
滝川第二中学校・高等学校では、「キャンナビ」と呼ばれる生徒たちが活躍しています。「キャンナビ」とは「キャンパスナビゲーター」の通称。「行動」ではなく「考動」をモットーに現在100名以上が所属するキャンナビ。その進化について、中学生3名と卒業を控えた高校3年生、入試広報室の井口先生に取材しました。

活動の幅を広げるキャンナビの広報活動内容の一部をキャンナビメンバーのコメントと共に紹介します。
(2016年3月取材時)

学内で行われるオープンキャンパスや入試説明会において、受験生と保護者に校舎を案内する。基本的なルートが決まっている以外は、各キャンナビの独自の語り口で学校を案内しており、リアルな情報が聞けると来校者にも好評。
受験生は学校生活について、楽しいことだけでなくしんどいことも知りたいのではないかと思います。僕もこちらから話すだけでなく、聞きやすい雰囲気づくりをしていくので、遠慮せずにどんどん質問してほしいです。
これまで、保護者からの質問はたくさん聞いてきたのですが、受験生本人が心配していることや聞きたいこと、親の前では聞けないこともあると思うので、そういうことを聞けるようにしたいと思います。説明会等では校舎案内の他に、キャンナビブースといってキャンナビに聞きたいことを直接聞けるブースを設けています。現在は親子揃って来てもらっていますが、今後は保護者と受験生とで、別々に対応が出来るようにしたいと考えています。

オープンキャンパスや入試説明会では校舎案内だけでなく、学校紹介のプレゼンテーションも担当。スライドや原稿の作成なども全てキャンナビで行っている。大勢の来校者の前で話す際の話し方や、初めての人にも伝わりやすいスライドのビジュアルなど、気を配る点はたくさん。時には学外の会場で、塾関係者の方々を前にプレゼンテーションを行うことも。
入試説明会のかなりの時間をキャンナビの生徒達が仕切ることになります。他の学校の説明会と比べると珍しいことだと思います。普段から「考動」が出来ている生徒達だからこそ、我々も信頼して任せることができます。

オープンスクールや入試説明会とは別に、キャンナビのメンバーが企画・運営をするイベント。小学5年生までを対象に楽しみながら滝二のことを知ってもらおうと、高校生が学校の敷地全体を使った宝探しやクイズ、ゲーム、実験などを企画し、中2~中3のキャンナビが校内の各ポイントで様々なもてなしをする。後々、企画・運営の学年になった際に、参加者の立場で楽しんだ経験が活かされるようにと、中1のキャンナビには全く企画内容が知らされない。小学生と協力して、楽しみながら目的を達成するのが役割。

説明会などの資料をファイルにまとめたり、封筒にセットしたりするときにはキャンナビの人海戦術が大きな力になる。800部の資料をセットする様子をまとめたは圧巻!