「21世紀に広げよう、私立中高一貫教育」をテーマに、
東京と神奈川の私立中高一貫校27校が集結して行われた「私立中学校合同相談会」。
2017年は、各校の相談会以外にも、個性あふれる体験イベントや教科ごとの学習方法講演会などを行い、
多くの親子に楽しみながら私学の良さを体感してもらえるイベントになりました。
各校の先生方の「魅力ある私学で学んでほしい」という熱い思いで作り上げた「夢限大」。
私立中学校の魅力発信サイト「ココロコミュeast」スタッフの体験レポートをお届けします。
会場は、立正大学の品川キャンパス9号館。JR大崎駅と五反田駅から徒歩5分の便利な場所での開催は今年度から。スタートを控えて、参加校の先生方は準備に大忙し。オープン前の早い時間から保護者や親子連れが並び始め、イベントへの期待の高さを感じます。
いよいよ「夢限大」スタート。最初のイベントはB2Fの教室で行われた安田教育研究所の安田理氏による講演会で、広い教室が熱心な親子で埋まりました。一方、11:00から行われる「レゴブロック体験」授業の整理券は、配布が即終了する人気ぶり。各校の相談ブースにも親子や保護者の皆さんが集まり始めました。
最初の体験授業「レゴブロック体験」がスタートしました。「すべてのブロックを使って、高いタワーを作ろう!」など課題が出るたびに子どもたちは夢中で取り組んでいます。自分が作ったタワーについてグループで話すといった交流時間も設けられ、短くも楽しい時間を過ごしました。
同時間帯にB2F教室で行われていたのが「新聞の読み方教室」。中学受験にも必要とされる新聞の読み方ポイントを読売KODOMO新聞編集室の方が楽しく教えてくれます。また、別室ではGoogle Expeditionを使用したVR体験を実施。目の前に本物があるようなVR映像を見て、体や首を振り回しながら驚く親子の姿が見られました。
2本目の体験授業は「ネイティブ教員による英語体験授業」。ネイティブの先生を前に最初は少し緊張した面持ちの子どもたちでしたが、フレンドリーに接しながら質問を投げかける先生方に引っ張られて、どんどん大きな声で発声するようになり、最後には元気いっぱいの笑顔が見られました。
昼を過ぎると一気に人が増えて、廊下のパンフレット前は混雑し、相談ブースでは席が足りなくなったり、長蛇の列が出来たり…先生方も対応に追われます。先生とブース外でひざを突き合わせて話し合ったり、立ったまま熱心に話をしたりする姿も見られました。B2Fの教室では「日本語クイズ」と題した講座を開催。日本語の面白さを発見しながら学ぶという有意義な時間に親子がたくさん集まりました。
最後の体験授業は「ボーカロイドを使ってみよう!」。ボーカロイドを使って作られた校歌を聴いたり、ボーカロイドでの替え歌にチャレンジしたりして、私学でしか体験できない授業に子供たちが楽しく参加しました。
2017年「夢限大」の最後の時間帯は、社会と理科の学習方法についての講義。特にトリを飾った理科の学習方法では、子どもたちを話術でもって一気に引き込み、面白おかしく学習法を語られた先生の話に、子どもたちの勉強への意欲が膨らんだように感じました。こんな授業、私学でしか受けられないと気づいてもらえたでしょうか?
さまざまなイベントや講義を体験でき、各校の先生方にたっぷりと相談ができた「夢限大」。
最後の最後まで各校のブースには、先生方に質問や相談をされる熱心な保護者の姿がありました。
また、先生方と触れ合うことで、「中学校」に対する不安を吹き飛ばし、
受験勉強へのモチベーションをアップされたお子様も多かったように感じます。
保護者にとって行かせてみたいと思える学校に気づけ、お子様にとっては学んでみたいと思えた学校に出会えた、
まさに夢が広がった私立中学校合同相談会「夢限大」となりました。