易のネットが立てられるとユニホームを着用した山地先生が静かな闘志を漂わせながら登場。心地よいシャトルの音が響き、小椋さんとのラリーを行う。さらにスマッシュやドロップなどの華麗な技が披露されて、生徒からは大きな歓声があがった。

その後、生徒から「反抗期は何をしたか?」「スマッシュはどうやったらうまく打てるか?」という質問から、「ラリーをしてほしい」という希望までが飛び出し、会場は大いに盛り上がった。
最後に、小椋さんから「夢があるからこそ苦しいことから逃げずに頑張れる。夢は必ず叶うわけではないが、夢や希望に向かう過程が自分の財産になり、自信になるから、夢を大切に頑張ってほしい」という熱いメッセージが贈られ、講演会は終了した。

短い時間ではあったが、自分たちと同じような年代からバドミントンに打ち込み、日本代表としてのプレッシャーを背負いながらオリンピックに出場した小椋さんのリアルな経験と言葉は、生徒たちの胸に強く響いたのではないだろうか。
小椋さんが話された夢を持つ大切さや、つらさを乗り越えるための心構えは、生徒たちが夢を考えるきっかけとなり、今後に大きく作用するに違いない。
元女子バドミントン選手。2008年、潮田玲子選手とのダブルス「オグシオ」コンビで北京オリンピックに出場し、5位に入賞。同年、オールジャパン(全日本総合バドミントン選手権)において5連覇を達成した。
2010年に現役を引退。現在はスポーツインストラクターとして活躍中。
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