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自立・共同・創造の精神で将来を見据える
「SSクラス」のパイオニアたち

UPDATE:2015年6月3日
追手門学院中学校「自立・共同・創造の精神で将来を見据える「SSクラス」のパイオニアたち」
2013年、追手門学院中学校に新設された定員25名のSSクラス[特選クラス]は、6年一貫教育による独自プログラムで難関国公立大学の現役合格を目標とするコース。大学入試対策はもちろん、「オールイングリッシュ授業」や「アウトプット講座」など、広い視野を持って社会に目を向けられる人材を育成するための学びを実践し、生徒本人が職業や生き方について高い意識を持てるような取り組みが行われています。SSクラスだから学べることや、その経験を基に描く将来について、現在中学3年生のSSクラス1期生と、彼らを指導する英語科の田橋知直先生に取材しました。
「タルト・バザー」の日もすっかり定着。時間になると生徒たちが一斉にやってきて、用意されたタルトはあっという間になくなります。メンバーは職員室などを回って先生方にも協力をお願いしていました。
「タルト・バザー」の日もすっかり定着。時間になると生徒たちが一斉にやってきて、用意されたタルトはあっという間になくなります。メンバーは職員室などを回って先生方にも協力をお願いしていました。
「タルト・バザー」の日もすっかり定着。時間になると生徒たちが一斉にやってきて、用意されたタルトはあっという間になくなります。メンバーは職員室などを回って先生方にも協力をお願いしていました。
「タルト・バザー」の日もすっかり定着。時間になると生徒たちが一斉にやってきて、用意されたタルトはあっという間になくなります。メンバーは職員室などを回って先生方にも協力をお願いしていました。
左上、岡本くん[SSクラス・中学2年生] 右上、深水さん[SSクラス・中学2年生]
左下、澤田さん[SSクラス・中学2年生] 右下、田橋知直先生[英語科担当]

生徒と先生が共に創造する
新しい追手門の形「SSクラス」

SSクラスの魅力を教えてください。
【田橋先生】
これまでにはなかった授業の進め方やスタイル、放課後の学習や行事などを生徒たちと一から作り出しています。僕たち教師が考えたことでも、生徒が伴わなければできません。生徒たちと一緒に新しい追手門学院のSSクラスを作っているのです。そういう意味でも、生徒たちとのつながりを強く感じています。
田橋先生は英語科のご担当ですが、SSクラスならではの強みは何でしょうか。
【田橋先生】
僕は、授業はもちろん日常でも生徒たちには英語で話しかけています。最初は20~30%の理解度で良いということでスタートしました。当たり前と言えば当たり前ですが、単語や文法から入るのではなく耳から英語を入れることで、リスニングの力が確実についていきます。生徒たちが浴びる英語の量は圧倒的に多く、模試の結果にも表れていますね。
生徒の皆さんは、中学に入っていきなり英語で話し掛けられて驚きませんでしたか。
女子中等部の授業の様子。
【深水さん】
最初は先生が何を言っているのかわかりませんでしたが、英語の授業は初めてだったので、これが普通なのかなと思っていました。慣れると意思疎通ができるようになっていきました。授業はわかりやすくおもしろいです。

【田橋先生】
今はこちらのジョークをジョークで返してくれるようになりました。

【岡本くん】
中学の英語は難しいんだろうなと少し不安に思っていましたが、先生が親しみやすくて、ノートにもらえるコメントでもやる気が出ますし、コミュニケーションもしっかりとってもらえるのでついていけています。
自分でも成長を感じることができるのは嬉しいですね。
【岡本君】
英語は「日本語ではない何か」という認識しかなかったのですが、テレビから英語が聞こえてきた時に意味がわかるとちょっとした手応えを感じられます。だから英語が聞こえると、つい反応してしまいます。
授業のおもしろさはどんなところですか。
【岡本君】
すべて英語なので最初は大変ですが、わかる単語を拾って何とか理解しようとしているうちに、徐々にわかることが増えていく過程がおもしろいです。

【田橋先生】
アウトプット講座を取り入れているので、人前で話すことが得意になるところも良さです。これまでの受験対応の教育から、大きく一歩踏み出すことができたのではないかと思っています。これからの世の中に必要だと言われている力が養われています。

