小林聖心女子学院中学校高等学校
注目クラブ活動 部長インタビュー
小林聖心女子学院には、体育系クラブが9クラブ、文科系クラブが13クラブあります。生徒たちがそれぞれ夢中になれる場所を得て、充実したかけがえのない時間を過ごす部活動。今回はその中から、学院祭でそれぞれのカタチで感動を与えている花文字クラブ、筝曲部、ENGLISH DRAMA CLUBに注目し、各部の活動の様子や魅力、個性を紹介します。
ESS部から、全編英語による劇(主にミュージカル)の制作・発表に特化した ENGLISH DRAMA CLUBへ2007年に進化。オーディションで決められるキャストだけでなく、脚本、衣装、照明、大道具など舞台に関わるすべてを部員たちで制作する。メインの公演は5月の学院祭で、内外から注目が高い。
ENGLISH DRAMA CLUB photo01






2016年学院祭での公演は「Beauty and the Beast」。
公演は、中学生が中心となる夏休みの研究公演と、部員全員で取り組む学院祭の公演がある。
公演は、中学生が中心となる夏休みの研究公演と、部員全員で取り組む学院祭の公演がある。
ENGLISH DRAMA CLUB photo02



学年を越え、多くのキャストやスタッフが一丸となって、自分たちの手作業で舞台を作り上げる。そのやりがい、発表後の充実感がたまらない。
ENGLISH DRAMA CLUB photo03






普段は視聴覚教室で練習。この日はオーディションに向けた個別練習の日で、発声や発音、セリフなどを生徒同士でチェックしていた。部室は別にあり、過去の作品の衣装や大道具、画材などでいっぱい。

入部のきっかけは?
視聴覚室の前を通ったら、小学校の卒業式で歌った英語の歌を練習していて、興味を持って見に行ったら、とても楽しそうだったので入部しました。もともと歌とダンスが好きで、英語にも興味があったんです。

ENGLISH DRAMA CLUBの魅力は?
一つの舞台を作り上げるということは、全員の協力がないとできないものです。だからこそ、裏方もキャストも団結して頑張っていきますし、その一体感が苦しくてもつらくてもやめられない理由かなと思います。舞台を終えた後の満足感がとにかく大きいです。キャストも裏方もすごく大事な仕事で、やっていくうちにできるようになったことも多くありますね。私自身、ENGLISH DRAMA CLUBに入って以前は持てなかった自信を持てるようになりました。

初心者でも大丈夫?
全編英語のミュージカルですが、英語が得意な人より興味がある人が多いですね。英語ができなくても台本を覚えることは誰でもできるので、得意不得意は関係ないと思います。クラブを続けていく中では大変なこともありますが、特に同じ学年の部員が本当に大切な存在になり、悩みを打ち明けたり、みんなで相談し合ったりして支え合うことが多くなっていきます。

部の雰囲気は?
68人も部員がいるので、まとめるのが大変です。裏方も部員がすべてやっていて、大道具、衣装、サイドからのスポット、舞台照明、音響の5つ部署があります。脚本も衣装も曲の編集もすべて部員がやりますから、人数は多いですがやることはいっぱいあります。その中でお互い支え合い、協力し合って舞台を作っていきます。全員が欠かせない大切な存在です。1人でも欠けてしまうと舞台は成り立たなくなってしまいます。その意味では、練習の時は厳しさも大事かと思います。

学院祭での発表
キャストはオーディションで決めていて、最初に自分のやりたい役を決め、その役のオーディションを受けていきます。2次オーディションもあり、歌やダンスを見ますから、全員が真剣です。9月の初めからオーディションをして、10月の初めにはキャストも内容もすべてほぼ完ぺきに決まっています。その後翌年5月の本番まですっと練習です。脚本は部長を中心とした最高学年の仕事になります。最初から英語で映画を見ながら作ったりするのですが、日本語なら伝わることが英語だと伝わらないことが多く、できるだけ演技はわかりやすく大きくということを心掛けています。学院祭でのステージを見ていただいて、新入部員がたくさん入ってきてくれるのが一番の喜びですね。そのためにやっているところもあると思います。

ENGLISH DRAMA CLUBからのメッセージ
すごく大変なクラブではありますが、やっていくうちに達成感や責任感が身につけられます。歌やダンス、英語だけでなく、自分が何をしなければいけないかと考えられるようになりますから、人として大きく成長できるかなと思います。続けることでENGLISH DRAMA CLUBでやってきて良かったと思える日がきっと来ます!
他のクラブだからわかる!ENGLISH DRAMA CLUB

英語劇なのに
わかりやすく楽しめる!
英語劇なのに、わかりやすく見ていてすごく楽しめる舞台でいつも感心しています。
舞台ではテンポや間が大切だと思うのですが、その「間」が絶妙です。
英語のセリフを必死で覚えて順番が来たから機械的に言うだけでなく、内容を理解して自然に英語のセリフが出てきていると思わせてくれる舞台は感動的です。
舞台ではテンポや間が大切だと思うのですが、その「間」が絶妙です。
英語のセリフを必死で覚えて順番が来たから機械的に言うだけでなく、内容を理解して自然に英語のセリフが出てきていると思わせてくれる舞台は感動的です。

キャストと裏方が
一心同体でないと作れない舞台
普段一緒に学校生活をしているのに、舞台に立つと、とても輝いていてすごいなと思っています。衣装も自分たちで作るから大変そうですが、だからこそあの舞台なんだなと思います。舞台では真っ暗なところにスポットが当たってキャストが映し出されるわけですが、そのスポットが的確に当たって気持ちいいです。それを見ていると、キャストと裏方が一心同体でないと作れない舞台だなと思います。
小林聖心女子学院中学校
今回は、小林聖心女子学院の全く個性の異なる3クラブを紹介。それぞれのクラブがしっかりと目標ややりがいを見つけ、発表の場ではいかに伝えるか、楽しんでもらうかを考えているところや、お互いのクラブの頑張りを尊重し合っているところに小林生らしさを感じました。すべての生徒に居場所があることが大切にされている同校。自分を活かせるクラブが必ずあるのだろうと思えます。
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