校長 雪矢 敏明 先生
※2010年取材
  それぞれの言葉についてお話します。
「やさしく」というのは「報恩感謝」という浄土真宗の教えを元にした言葉で、本校の宗教的情操教育をあらわしています。
「かしこく」「美しく」の土台になるもので、大谷教育の根幹と言えます。
人間というのは自分一人で生きているのではありません。さまざまな人の支えによって互いに生かされているものです。
学校生活においても、友達や先生、用務員さんなどの助けなしには成り立たないわけです。まずは、支えられているということを意識できるようになること。そして、6年間を通して心の豊かさを身につけ、自然に「ありがとう」の気持ちを表現できるようになってもらいたいと考えています。

「かしこく」というのは学習指導のことです。
校祖、左藤了秀は「人として、女性としての高い教養と豊かな魂」を持つことを教育理念として本校を創立しました。
高い教養は学習することで身につけるしかありません。本校では創立以来、きめ細やかな学習指導を大切にしています。 (具体的な内容についてはQ2参照)

「美しく」は本校の生活指導面を表した言葉です。
中学生、高校生は自然な姿でいることが一番美しいと本校では考えています。
化粧をしたり、着飾ったりするのは、中学生・高校生には不要と考えています。
生徒からすれば厳しいと感じるところがあるかもしれませんが、清楚で自然であることの美しさを身につけてほしいと願っています。
「報恩感謝の心」を育むために
朝礼・終礼
本校では朝礼、終礼を6年間毎日行います。
校訓唱和などのほかに瞑目をします。
朝礼の時は、今日一日をどのように過ごせばいいのかを自分なりに考えてもらいます。
終礼の時は、今日一日を振り返って、何が足りなかったのか、何をすべきだったのかを考えます。自分の内面を見つめることで、感謝の心を育てます。
登下校の一礼
登下校時に校門で一礼をするように指導しています。
学校に対する感謝の心を表すことを習慣づけ、やがて自然な感謝へと変わっていきます。
「朝(あした)に礼拝、夕(ゆうべ)に感謝」という本校の校訓の実践でもあります。
掃除当番
授業終了後、終礼前に全生徒が毎日行います。
学校への感謝の心はもちろん、友人と協力し助け合う心や、ものを大切にする心を養います。
宗教ノート
本校オリジナルの道徳本です。
右側が余白になっていて、自分ならばどう考え、どうするかを書き込むようになっています。週一度の宗教の時間にこのテキストを使い、人間の生き方、命の大切さ、心の持ち方、困ったときにどうするかを学びます。
【雪矢先生】
  本校では生徒一人ひとりの学力を最大限に伸ばすことを意図して、コース制を導入しています。
  これまでの「医進コース」「特進コース」「英語コース」を、2011年度より、「医進コース」「特進Iコース」「特進IIコース」に改編しました。   「医進コース」は言わば、究極の理系です。
  入学してくる生徒の中に医師や薬剤師をはじめ理系志望者が増加したことを受け、13年前に創設したコースです。関西では先駆けとなり、注目を集めました。
  全員が医学部を目指すコースではなく、レベルの高い理系学部を目指すコースです。
  「特進Iコース」「特進IIコース」は特進という枠組みの中にあります。 難関大学を目指すという点は同じです。大谷中学校高等学校での6年間をどのように過ごしたいかで、IかIIを選んでもらいたいと考えています。
  勉強を中心に学生生活を送り、難関国公立大学に行きたいという生徒は特進Iです。講習や補習を充実させるなど、万全のバックアップ体制を整えています。
  特進IIはクラブ活動、留学、ボランティア活動、生徒会活動などにも取り組みたいという生徒におすすめです。両立可能なカリキュラムを組んでいます。

