20回目を迎えた私立中学合同相談会「夢限大」。今年も28校の私立中学が参加して、「21世紀に広げよう、私立中高一貫教育」をテーマに開催されました。
興味を持った学校の個別相談ブースで先生とじっくり話せるだけでなく、私立中高一貫校の個性あふれる授業を子どもたちが体験でき、各教科の学び方のコツや中学受験をテーマにした講演会も聞ける充実の内容です。当日の様子を、ココロコミュEASTがレポートします。
「夢限大」が開催された立正大学の品川キャンパス5号館には、受付開始前から人が集まり始め、「体験授業」の整理券配布に列ができました。開場の10時になると、各イベント会場が埋まっていきます。
6校の私立中学校による「【私学の魅力を語る】パネルディスカッション」、私学ならではの個性あふれる指導に注目が集まる「学習方法」など、イベントが次々スタート。
なかでも子どもたちに人気なのは、やはり「体験授業」です。
『レゴブロックで話そう』
『ネイティブによる英語体験授業』
『勾玉を作ろう』
『通り抜け鉛筆を作ろう~偏光板の不思議~』
『めざせ歴史学者~証拠を探そう~』
といった体験授業は、男女や年齢問わず多くの子どもたちが集まりました。
どの授業も一方的に先生の話を聞くものではなく、「考えてみよう」「話し合ってみよう」「書いてみよう」「手を動かしてみよう」と、私立中学の授業に通じるアクティブラーニング。子どもたちは夢中になって取り組み、保護者の皆様も興味深そうに授業を見学されていました。
参加28校の先生による「3分間アピール」には多くの保護者や親子が参加。順に話を聞きながら「この学校、合っているんじゃない?」「楽しそうな学校だね」「家から通いやすいかも」と、親子で志望校探しに活用されたり、先生の言葉を熱心にメモされたりする保護者の姿がありました。
鳥居りんこ氏による講演会「楽しくなければ私学じゃない!私学で人生を楽しくする方法」では、笑いを交えた明るい講演内容に、中学受験に対する硬いイメージを和らげ、私立中学を選ぶ意味と価値を再確認されていたようです。
幅広く私立中学校の魅力を伝えた「夢限大」。私立中学の指導の良さや特長、子どもたちの個性を伸ばせる学校の発見など、有意義な1日になったのではないでしょうか。