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新コース「グローバル英語コース」インタビュー

UPDATE:2015年01月06日

ノートルダムで育てたマインドをもって世界へ出て行ける人を育てたい

2016年春、創立以来の歴史と伝統を受け継ぐ制服を一新。さらに英語の高い運用能力とコミュニケーション力を身につける新コース「グローバル英語コース」がスタートするノートルダム女学院中学高等学校。次代へ向かって活発な動きを見せる同校の決意や方針、育成を目指す生徒像について、校長の栗本嘉子先生とグローバル英語コース長の中村良平先生に話をうかがいました。
校長 栗本喜子先生 グローバル英語コース長 中村良平先生

英語を使って何をするのか、物事をどう考えていくのか

Q
【 ココロコミュ 】
制服の変更や新コース設定など、活発な動きの理由は何ですか。
A
【 栗本校長 】
伝統というものが本校を支えています。ですから、新しい時代を生きても古いものを全て脱ぎすてるのではなく、制服を変え、新しいコースを導入したり、いわゆる新しい取り組みをしていく中で、決して変わらないものをより際立たせていくという決意をしています。(2016年4月からの新しい制服はこちら
Q
【 ココロコミュ 】
大事にしてきたものとは?
A
【 栗本校長 】
最近は“グローバル”とよく聞きますが、私たちの学校では以前からグローバル教育を行ってきました。そして、ここでもう一度見直し、新たに始めてみよう思ったのです。本当にグローバル社会を考えるのであれば、もっとインクルーシブ(包括的)な世界を生きなければいけません。本校では今年、創立以来初めてフィリピンに行き、そこで様々なことを教わりました。世界にはどうしようもない貧困があり、その中で懸命に生きている人たちがいるという現実や、今まで足りなかった視野にも気付かされました。新設の「グローバル英語コース」では、生徒がそういう地域に行って学び、様々な国に生きる人々が幸せになれる世界をきちんと構築できる、リーダーシップのある人を育てたいと思っています。
Q
【 ココロコミュ 】
その「グローバル英語コース」では、どのような力が身につきますか。
A
【 中村先生 】
今、英語教育により多くの時間を費やす学校が増えていますが、本当に「英語ができる」とは、単にペンとノートで勉強するだけではなく、英語を使って自分の知識や思いを伝え、他者からのメッセージを理解することができるということです。英語を使って何をするのか、物事をどう考えていくのか。せっかく本校で学ぶのですから、ここで育てたマインドをしっかりと持って世界に出て行ってほしい。本当に弱い立場にいる人にどういう眼差しを向けるのかもきちんと考えられる人を育てたいと思っています。
英語を使って自分の思いを伝え他者のメッセージを理解
Q
【 ココロコミュ 】
具体的に中学3年間ではどのようなことをするのですか。
A
【 中村先生 】
英語に関しては、小学校時代の英語力を問わず高い英語力がつけられるカリキュラムを通して、中学卒業までに英検準2級取得を目指します。たとえば海外研修プログラムでは中学1・2年に国内での英語漬けのプログラムでベースを作り、中学3年になって初めてアメリカに1ヶ月研修(アメリカ1ヶ月研修プログラム)へ行きます。旅行ではなく現地で生活をしている感覚が持てるような研修を行い、自分で培った英語を使って過ごすことを通して、英語力や自信を高めます。
Q
【 ココロコミュ 】
1ヶ月のアメリカ研修は、かなり貴重ですね。
A
【 中村先生 】
自分の英語が通じるという体験をすることが目標のひとつです。英語を使って考えを伝える、たとえ流暢ではなくても伝え切るという喜びを体感してきてほしいです。それが高校での学習を乗り切る自信にもなります。
【 栗本校長 】
言葉の取り組みと同時に、自分とは異なる考え方をするかもしれない人々とつき合い、日本とは違う文化に浸り、そのコミュニケーションの中で、自分がどう思ってどう変わっていくのかを若い段階で体験させることは、非常に意味のあることだと思っています。

英検準1級取得を目標に現地での一次情報を人間としての幅に

Q
【 ココロコミュ 】
高校3年間ではどういう力を身につけますか。
A
【 中村先生 】
英語ができるだけではなく、英語で何ができるのかに意識を向けていきます。グローバルな視点を持ち、より実践的に対応できる英語力を身につけていきます。さらに高校卒業までに英検準1級を取得することを目標に掲げています。高いハードルですが、そういった生徒を「グローバル英語コース」で育てていきたいのです。
【 栗本校長 】
英語力はもちろん大事ですが、考え方の違う人たちともやっていける広い視野や人間性も身につけてほしいと思っています。それを高校生からやることで、大学生になったら別次元で世界を見ることができます。大学では興味のあることを深堀するところからスタートできるようになっていてほしいですね。
Q
【 ココロコミュ 】
高校時に行う「ヨーロッパ移動合宿」とはどのようなものですか。
A
【 栗本校長 】
本校は国際修道会が母体で創立63周年を迎えました。シスターたちの国際修道会は34カ国にまで広がっています。そのネットワークを利用し、ドイツ、オーストリア、イタリアの3カ国へは必ず訪れます。修道院に泊まったり現地の姉妹校と交流したりして、各国での生活を体験できる、合宿に近いイメージです。大切なことは、現地に行って一次情報を得ること。今はインターネットで調べられる時代ですが、現地に行って同じ空気を感じ、同じ食べ物を食べて関わる。その一次情報をどれだけ持っているのかが、真の問題意識の成になり人間の幅になっていくと思います。
【 中村先生 】
高校では他にも「アメリカ3ヶ月留学プログラム」や「フィリピン社会活動ワークショップ」などを行い、様々な体験の中で英語力と豊かなグローバルマインドを育てていきます。
積極的に海外でのプログラムを取り入れ、英語力に加え人としての幅やグローバルマインドを育みます。
Q
【 ココロコミュ 】
このコースを設置することで、学校としては今後どのように変化していきそうですか。
A
【 栗本校長 】
「こんな世界おかしい、変えなければいけない」と思っても、大人になればなるほど様々な言い訳を見つけてしまい、純粋に疑問に思ったことも忘れてしまいます。理不尽さに疑問を持つのは大人よりも中高生の時期のほうが敏感で、それは現場に行った生徒の本物の思いであり、それが次のアクションへの機動力にもなりますから、そこは大事にしたいと考えています。それに、この「グローバル英語コース」に魅力を感じてくれる生徒が増えていくと、学校全体を変える機動力の一つになると思っています。生徒たちが実体験を共有し、それが多ければ多いほど学校があるべき方向へベクトルを大きく傾けることができます。学校の理念を生きる生徒たちが増えることが私のビジョンでもあります。
【 中村先生 】
「グローバル英語コース」で学ぶ生徒たちに、学校全体を引っ張っていってほしいと思います。自分たちの仲間が素晴らしい体験をして、素晴らしい成長を遂げている、そんな環境に身をおくことには大きな意味があります。分野は違っても、それぞれが切磋琢磨している環境で学んでほしいのです。「グローバル英語コース」で学べば、確実にリードしていける存在になれると思います。
これまでも国際交流やグローバルな人材育成に積極的に取り組んできたノートルダム女学院。今回、取材した「グローバル英語コース」の新設は、同校ならではのグローバルな人材育成により一層磨きをかけそうです。実践的な英語力を鍛えるのはもちろん、多くの体験を経て一人の人間としても大きな成長が期待できる新コース。生徒たちがどのように進化していくのかを、今後ココロコミュでも追いかけていきたいと思います。
<a href=http://cocorocom.com/labo/school/19.php>ノートルダム女学院中学校</a>
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