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発見!私学力|京都 大谷中学校 校長インタビュー

UPDATE:2016年08月02日

深い学力と、それを支える人間力を育てる大谷で、
人として大事なものを真心として育て巣立ってほしい。

2016年4月より大谷中学校の新校長に就任された飯山 等先生。これまで同校で30年以上、理科、数学、宗教など多教科にわたって教鞭を取り、入試広報部長としても活躍されてきただけに、生徒や教員からの信頼は厚く、今後どのようにらつ腕を振るわれるかが注目されます。ココロコミュでは飯山校長に取材して、飯山先生の教師としての真摯な思いから、大谷中学校の今後を探りました。

自由な常識、枠がないものが好き

大谷中学校 飯山校長
私は発動だけがあって、受動を欠いた単方向の正義の主張に強い拒否感があります。そのような正義に立つとき、人は評価と選別に陥り、是とするものだけで視野を覆い尽くそうとします。そうではなく、ありたい。これは大学時代に物理をやりながら親鸞に心を惹かれて、自分の中で大切にしていこうと心に刻んだことです。小学校卒業から高校卒業までの6カ年は、人生の中でとりわけ心身共に大きく変化・成長する大切な時間です。生徒の現在を尊重し、その変化を受けとめられる自由で柔らかな心を持っていたいと思います。

生徒の6年間の成長に沿う自由で柔らかな心

大谷には6年ほどの非常勤講師を経て、その後専任教師になりました。担当科目は、物理、化学、数学のほか宗教も教えていたので、いろいろな科目で生徒と関わることになり、多い時には僕の授業を1週間に9時間も受けている生徒がいましたね。中1の技術家庭と高3の物理を同時期に担当したことがありましたが、片や「後ろの子がつついた」と言ってくる生徒がいて、片や大学入試の物理問題を聞いてくる生徒がいました。そんな中で、中高の6年間で生徒がどれほど大きく変化するかを実感し、こちらが引き受けなければいけない責任と、持っておかなければいけない自由で柔らかな心の必要性を感じたのです。
大谷中学校 校舎

いつも胸にある「思いやり」と「尊敬」の2語

大谷中学校 飯山校長
校長の職にある日々、「consider」と「respect」という2語がいつも私の胸に在ります。日本語で言えば「思いやり」と「尊敬」ということになるでしょうか。辞書にはconsider、〈con-〉=〈しっかりと〉+〈sider〉=〈星を観察する〉、respect、〈re-〉=〈振り返って〉+〈spect〉=〈見る〉と示されています。遙か遠くの微かな光に目を凝らし傾注する。ぞんざいな見切りで目を離してしまう私が、ふたたび振り返り向き合い直ってよく見つめる。そこにあるものこそ思いやりであり、尊敬であると教えられました。

教員が生徒のためにしたいことができる環境に

教務の仕事や入試広報の仕事に多く携わってきましたので、クラス担任をあまり経験してこなかったことが心残りです。しかし、そういう仕事の中で学んだことを礎として、先生方が、大谷に奉職して良かった、この生徒やこの教員仲間に出会えて良かったと、それぞれの人生を尽くすことに大きな喜びを持っていただけるような学校でありたいと思っています。素晴らしい個性を持った先生がその力を全開して、生徒との間で元気を与え合うことができるよう応援したいと思っています。
大谷中学校
また、「先生方が生徒のためにしたいこと」を「学校としてやりたいこと」としてやれるように、ということを心がけたいと思っています。先生方が希望と誇りを持って、自分の中のものをもっと出せるように、様々なことを整えていければと思います。大きな学校ですから、私が校長になったというだけで動くことはそれほど多くはないかもしれませんが、私が校長だから提案してみようと先生方に思ってもらえるようになりたいですね。だからこそ、可能性としての自由な心を持っておきたいです。先生方が何を提案してくれるか楽しみにしています。

学力と人を育てることが学校の大きな使命

大谷中学校 飯山校長
中学の先生は生徒との距離感が高校に比べて圧倒的に近い、言わば至近距離の毎日です。授業やクラス指導など、近いからこそ見えていること、感じられることがあります。その一方でそれゆえに見えないこと、感じ取り損ねることがあるでしょう。できるだけ中学部の先生方の中にいて、そこで校長としての立場・距離だから見えたこと、感じられたことがあれば、それを伝えて一緒に考えて行きたいと思っています。
生徒の中で6年間かけて育っていくものは、人間力の高い環境で過ごすかどうかによって違ってきます。学校は、学力を育てるという責任を十分に果たしながら、人を育てるということに重く大きな使命を負っている場です。それは、私学の存在の根幹にある大事です。深い学力と、それを支える人間力を育てる本校の大気の中で、一人ひとりが人として大事なものをしっかりと自己の真心として育て持って巣立ってほしいと思います。
大谷中学校・高等学校で過ごす時間が、生徒にとっても先生にとっても実りある時間になってほしい、そんな熱い想いが飯山先生から伝わってきました。これまで入試広報部長として学校を客観視されてきた部分も、良い意味で学校を刷新していきそうです。飯山先生が校長としてどのように大谷らしさを究められるか、そのご指導に注目です。
<a href=http://cocorocom.com/labo/school/6.php>大谷中学校(京都)</a>
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