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SCC研修プログラム 生徒&先生インタビュー

UPDATE:2016年02月04日

新しい世界や人との触れ合いで人間的にも大きく成長

園田学園では中学3年時に、国際交流と異文化体験を目的とした「SCC研修プログラム」を実施しています。
今回は中学3年の生徒2名と国際交流室長で研修にも同行した杉江先生にその取り組みについて伺いました。
SCCプログラムとは SONODA CHRISTCHURCH CAMPUS
SCCとは「SONODA CHRISTCHURCH CAMPUS」の頭文字をとったもので、1993年に学校法人園田学園がニュージーランドにあるクライストチャーチ教育大学(現カンタベリー大学教育学部)と提携したことをきっかけに同大学内に開設された学生寮を指す。この寮を拠点とし、さまざまな国際交流やアクティビティを経験する研修プログラムの総称がSCCプログラム。現地の小学生に日本文化を紹介したり、姉妹校の中学生と一緒に授業を受けたりする他、現地ならではのさまざまな学びを経験する10日間の研修を行っている。
SCCプログラムとは

Photo Gallery ニュージーランド10日間研修

右)若林さん[中学3年] 左)向井さん[中学3年]

覚えたことを話すだけでは足りない!

ココロコミュ
SCCプログラムについてはいつ頃知りましたか。
向井さん
中学受験のタイミングです。もともと英語が好きで海外にも興味があったので、SCCプログラムで全員が海外研修に行けるということが、園田学園を受験する決め手になりました。
若林さん
私は同じ小学校の友人に教えてもらって知りました。幼稚園の頃から英語を習っていたのですが、海外に行ったことがなかったので、ぜひ行ってみたいと思いました。
ココロコミュ
ニュージーランドに行く前には具体的にどんなことを勉強するのですか。
杉江先生
中学3年生になると、毎週の総合的な学習の時間を使ってSCC研修に関連することを学んでいきます。
若林さん
現地で使うお金やコンセントの差口が違うことなど、基本的なところから教えてもらいました。ニュージーランドのお札は引っ張っても破れない特殊な素材であることも、その時初めて知りました。
向井さん
マオリの人々や文化についても学びました。また、向こうの小学生に書道や折り紙などの日本文化を紹介するのですが、英語で説明する練習としてロールプレイ
杉江先生
杉江先生
ングをしました。実際には小学生に質問されることもあるので、覚えたことを話すだけでは済まず、ジェスチャーや単語をつないで乗り切ったこともありました。
ココロコミュ
とっさに単語が出てくるのは凄いですね。なにか英単語量を増やすトレーニングをしていたのでしょうか。
杉江先生
1、2年時の朝礼でアメリカ人の先生と一緒に取り組んできたNHKの『基礎英語』や、毎週月曜日に行う英検対策テストなど、3年間の積み重ねが力になったのだと思います。

少人数クラスが積極性のカギ?!

ココロコミュ
現地では、小学生の他にどのような人たちと交流があるのですか。
杉江先生
現地の先生方や姉妹校の中学生が主ですが、買い物に行った先でお店の人や町の人との交流もありました。
向井さん
買い物といえば、ニュージーランドで人気のホーキーポーキーというフレーバーのアイスクリームが買いたくて、店員さんに尋ねたら、アイスクリーム以外にもホーキーポーキー味の商品があり、違うお菓子を紹介されてしまいました。説明を重ねてなんとかお目当ての商品にたどり着くことができました。現地の方も丁寧に教えてくれますし、フレンドリーに接してくれましたので、思っていたよりも話せたと思います。
向井さん
向井さん
ココロコミュ
皆さん物怖じせずに、コミュニケーションをとっているのですね。
杉江先生
クラスが30人弱という少人数であることが大きいです。人数が少ないので何もしないでいい生徒はなく、普段から何でも率先してする姿勢が身についているのだと思います。研修中にクラスとして挨拶をする時が何度かあるのですが、その代表挨拶を自分から買ってでる生徒がたくさんいました。
ココロコミュ
中学1、2年の経験が役立っていると感じることはありましたか。
若林さん
これまで学んできた女性学の授業は役立っていると感じました。国や文化は違っても、マナーに込められる想いは共通していると思います。基本的なことができるだけでも、海外に行った時に日本人としての振る舞いに自信が持てると思います。
向井さん
向こうの小学校では筆ペンを使って児童の名前をカタカナで書いてあげたのですが、書の作法を習っていてよかったと実感しました。せっかく日本の文化を紹介する機会があっても、自分たちが知らないことは教えることが出来ません。また、日本の文化を知らないと、文化の違いにも気付けないと思います。
若林さん
他には中学2年生の時の農村体験です。知らない方のお家に泊まったのですが、この時に学んだ積極的に話しかける姿勢は海外でも役立ったと思います。
ココロコミュ
現地で一番印象に残っている体験はなんですか。
向井さん
2011年のカンタベリー大地震で倒壊したクライストチャーチ大聖堂や、昔、イギリスからの入植者が馬を引いて歩いたというブライダルパスと呼ばれる山道に実際に足を運ぶことができたのは貴重な体験でした。
若林さん
現地の中学生とパートナーを組んで数学の授業を一緒に受けたことも印象に残っています。1時間目の後にティータイムがあるのも良かったですし、授業スタイルも日本とは違って自由な雰囲気があり、もっと受けたいと思いました。

もっと積極的に、どんどん挑戦したい

ココロコミュ
帰ってきて自分自身の変化を意識することはありますか。
向井さん
現地で仲良くなった子とSNSでメッセージを送り合うようになって、また行きたい、日常会話の勉強もしたい、と思うようになりました。英語に対しての意欲はもちろんですが、初めて寮生活を経験したことで日常生活を見直すきっかけになりました。家族からも「成長したね」と言ってもらえました。
若林さん
私も同じことを家族に言われました。親から離れて過ごす10日間を経験して、少しだけですが自立心がついたように思います。語学面では発音を意識するように
若林さん
若林さん
なり、日常会話や文化のこともこれからもっと勉強しようと思いました。
ココロコミュ
高校での目標を教えてください。
若林さん
勉強も頑張りながら、部活動や習い事など、自分が興味あることにどんどん挑戦していきたいと思います。
向井さん
私はもっと積極的になりたいと思います。若林さんと同じく、興味のあることに真剣に取り組みたいと思います。もともと料理がすごく好きなのですが、英語のレシピ本でお菓子作りに挑戦したいです。
ココロコミュ
今後のSCCプログラムの展開についてはどのようなことを考えられていますか。
杉江先生
中学では10日間のプログラムですが、高校生になると希望者対象の3週間プログラムを用意しています。7月の終わりから8月にかけて実施し、姉妹校での授業がメインになります。これに加え、2016年度からは高校生の希望者対象の6か月留学も企画しています。また、姉妹校の生徒からの留学生も受け入れ、こちらから行くだけでなく、日本にいながら国際交流ができるようにもしていきたいと考えています。
一般的には学びに行くイメージの強い海外研修プログラムですが、同校ではそれだけでなく、現地の小学生に折り紙や習字を教える体験が盛り込まれているのがユニークです。その際、積極的に自信を持って振舞えるのは、普段の学校生活における学びの姿勢や、内容によるところが大きいことがうかがえました。学習面以外でも様々な意識の変化や成長をもたらしたという話に、皆さんの今後の発展がますます楽しみになる取材でした。
<a href=http://cocorocom.com/labo/school/116.php>園田学園中学校</a>
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