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何かを続けること、責任感、コミュニケーション
その大切さが学べるクラブ活動

UPDATE:2015年9月1日

同志社女子中学校・高等学校 音楽系クラブ 部長インタビュー

キリスト教主義に基づく全人教育を実践している同志社女子中学校・高等学校には、礼拝などの宗教行事をバックアップする音楽系クラブ活動が数多くあります。今回は、聖歌隊、ハンドベルクラブ、管弦楽クラブ、マンドリンクラブの各部長に集まっていただき、クラブ活動を通しての様々な学びについてインタビューしました。
聖歌隊
聖歌隊
ハンドベルクラブ
ハンドベルクラブ
管弦楽クラブ
管弦楽クラブ
マンドリンクラブ
マンドリンクラブ
白木さん 高校3年生 聖歌隊部長。松尾さん 高校3年生 ハンドベルクラブ部長。石田さん 高校2年生 管弦楽クラブ部長。東谷さん 高校3年生 マンドリンクラブ部長。

入部のキッカケは
先輩の優しさ

今回は、キリスト教主義の同志社女子中学校・高等学校らしい4つのクラブの部長に集まっていただきました。各クラブでの学びや楽しみなどをお聞きできればと思います。まずは皆さんが、それぞれのクラブに入部したキッカケから教えて下さい。
【白木さん】
もともと音楽が好きで、音楽をやりたいと思っていたのですが、聖歌隊の和気あいあいとしたアットホームな雰囲気や先輩からの優しい言葉にひかれて、聖歌隊への入部を決めました。

【松尾さん】
私は、ハンドベルクラブの友達の話を聞いて興味を持ちました。見学に行くと、やはり先輩がとても優しくて、体験させてもらったら「センスがあるね」と言われ、すごく嬉しくなって、そのまま入部しました。

【石田さん】
私は、管楽器を吹いてみると楽しかったこと、先輩が優しかったことが入部のきっかけです。経験はありませんでしたが、ファゴットを担当していますし、先輩が丁寧に教えてくれました。

【東谷さん】
クラブ体験でマンドリンクラブに行ったら楽しくて、入部を決めました。マンドリン、大きいサイズのマンドリン、クラシックギター、コントラバスで合奏しているのですが、どの楽器も初心者が多いです。私も音符が読めない状態で入部しましたが、先輩方が丁寧に教えて下さって読めるようになりました。クラブ内行事も充実しているので、楽しく続けています。

聖歌隊は、
歌を好きにさせてくれるクラブ

では、各部長から、それぞれのクラブの活動や魅力紹介をお願いします。
聖歌隊とハンドベルクラブが合同で曲を披露
聖歌隊とハンドベルクラブが合同で曲を披露
【白木さん】
聖歌隊は、先輩後輩の上下関係がしっかりしていて、敬語や目上の人への態度を厳しく教えられますが、ある程度のラインを引いたうえで先輩は優しくフレンドリーに接して下さいます。少人数のクラブですから、お互いの個性まで把握できるのが良いところですね。基本はソプラノ、メゾソプラノ、アルトの3パートに分かれて活動しますので、同じパートの人とは一緒に過ごす時間も長く、パートごとの団結力も生まれて、みんなで心を合わせて歌うことにも繋がっていくのではないかと思います。キリスト教の行事の時は、「讃美歌」を、毎朝の礼拝では「レスポンス」というお祈りの後の短い歌を歌っています。
聖歌隊の部員はやはり歌うことが好きなのですか。
【白木さん】
みんな大好きですね。最初は歌が好きでなくても、クラブの雰囲気とかみんなが本当に楽しそうに歌っていることが伝わって、歌を好きにさせてくれるクラブなのではないかと思います。
他のクラブの皆さんから見て、聖歌隊の魅力は何ですか。
聖歌隊の美しい歌声が響く栄光館
聖歌隊の美しい歌声が響く栄光館
【松尾さん】
礼拝後の静かな状況での歌唱は心に響きますし、壇上で歌われている姿もとても綺麗だと思います。