  2011年度に実施されたコース改編のポイントは、中学1年終了まで3コースともに学習進度が同じだというところです。 中間、期末のテスト内容も同じですし、席次もフラットです。 そのことにより、中学2年に進級するところでコースの変更が可能になります。
  この変更は一年間の成績に基づいて生徒・保護者の希望と学校の指導により行われます。 「医進コース」はこのタイミング、中学2年から学習進度を速めます。 「特進Iコース」「特進IIコース」は中学2年終了まで同じ進度で進め、中学3年に進級するところでもう一度見直しがあります。
  「特進Iコース」は中学3年から学習進度を速めます。 そして、高校1年から高校2年に進級する時に、究極の文系学部を目指す生徒のために「特進Iコース」の中に「特文クラス」を設置しています。生徒のモチベーションを高め、難関国公立大学文系学部の合格が主たる目的です。
  また、「特進IIコース」のみ、指定校推薦と併設大学(大阪大谷大学)内部推薦の権利があります。
● 科学探索講座
科学技術振興機構による女子中高生の理系進路選択支援事業の一環として、大阪市立大学大学院理学研究科が実施する活動に参加しています。 超電導の実験をしたり、女性研究者の話を聞いたりします。 生徒達の興味関心を育てたいと考えています。
● 大学医学科見学会
「医進コース」生徒及び「特進コース」の希望生徒を対象としたプログラムです。 大学医学部付属病院を訪問し、解剖室や動物飼育棟を見学したり、最先端医療機器にふれさせてもらいます。学習意欲の向上や職業意識の醸成を図ります。
● 特別講義
大学の医学部や薬学部の教授を招き、年に1度、医療や薬学に関する特別講義を実施しています。
【雪矢先生】
■ 1年間留学
7年前に誕生した留学プログラムです。
これまで「英語コース」で実施してきましたが、今後、「特進IIコース」の生徒を対象に実施します。
高校1年の3学期から高校2年の2学期までニュージーランドを中心とした提携校に留学することができます。毎年、10人程度が留学をしています。 帰国後の高校2年3学期は、遅れている科目を重点的に取り組ませるなどのケアをして、スムーズに大学受験に対応できるようにしています。
■ オーストラリア研修
夏休み期間を利用した12日間の研修です。
中学3年と高校1年の希望者40人が姉妹校の生徒宅にホームステイをさせてもらい、現地姉妹校に通います。応募者多数の場合は抽選になります。
■ ニュージーランド研修
夏休み期間を利用した8日間の研修です。
中学2年と中学3年の希望者40人が語学学校での英語学習と姉妹校訪問でミニ留学を経験します。
■ タイ体験入学
夏休み期間を利用した8日間の研修です。タイには姉妹校提携を結んだ学校が6校あります。
情勢の問題でこちらからの留学はストップしていたのですが、今年から再開することができ、5人が現地の家庭にホームステイしました。 アジアでの異文化交流ができます。
【雪矢先生】
  どこにでもある行事のように見えて、奥深いというのが本校行事の特徴です。

  例えば、体育大会です。
  高校3年生が揃いの浴衣を着て、民謡に合わせて踊るというプログラムがあります。これは戦前から続いている伝統的なプログラムで、大谷での学生生活の総仕上げです。
  みんなで踊りの完成度を高め、それをご両親に見ていただくことは、生徒にとってもご両親にとっても、素晴らしい思い出になるようです。
  ちなみに、9月下旬の体育大会は本年から京セラドーム大阪で実施するようになり、とても快適で好評です。

  中学1年の最初の宿泊行事である林間学舎も特徴のある行事です。奈良県桜井市にあるホテルに2泊3日し、散策やコーラス大会を通じてクラスの団結を深めることを目的としています。
  何が特徴的かと言うと、同じホテルに来年で80年間お世話になり続けているというところです。
その昔、全員が浴衣を着て宿泊していた頃の写真が玄関横に紹介されて、歴史を感じることができます。

卒業式も厳粛で一見の価値があります。
・卒業式の動画は ☞ コチラ


学校見学会も大イベントになっています。
・学校見学会の記事は ☞ コチラ
・学校見学会の動画は ☞ コチラ
【雪矢先生】
<a href=http://cocorocom.com/labo/school/42.php>大谷中学校(大阪)</a>
スペシャルコンテンツ
お問い合わせ
Copyright(C) cocorocom. All Rights Reserved

PAGE TOP