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先生に聞こう 園田学園中学校高等学校 教諭 角珠代先生
生まれて初めて全力で50メートル走を走ったら7秒3でした
先生になったきっかけを教えてください。
角先生 園田学園との縁というのが大きいと思います。
私は園田学園中学校・高等学校の卒業生で、大学時代の4年間をはぶくと12歳からずっとここで過ごしてきました。教員歴20年なので、合わせると26年間ここにいますからね。
先生は保健体育の先生だとお聞きしていますが、やはり、運動が得意だったのですか。運動クラブを思い切りやりたくて園田学園に入学したとか。
角先生 そうでもないんですよ。
小学生の時は体が弱くて、病院から学校に通っているような状態でした。
体育の授業も参加できませんでしたし、休み時間に外に出て遊ぶこともありませんでした。
公立中学校では体力的についていけないのではないかと親が心配して、園田学園中学校を受験しました。親は少人数で面倒見がいいという園田学園の噂を聞きつけて、私を受験させたようです。
では、運動は苦手だったわけですか。
角先生 あまり参加できなかったので、苦手かどうかもわかりませんでした。
中学校に入った頃にお医者様から運動の許可がおりて、中学校1年生の時、生まれて初めて全力で50メートル走を走ったら、7秒3でした。
凄い!!
角先生 運動神経を買われたのか、顧問の先生に勧誘されてバドミントン部に入部しました。それから中、高、大とバドミントンをやりました。
保健体育の先生になりたいという夢を持ち始めたのは何年生ぐらいですか。
角先生 はっきりと意識したのは高校2年生ですね。
バドミントンを通してスポーツの魅力を知ったことと、中学1年生から中学3年生まで、担任の先生が保健体育の女の先生だったことが影響していると思います。 ただ、自分の体のこともあるので、無理だろうなと半ば諦めてもいました。
不安要素がありながらも教員への道を決断したのはなぜですか?
角先生
角先生 中学校から全部の競技に参加できるようになって、色々やってみると、どれも結構できたんですよ。それが自信になったのかな。それと、友達から体育の先生になったらと言われたことがあって、その気になりました。
振り返ると園田学園中学校高等学校での学園生活は、どんな6年間でしたか?
角先生 友達を作ることができた6年間でした。
クラブやクラスで一生の友達がたくさんできました。
小学校の時は体が弱く、半分ぐらいしか学校に行けなかったので、勉強にもついていけず、友達もできませんでしたからね。それが園田学園へ来て、人と関わって、たくさん喧嘩もして、みんなが仲直りするまでいつまでもホームルームをするような校風で、本当に救われました。
自分ができないことを生徒と一緒に考え、生徒から教わる
その後、教育学科に進学されて、大学卒業後、母校に戻ってきたと。
こんな教師になりたいという想いはありましたか?
角先生 体育を好きになってもらいたいというのと、体を動かすことを通して人としての成長をしていってほしいという想いで教員生活に入ったのですが・・・不慣れなダンス部の顧問をすることになって、いきなり壁にぶつかりました。
バドミントン部の顧問にはなれなかったんですね。
角先生 バドミントン部にはもう顧問の先生がいらっしゃって、ダンス部の方は空きがでたので私が顧問になりました。球技をやってきた人間からするとダンスは未知の領域なんですよ。でも、そんなことを言っていられないので、大学の先生に質問に行ったり、ダンスの教室に通ったりしました。
同じ体育でも全然違いますもんね。
角先生
角先生 さらに新任で入った年の6月に体育祭のマスゲームを作れと言われて、高校2年生を相手にダンス経験がない私がダンスの指導をしました。これが一番きつかったです。
バドミントン部の顧問になられたのはいつ頃からですか。
角先生 園田学園の教員になって10年経ってからです。
ダンス部の顧問も一生懸命やっていたので、いまさら感はあったのですが、今振り返ってみると、10年間のダンス部顧問経験があってよかったと思っています。 一つは、自分ができないことを生徒と一緒に考え、生徒から教わるということを学びました。その姿勢があれば、どんな状況にも対応できるんですよね。わからなければ生徒から教わればいいわけですから。それと、ダンス部顧問時代に生徒と同じ視線で深くコミュニケーションを取ったおかげで、生徒の考えていることが予測できるようになったのも、今、とても役立っています。ダンス部の10年がなければ、バドミントン部を今の成績に導けてなかったはずです。
笑顔で達成できたかどうか
授業で大切にされていることはありますか。
角先生 笑顔で達成できたかどうかを大切にしています。
ダンスの授業にしても、バスケットボールをするにしても、保健の授業にしても、笑顔でできて達成感があるようにしたいと考えています。ダンスでも、バスケットボールでも下手な子はいます。でも、そんな生徒もその生徒のステージを笑顔で達成できたら、私の授業ができたかなと思えます。
私の授業という言葉が素敵ですね。
角先生
角先生 苦手でも、苦しいとはならずに、苦手な上でやれたことを褒め合える環境が大切なんです。
厳しくやっていくのですが、最後に何か作品ができたり、バスケットボールで点数が入ったりすれば、お互いを褒め合えるんですよね。