【石田さん】
礼拝後に急に声を出しているのに、最初から綺麗な声が出るのは、練習の賜物だなと思います。

【東谷さん】
「賛美礼拝」の時の聖歌隊がとても好きです。同志社で歌い継がれている曲を礼拝で歌われる時に感動しています。

心が揃うと音が揃う
ハンドベルの魅力

1音しか出ないハンドベル。その緊張感が部員の心も育てます。
1音しか出ないハンドベル。
その緊張感が部員の心も育てます。
【松尾さん】
ハンドベルクラブは、1つのベルで1音しか出せない楽器なので、メロディーを作るために10人くらいで演奏をするのですが、1人が欠けてしまうと1音欠けてしまうことになるので、割り当てられたベルは責任を持って鳴らすことが決まりになっています。練習時から、自分が休むと周りに迷惑をかけますから、なるべく休まないことが大切なクラブです。また、1音ずれるだけで曲が滅茶苦茶になるので、その意味でも緊張感は高いですね。
礼拝などで演奏することの魅力はありますか。
【松尾さん】
緊張状態でいい演奏をしていくことが、得難い学びになっていると思います。
他のクラブの皆さんから見て、ハンドベルクラブの魅力は何でしょうか。
ハンドベルが奏でる幅広い楽曲が聴く人を魅了
ハンドベルが奏でる幅広い楽曲が聴く人を魅了
【白木さん】
ハンドベルクラブと聖歌隊は、1年に2回、礼拝で一緒にやらせてもらう機会があるのですが、一人ひとりのプレッシャーが大きい中で、そのプレッシャーを乗り越えて演奏する姿がとてもカッコいいです。

【石田さん】
管弦楽は最初が合えば、メロディーが大きく崩れることはないのですが、ハンドベルは一音でも合わないと大きく崩れてしまうので、緊張感がすごいと思います。礼拝での演奏をみていると、心が一つになっている感じが伝わってきます。

【東谷さん】
ハンドベルはいろいろな演奏法で1曲を弾いているので、聴くだけでなく、見ていても楽しいです。礼拝の曲だけではなく、文化祭ではJ-POPも演奏していて羨ましく思っています。

【松尾さん】
文化祭では、ディズニーやジブリの曲、宗教曲、クラッシック、オペラなど何でも演奏します。ハンドベルは全部が和音になっているので、全員の息が合わないといい演奏になりません。みんなの気持ちが揃うと音が揃うこともあり、気持ちがとても大切な楽器だなと思っています。

みんながファミリーというコンセプト
管弦楽部

初心者も多い管弦楽クラブ。先輩の指導で演奏力を磨く。
初心者も多い管弦楽クラブ。
先輩の指導で演奏力を磨く。
【石田さん】
管弦楽クラブには「みんながファミリー」というコンセプトがあります。高2、高3で全体を運営しているのですが、忙しい時はその下の高1が手伝いをしてくれます。全員が協力してクラブをしている感じがとても強いですね。

部の一番大きな目標は何ですか。
【石田さん】
定期演奏会です。練習をやればやるほど実力が積み上がっていくので、そこが楽しくてみんな頑張っています。
別のクラブの皆さんから見て、管弦楽クラブの魅力は何ですか。
文化祭と定期演奏会が管弦楽クラブの大きな目標
文化祭と定期演奏会が管弦楽クラブの大きな目標
【白木さん】
私達は楽器を使わないので、楽器ができることが羨ましいです。たくさんの演奏者が指揮者の人を一生懸命見て、一生懸命演奏している姿が、聖歌隊ともつながるところがあるかなと思います。

【松尾さん】
新入生勧誘の時に、お隣で演奏されていたのですが、「こんなにすごい曲が勧誘用でいいのか?」というぐらい完成度の高い演奏で、ハンドベルクラブの勧誘を忘れて聴き入ってしまいました。

【東谷さん】
管弦楽部は先輩後輩の繋がりが強いですね。他の部の部員と話すときでも、すごく優しく接して下さいますし、先輩が親身になるという伝統があって、後輩もついていっているんだなと思います。