これからの社会で活躍できる能力を
国際教育で身につける

国際教育にも力を入れられていますが、そこで重視されていることは?
【田橋先生】
ただ世界のことを知るだけではなく、これから子供たちが日本や世界で生きていくために必要な能力を身につけさせたいというコンセプトでスタートしました。まず自分の意見を言えること、自分の考えや自分の国のことを正確に伝えることがひとつ。英語はその時に必要なツールとして捉えています。もうひとつは、その中で考え方の全く違う人もいること、そんな時にどこで妥協点を見出すか、答えのないものに「最善解」を見出す力を身につけさせたいと思います。
具体的にはどんな授業をされているのでしょうか。
【田橋先生】
1年生でストリートチルドレンや発展途上国などについて班ごとに調べてプレゼンし、2年生では青年海外協力隊の先生を招いて話を聞き、iPadで資料を作って夏休み中に仕上げて発表しています。
世界のことを知るおもしろさは感じていますか。
女子中等部の授業の様子。
【深水さん】
何もかもが刺激的です。小学生の頃は見ていなかったニュースも、先生やみんなの話についていきたくて毎日見るようになりました。外の世界と手をつなぐことができたかなと思います。

【澤田さん】
様々な人の意見が聞けるところがおもしろいです。同じ内容でも人によって視点や捉え方が違っていて、いろんな考え方があるんだなと実感します。小学校の頃は自分の意見を言うのは苦手でしたが、今はみんなと意見を交わすのが楽しくなりました。

【岡本くん】
小学校の頃から人前での発表は積極的にしていましたが、当時は思いついたことを言っていただけでした。中学に入ってからは自分で調べて、考えて、iPadを使ってレイアウトにも気を配って資料を作るようになりました。曖昧な知識では通用しない反面、調べることで自信を持って発表できるようになったと思います。

中学3年間の内容を中学2年生で終える
独自のプログラム

先取り授業が行われていますが、授業のスピードの速さや大変さはないのでしょうか。
高等部の女子生徒のSSHでの学びや発表。
【澤田さん】
入学する時に「今までよりスピードが速い」と言われていましたが、入れば慣れました。宿題もそこまで多いとも思いません。

【深水さん】
スピードが速いとは感じないです。先生のケアが手厚いので不安に思うことはありません。ひとつのことをダラダラやるのではなく、次々テンポよく進めてくれるのでわかりやすいです。

【岡本くん】
他の学校のことはわかりませんが、これが普通だと思って2年間過ごしてきたので、人から言われなければ速いと感じないのかもしれません。
クラブには入っていますか。
【岡本くん】
数は少ないのですが、野球やサッカーなど人気のあるクラブはあります。僕は週2日のテニスサークルに入っています。クラブは多くても週4日の活動なので、勉強との両立もしやすいと思います。
放課後にはどのような学習をされているのでしょうか。
【田橋先生】
放課後は、火曜日2時間の自主学習と、金曜日1時間の自主学習と国際教育の1時間の学習があります。

【岡本くん】
放課後は集中力が鍛えられますし、私語を我慢しなければならないので、学力以外の精神的な面も向上していると思います。家での勉強とは違うものが学べますね。

今のSSクラスはパイオニア的存在
将来もそんな人材であってほしい

SSクラスの生徒たちには、どのように育っていってほしいですか。
【田橋先生】
生徒たちは常にパイオニアで、新しいものをどんどん作っています。中学・高校を卒業して大学生や社会人になった時も「このSSクラスは、自分たちが先生たちと一緒に作ってきたんだ」という自信を持ち、いつも先駆けで活躍できる人材になってほしいです。これからSSクラスに入る後輩たちは、この生徒たちが作ってきた道をしっかり歩んでいってくれればと思います。国際教育はひとつの枠組みですが、他のアウトプット講座や人権教育なども、よりよい自分になって社会に貢献していくためのものです。本校の教育理念(独立自彊 社会有為)を地でいくような人であってほしいし、それを実行できる力は中学3年間で身についていきます。それをベースとし、高校では自分の好きな分野を極めて、大学や社会へと進んでいってほしいですね。
そんなSSクラスで学ぶ1期生の皆さんは、将来の希望進路を考えていますか。
高等部の女子生徒のSSHでの学びや発表。
【深水さん】
私は出版業界に勤めたいと思っています。編集者になって本の魅力を高めるお手伝いがしたいです。出版業界は狭き門なので、まずは勉強を頑張ります。

【澤田さん】
まだ具体的ではありませんが、自然環境について学びたいと思っています。そのために今はたくさん本を読み、英語や国際教育の勉強を通じて自分の意見をしっかりと言えるようになることが大切だと思っています。

【岡本くん】
僕はイラストレーターや建築関係の仕事、ファッションデザイナーなど、絵を描く仕事に就きたいです。好きなことを仕事にできるようになるために、ここでしっかり勉強すれば、自分の夢に一歩近づけるのかなと思っています。
2013年に新設されたSSクラス[特選クラス]で、難関国公立大学の現役合格を目指すハイレベルな指導を受けている1期生たち。その学習内容は多岐に渡りますが、生徒たちがその環境を自然に受け入れ、学びに興味を持って意欲的に取り組んでいることが印象的でした。彼らが数年後にどのような進路実績を残すのかが今から楽しみです。
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