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先生に聞こう 大谷中学校・高等学校 数学科教諭
<メイガン先生>デザイナーから英語教師に
メイガン先生

メイガン先生はどちらのご出身ですか?

メイガン先生 オーストラリアのシドニー出身です。
オーストラリアでも教師をされていたのですか?
メイガン先生 いえ。オーストラリアでは美術館や展示会関係のグラフィックデザイナーとして、ポスターやディスプレイのデザインなどをしていたのですが、5年ほど前に夫が日本の企業に勤めることになり、私も来日しました。
日本の印象はいかがでしたか?
メイガン先生 オーストラリアとは全然違う国だと思いました。オーストラリアも200~300年の歴史がありますが、日本にはもっと長い歴史があって、都市部でも郊外でも、古いものと新しいものが混在している印象です。また、親しみやすくて優しい人がとても多い国だと思いました。また、私はアクセサリーを作るのが趣味なのですが、日本には東急ハンズやロフトといった大きなクラフトショップがたくさんあるのも嬉しいです。日本の和紙を使って作品を作ったりもするんですよ。
なるほど。そんな日本で、英語教師になったのはなぜですか?
メイガン先生 日本語が不自由でも、英語を教えることであれば出来ると思ったことと、何より、日本をよく知るきっかけになると思って教師になりました。
実際に教師になられていかがでしたか?
メイガン先生 とてもよかったと思っています。毎日生徒と同じ空間で働けるのは、とても楽しいですし、やりがいも感じています。
メイガン先生
日本の生徒にはどういう印象をお持ちでしょうか?
メイガン先生 私は大谷中学校の生徒しか教えたことはありませんが、彼女たちはとてもlovelyです。それにとてもオープンな性格ですし、何事にも一生懸命に取り組んでいます。
<メイガン先生>「自分自身であること」
メイガン先生
現在は何年生を担当されているのですか?
メイガン先生 中1から中3までの英会話をメインに指導しています。
生徒たちは英語が上手ですか?
メイガン先生 はい。とても積極的に取り組んでくれていると思います。彼女たちにとって、私のような外国人と話すという機会は将来とても役立つと思うんです。留学や就職だけでなく、友達を作る上でも、今のうちに外国人と接して、会話をするという経験はとても大切ですね。
英会話をご指導される上で、どういった点を重視されていますか?
メイガン先生 「自分自身であること」、つまり自分の考えを持ち、発言することこそが最も大切だと思います。そのために生徒がミスを恐れず、英語の勉強を前向きに頑張れる環境を用意してあげることを意識しています。
難しいと感じられていることはありますか?
メイガン先生 生徒たちには、英会話をなるべく楽しんでほしいのですが、同時に学校の勉強でもありますので、きちんと真面目に取り組まなくてはなりません。そのバランスが難しいと感じたことはありましたが、今ではなるべくリラックスして授業に臨むように心がけています。
授業以外でも生徒と英語で会話されることはあるのですか?
メイガン先生 はい。授業時間以外でも、校内で会えば気軽に会話しますし、昨年は 「イングリッシュランチ」という取り組みを週に一度開催して、何人かの生徒とお弁当を食べながら、英会話を楽しんでいたこともあります。
これまでの大谷での教師生活の中で、印象深かったことは何ですか?
メイガン先生 大谷に赴任して、はじめて担当したのが当時の中学校2年生のクラスだったのですが、昨年彼女たちは高校を卒業しました。中学校2年生というまだ子供の時期から高校3年生までをともに過ごした彼女たちが、卒業して大人になる大切な瞬間に立ち会えたことは、今でもとても印象に残っています。
<吉田先生> 音楽家から海外での幅広いキャリア
吉田先生
先生は大谷の卒業生でいらっしゃるんですね。
吉田先生 はい。英語も好きだったのですが、音楽をやっていたこともあり、今学校放送で使われる朝礼・終礼の音楽は、私が演奏して録音したものがまだ使われているんです。
小さい頃から英語と音楽を勉強されていたんですか?
吉田先生 音楽は小さいころから家庭で厳しく教えられて育ったのですが、5歳ぐらいの時に、親戚のお姉さんが、外国の方がたくさん住んでいるアパートによく連れて行ってくれたんです。そのアパートにいらっしゃったオーストラリアの方たちは、子供の私のたどたどしい英語でも、話し終えるまでじっくり待ってくださったんです。そこではじめて英語に出会い、英語が大好きになりました。
英語を学ぶには素晴らしい環境ですね。
吉田先生 はい。他にも、よく遊びに行く親戚宅のお隣がスウェーデンの方だったり、学校の同じクラスに韓国から来られたクラスメイトがいたり。偶然にも英語に囲まれた生活でした。いま思えばとても縁を感じますし、ありがたいですね。
卒業後も音楽をされていたんですか?
吉田先生 プロのピアノ・エレクトーンの演奏家と、音楽教室の講師をしていました。大阪を拠点に、コンサートやレッスン、コマーシャルフィルムの音楽制作と、色々な活動をしていました。英語も、翻訳などに興味はあったものの、音楽活動が忙しく、なかなかできていなかったのですが、夫のニューヨーク転勤をきっかけに、現地の学校に通ったり、幼稚園や小学校のお手伝いをさせて頂いて、英語の勉強を再開しました。その後は、アメリカと日本を行ったり来たりになりましたが、何かしらの形で英語やピアノなどを教える事には携わっていました。ニュージャージー滞在中には、現地の小学校で“Japanese Culture”というクラブ活動を担当させていただき、習字や折り紙、オニギリの作り方などを教えました。また、ボストン滞在中にハーバード大学サマーコースで学んだ勉強方法は、現在の大谷の授業にも活用しています。日本に帰国後は、軍事関係の国際的な会議などで通訳をしたり、DVDの日本語字幕を作ったり、また歌手の英語発音指導などもさせて頂きました。
<吉田先生> 英語はもっと楽しめるもの
吉田先生
まさにグローバルなキャリアをお持ちなんですね。
吉田先生 グローバルと言えるかはわかりませんが、私が海外で経験した様々なことを、母校の後輩達に伝えられることは、ご恩返しと言いますか、大きな喜びだと感じています。
現在のご担当は?