体験したらわかる楽しさがある
マンドリンという楽器

【東谷さん】
マンドリンクラブは、創部して50年になります。部員数は約100人で、創部以来ずっと人気があるクラブです。定期演奏会に向けて1年間練習をしていて、その定期演奏会までに3回大きな演奏会に出ています。年に1回は、「賛美礼拝」で宗教曲も演奏します。マンドリンは毎日の基礎練習が反映される楽器なので、朝練、昼練では指ならしなどの基礎練習を重視してやっています。入部時はほとんどが初心者ですが、教えてもらうとすぐに弾けるようになるので、思っているほどは難しくないと思います。
マンドリンクラブでは、部員同士の交流を深める機会がたくさんあるそうですね。
マンドリンクラブのモットーは、「弦と弦、心と心のハーモニー」
マンドリンクラブのモットーは、「弦と弦、心と心のハーモニー」
【東谷さん】
そうですね。歓送迎会をしたり、夏は合宿をして、スイカ割りをしたり、学年ごとに出し物をしたりしています。それも伝統です。
他のクラブの皆さんから見て、マンドリンクラブの魅力は何ですか。
文化祭と定期演奏会が管弦楽クラブの大きな目標
普段のコミュニケーションの高さも演奏に表れる
【白木さん】
練習以外でも部員同士の交流を深める機会があって、楽しそうだなと思います。そういう機会を聖歌隊でも持つようにしていきたいですね。

【松尾さん】
先日、礼拝で演奏されていたのですが、鳥肌が立ちました。全員で一斉に同じ動作をするところなどもしっかりと揃っていて、心が一つになっているのが素晴らしいなと感じました。

【石田さん】
マンドリンクラブは、人数が多いところや演奏する体系が管弦楽部と似ていて親近感を持っています。演奏会を見に行くと、全員が一丸となって同じ動きで演奏したり、みんなが笑顔で楽しく演奏していたりするので、管弦楽クラブにできていないことをたくさん学ばせていただいています。

クラブ活動と勉強との
両立について

どのクラブも熱心な活動ですが、クラブと勉強との両立はうまくいきますか。
【白木さん】
聖歌隊が歌う「賛美礼拝」が試験の1週間前に設定されていることが多いので、「賛美礼拝」まで練習をして、賛美礼拝が終わったら試験まで勉強するという習慣がつき、だんだんと両立できるようになります。家に帰ったら勉強するという習慣もつきます。

【松尾さん】
ハンドベルクラブは練習時間が長いクラブではないので、クラブで勉強がおろそかになるようなことは少ないと思います。高校生の先輩から勉強のアドバイスをいろいろともらえることが強みですね。

【石田さん】
管弦楽クラブの場合、中間テストの前は1週間の休み、期末テストの前は2週間前からの休みがあるので、両立しやすいクラブだと思います。メリハリがつけやすいです。

【東谷さん】
高校生になってから勉強自体が難しくなって大変だなと思うことがありますが、マンドリンクラブのせいで大変だということはないです。試験前は休みもあるのでメリハリがつけやすいです。

クラブ活動を通して、
出会いとコミュニケーションを学ぶ

クラブ活動を続ける良さは、なんだと思いますか。
部長の皆さん
【白木さん】
聖歌隊の場合、活動の成果は音楽の成績が上がるところに一番出ます。歌唱試験の成績が上がるんです。何かを6年間続けることは大変なことですが、その大切さも、このクラブで学べたと思います。

【松尾さん】
ハンドベルクラブでは一音一音別の人が担当するので、責任感を学ぶことができます。先輩後輩の関係もしっかりしていて、挨拶や礼儀も教えられるので、人前に出ても基本的な対応ができるようになります。

【石田さん】
クラブ活動を続けることにも意味があると思うのですが、管弦楽クラブの場合、コーチなど社会人の方と関わりを持つ機会が多く、大人の方達からの学びが多くなっています。定期演奏会の打ち合わせのメール一つにしても、文面をどうするか、敬語が書けているか、いろいろと考えさせられ勉強になっています。

【東谷さん】
マンドリンクラブは、縦と横のつながりを大切にしているクラブなので、先輩と話す時の敬語の使い方はもちろん、後輩に教える時に、どうやったらうまく伝わるかというのを、常に考えることになりますから、6年間でいろいろな立場での振る舞いが身につきます。
各クラブのそれぞれの部の魅力がよりわかったように思います。素敵なお話をありがとうございました。
音楽系クラブの部長に集まってもらった今回の取材では、それぞれのクラブが誇りを持って熱心に活動しながらも、他のクラブの頑張りを敬い、励みにしていることが伝わってきました。クラブ活動でも人間関係を大切にしながら、しっかりと目標に向かって活動できるところには、同女生らしさを感じます。オープンスクールなどで、耳にする機会も設けられているそうなので、ぜひ一度その演奏を聞いてみてください。
<a href=http://cocorocom.com/labo/school/17.php>同志社女子中学校</a>
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