そういう雰囲気づくりを目指しています。
体育の授業は仲間外れにされている子がでたり、得意、不得意で雰囲気が悪くなりやすかったりするように思うのですが、どうですか。
角先生 そういったところを園田学園の生徒は受け入れるんですね。できない生徒をできる生徒が一生懸命教えて、声かけて、仲間外れにはしないですね。見ていて面白いです。ルールを勝手に変えてでも、よい雰囲気を作ろうとしてくれます。最近も生徒から、苦手な子もできるルールを提案されて驚きました。
園田学園の伝統なのかもしれないですね。
角先生 そうですね。
できる生徒ができない生徒を何とかしようと行動しているのはよく見かけます。
勉強もそうやっているようです。勉強ができる生徒は勉強のできない生徒に教え、体育のできる生徒は体育のできない生徒に教えるということを自然にやっているんです。
私が学生だった頃からそういう流れはありますね。
泣いてもできるようになるわけではないので、笑ってやりなさい
教員の難しさって何でしょうか。
角先生 考えたこともないですね。
私は自分が楽しいと思える事しかしません。そうでないと生徒も笑顔でついて来てくれないですから。
楽しくなくても、やらなくてはいけないこともあると思うのですが。
角先生 楽しむしかないですね。
例えば、担任をやっていると、英語や数学の小テストをしなくてはいけないんです。
正直、これは先生も生徒もあまり楽しくないのですが、楽しんでやろうと心がけてやっています。当然、数学が苦手な生徒なども出てきて悩みますが、楽しんでやろうと思っているので、できるまでトコトンまでみんなでやります。できなくて泣いても、できるようになるわけではないので、笑ってやりなさいと言っています。そういう楽しみ方です。
なるほど。
角先生
角先生 私は教えるのが得意なわけではないので、自分が楽しんでやっている姿を見せるという方法に行きつきました。
先生は説明もお上手だし、教えるのが上手いのではないかと感じるのですが。
角先生 いえいえ。
自分の理解を人に伝えるっていうのは、何年教員をやっていても、難しいです。
ただし、教えることは本当に楽しいし好きなんです。
園田学園の在校生の大半は、大人しいタイプの子ども達です。コツコツはできますが、花を開くタイミングがわからない生徒が大勢います。そんな生徒達と体育の授業をしたり、ダンスの練習をしたりすると、彼女達自身が自分を発見する瞬間があるんですよ。「あ、私、できるんだ」となるんですね。それを見るのが面白いんですよ。 教師の醍醐味でしょうね。
中学生は噛み合うとポンッと上のステージに上がる
授業以外で情熱を持って取り組まれていることは何ですか?
角先生 部活動と女性学です。
この二つは一見、繋がりがなさそうなのですが、繋がっています。
角先生
どういうところがですか。
角先生 例えば、本校の女性学は、茶道や華道などで精神統一を学びます。
体の中にお茶が入ってきたことを感じることで、精神を落ち着かせたりします。バドミントンの試合の前に、その瞬間を思い出してごらんというと、生徒達は落ち着くんですよ。こういう感覚は茶道もバドミントンも共有できるんですよ。
確かにそうですね。
落ち着きなさいというより、茶道の時の感覚を思い出しなさいと言った方が、効果的な気がします。
角先生 茶道ではどれぐらいの大きさにお菓子を切れば口に合うのかイメージしないといけないのですが、バドミントンでも同じなんですよ。どのぐらいの力を出せば、狙ったところにシャトルを運べるのか。コントロールの感覚は同じです。
確かにコントロールですね。
角先生 華道もつながります。花を生けるときに角度を作っていきますよね。自分が美と思うものと反対側から見た美というものは違います。バドミントンでもこちらの狙いと相手のとらえ方は意識するとプレーの幅が広がります。 生徒は全然関係なさそうなモノやコトのつながりに気がついた時、目がキラキラするんですよ。それが面白いんです。
そこでも教師の醍醐味を感じられるわけですね。
角先生 噛み合うとポンッと上のステージに上がるんですよ。
勉強もスポーツもできるようになってくる。何かスッキリするんでしょうね。
面白いですよ。中学生はとくにポンッと上がる瞬間があります。
そういう意味でも中学生の時に誰に出会い、どういう経験をするかで後々全然違ってくると思います。
色々な経験が結びついて、突然コツがわかるのかもしれませんね。
角先生 園田学園の仕組みを活用して、生徒にどれだけ色々な経験をさせてあげられるだろうと、それによってポンッと上のステージに上がるひらめきを何度作ってあげられるだろうと、今後もそれを意識していきたいです。
最後にココロコミュ読者にアドバイスをお願いします。
角先生 笑顔になるために園田学園に来てほしいです。
自分を変えたいという想いを持って、自分を変えるために新しい友達との出会いを求めに来てほしいです。
みんなで笑顔を作る学校生活が、園田学園なら送れます。
笑顔になれば、勉強もできるようになっていきます。
教員の努力や親との関係も大切ですが、何よりも大事なのは、隣の席の友達です。
一緒の空間を楽しんでくれる仲間がいるかいないかで子どもの成長は変わってきます。
園田学園に一生の友達を作りに来てください。
角先生
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