吉田先生 中1から中3までの英語科を担当しています。
中学校英語では、以前よりも発音や発話が重視されていますね。
吉田先生 はい。今年から中1のオールイングリッシュの授業を担当していますが、生徒には英語で話しかけるようにして、生徒にも私には英語で話しかけてもらうように働きかけています。少々発音が間違っていても、英語で話しかける姿勢を重視しています。
大切なことですね。
吉田先生 こういった姿勢は、学校だけでなく、社会全体で重視されていると思います。英語ができると、様々な国の人達と話したり、意見を交換することが出来ます。発音も、ネイティブスピーカーのように話せればベストですが、まずは自分の考えをしっかりと伝え、また相手の言っていることがきちんと理解できる、こういった基本的な事こそ大切だと思います。
英語の授業をされるうえで、重視されていることはなんですか?
吉田先生 生徒が楽しめるようにすることですね。他の教科も同じかもしれませんが、本来英語はもっともっと楽しめる科目だと思うんです。でも、残念ながらテストの成績だけにこだわってしまう生徒もいます。もちろん学校の教科なので面白おかしくやる、というわけにはいきませんが、メイガン先生も仰っていたように、生徒にはミスを恐れずに、英語を楽しんで、自分の意見をきちんと英語で言えるようになって、そこに喜びを感じて貰えれば嬉しいです。
なるほど。
吉田先生 3年程前に、あまり英語が好きそうではない生徒たちに、英語で「お話し会」をしようと声をかけたことがあるんです。すると、授業中はいつもうつむいていたある生徒が来てくれました。皆でケーキを食べながら、簡単な英語の本読みなどをしてみると、その生徒が「とても楽しかった」と、初めて笑顔を見せてくれたんです。
素晴らしいですね。
吉田先生 きっと彼女は、英語が嫌いだったのではなく、英語の楽しさを知らなかっただけだと思うんです。授業ではなくリラックスして英語に触れてみると、楽しさが伝わったようで、とても嬉しい出来事でした。
<メイガン先生&吉田先生>大谷生が広い世界で活躍するために
メイガン先生&吉田先生
お二人とも、海外でのキャリアをお持ちですが、海外で活躍するために大切なことは何ですか?
メイガン先生 新しい経験に対して、常にオープンな姿勢でいること、自分とは違う考えを受け入れることです。国や地域によって考え方が異なるのは当然で、その違いを学ぶことが大切です。
吉田先生 私も同感です。日本であれば「言わなくても通じる」という面があるかもしれませんが、海外ではそうはいきません。自分はこう思う、こうやりたい、ということをはっきりと言葉にすることが大切です。何かをやるためには1人では出来ません。だから仲間を集めたり、仲間に入れてもらったりする時には、言葉を使って自分を表現しなくてはいけません。
文化の違いに戸惑ったり、困ったことはありましたか?
メイガン先生 幸いなことに、私はとても良い人たちに囲まれているので、あまり困ったことはありません。オーストラリアと日本では文化的な違いがかなりあるのですが、とにかく日本は快適です(笑)。同僚の先生方もとてもフレンドリーで、学校もアットホーム、まさに「OHTANI FAMILY」といった感じですね。
吉田先生 アメリカには世界中から人が集まるのですが、戦争をしている国から来たり、家族を捨ててアメリカに来る人もいます。また、日本に対して良いイメージを持っている方ばかりでもありません。そういった様々な人達と接した経験を通して、自分がしたい事や自分の意見を、常に見失ってはいけないということを強く感じました。
メイガン先生&吉田先生
なるほど。海外で働くには、自己主張も大切だと言われていますが?
吉田先生 もちろんそうですが、自己主張をするということはワガママを言うこととは違います。自分がしたいこと、言いたいことを、まず自分自身がよく理解していれば、意見の違いがあった場合でも冷静に話し合って、解決する事が出来ると思います。
メイガン先生 私も他人の話を聞くことはとても大切だと思います。お互いが協力して、アイデアを共有すればベストを尽くすことが出来ると思います。
それではお二人の今後の目標を教えてください。
メイガン先生 将来的にオーストラリアに帰る時が来るとは思いますが、帰国後も教師を続けるかはまだ決めていません。だから帰国するまでは、一生懸命この仕事を続けたいと思います。生徒が将来、英語を通して様々な経験を積んだり、良い機会に恵まれるためにも、まずは生徒を勇気づけて、英語を楽しんでもらえるように頑張りたいです。
吉田先生 日本の英語教育の在り方は色々と変わってきていますが、大谷の生徒がもっと英語という「道具」を使いこなせるようになってほしいと思います。今見えているよりも、もっと広い世界や、大きな意味での幸せがあると思うのですが、生徒がそれを、英語を使いこなすことで見つけてくれるために、私たちも頑張りたいと思います。
ありがとうございました。
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