四天王寺学園中学校・高等学校
1期生インタビュー

今年、開校から4年目を迎えた四天王寺学園中学校。中学1期生が外部からの高校入学生とともに1期生になり、いよいよ高等学校もスタートしました。最上級生として中学3年間を過ごし、新設校ならではの貴重な経験を重ねてきた1期生は、同校を最もよく知る先駆者。今回は同校の特長や魅力を、1期生だからこそ語れる素直な言葉で紹介していただきました。
友達や後輩とも仲が良く、

先生とも距離が近い!

-1期生の皆さんにとって、中学3年間で印象的だったことは何ですか。

康くん:1期生ということで、先生たちと一緒に学校を作っていけたことが一番良かったです。普通の学校なら、決まったレールに乗るだけですが、自分たちでアイデアを出し行動しながらそれを形にしていけたことが何度もありました。印象的だったのは、中学1年の時に要望を聞かれたので「クラブの練習後に利用したいので、校内に自動販売機がほしい」と言ったら設置されたことです。それはすごく嬉しかったですね。

大岩くん:僕はクラブを作っていったことが大きいですね。バスケットボール部だったのですが、顧問の先生も僕らもやったことがなく、先輩もいないから、最初は練習方法さえわからなかったんです。それで中学2年からは近所の公立中学と練習を始めて、その中で自分たちなりの練習メニューを作っていきました。シュートフォームもわからず、使っているボールも女子の使う6号球を使っていたぐらい、何もわからない中でクラブを作ってきた手応えは大きいです。

木下さん:私は体育を2クラス合同でやってきたことが楽しかったです。自然と隣のクラスと交流ができて、学年の絆も深まっていきました。人数が少ない分、学年はすごくまとまっています。

華山さん:私は、1年目の文化祭が自分の文化祭のイメージと違ってショックだったんです。でも2年目は、生徒会が動き出して、模擬店ができるようになり、みんなで協力しながらムービーも作りました。3年目には多くの模擬店が出せて、かなり発展したことが良かったですね。でも、まだ発展途上なので高校でも頑張りたいです。

-大変なことも多かったと思いますが、とても貴重な経験をしていますね。四天王寺学園中学校に入って良かったところはありますか。

華山さん:自分のクラスだけでなく他のクラスの友達や後輩とも仲が良く、先生とも距離が近いと感じることが多いんです。先生にはいつでも質問に行けるし、普段から気軽にしゃべることができます。先生たちは、私たちのことを知り尽くしてくれていると思います。

木下さん:だから、わからないところがあったときも友達に聞く前に、「先生に聞いてくる」と気軽に質問に行きます。先生はとてもオープンに接してくれます。

康くん:先生とは距離が近く、一緒に学校を作っている感じがいいですね。プライベートの話も結構しますよ。

高校生になるとアクティブラーニングが活発!

考えて、発表して、行動するのは楽しい!

-高校生になって、中学生との違いを感じることはありますか。

華山さん:高校からの入学生が入って、3年ぶりに新しい人と接して刺激をもらいました(笑)。最初は少し緊張しましたが、今までいない感じの面白い人たちが多くて、すぐに打ち解けました。

大岩くん:それに人数が多くなったことで、できることが増えました。普通の学校らしいことがどんどんできるようになっています。

-高校からは1人1台タブレットを持ち、授業面でも変化があるそうですね。

木下さん:タブレットは少しでもわからないことがあればすぐに調べることができて便利です。思い立ったらすぐに解決できますから、常に持ち歩いて活用しています。

-四天王寺学園高校ならではの「宇宙教育」があり、プレゼンテーションも行われるようですが、そういう学びはどうですか。

康くん:プレゼンテーションは面白いですね。中学では講義型の授業が多かったけれど、高校になるとタブレットを使ったり、アクティブラーニングもあって、より脳が活性化します。自分たちで考えて、発表したり、行動したりするのは楽しいです。

-チューターや先生が指導してくれる「放課後個別指導学習」も定着していますね。

華山さん:自習スペースの「Learning Plaza」を毎日19時まで使えるので、放課後に残っている人は多いですね。テスト前だと集中して周りを気にせず勉強できます。わからない問題があったら、周りにいる先生や友達が教えてくれます。

康くん:大学生のチューターも常にいてくれて、年齢が近いから勉強方法以外に進路の相談などもしやすく、詳しくアドバイスしてくれるところも助かります。

一致団結した盛り上がる体育祭

後輩に戸惑った部活動

-中学校の行事の中で印象的だったものは何でしょうか。

康くん:体育祭ですね。中1の頃は体育祭も少ない人数でやっていたのですが、だんだん生徒数も学年も増えて盛り上るようになっていきました。全学年で赤白に分かれて、普段は交流のない後輩とも一致団結できるところがすごく楽しかったです。

大岩くん:僕はスキー合宿です。希望制なので、いつもより自由なところが良かったです。

華山さん:学年ごとの宿泊学習は、それぞれがいろんなところに行きます。宿泊なので、クラスや同じ学年の他のクラスとの交流も深まりました。

-クラブ活動もいろいろありますが、頑張ってきたこと、先輩・後輩の関係などを教えてください。

華山さん:私はテニス部です。私たちが2年生になって初めて後輩が入ってくる時は、先輩がどういうものなのかがわからなくて、チューターや先生、学外の友達にも「先輩ってどんな感じ?」と聞いて予習をしました(笑)。おかげで今、中高別に練習していても交流は続いています。

木下さん:私は以前、クッキング部で、中学2年になって後輩が入ってきたときは、お互いに緊張して壁ができてしまったんです。文化祭でお菓子を作って出そうという話になり、協力せざるを得なくなって関わるようになったら、だんだん後輩とも仲良くなれました。

康くん:僕は中学のテニス部の男子の部長をしていました。人に教えることは大変だけど個人的には好きだったし、練習の中で後輩との距離も縮まり楽しかったです。ただ、大岩くんも言っていましたが、練習メニューを作り、後輩にも自分たちで教え、自分の我流のスタイルを修正していくことは大変でした。後輩がいるといろいろな責任もついてくるなと思いました。

大岩くん:バスケットボール部で僕らの代は部員が5人で、チームプレーだから後輩達とは自然と仲良くなりました。今、バスケットボール部の練習は中高合同ですが、高校チームを作るためには人数がぎりぎりなんです。もっと部員数を増やしたいですね。 

-では最後に、四天王寺学園中学校に興味を持つ小学生へ、メッセージをお願いします。

華山さん:先生との距離も、先輩と後輩の関係も近くて、縦の関係がすごく充実しています。私たちと接するためにも、ぜひこの学校に入ってきてください!

木下さん:今も体育祭と文化祭は楽しいですが、新しくいろんな人が入ってきてくれれば、人数が増えてもっと盛り上がって楽しくなると思います。

康くん:これから入学しても、自分たちの意見を出して学校をより良く変えていくことはまだまだできると思います。自分たちで学校を作っていきたいと思う人には面白い学校ですよ。

大岩くん:4学年揃ったといっても、学校はまだまだ発展途上です。意見はちゃんと検討してもらえるし通ることも多いので、学校を自分たちで作ることを楽しみたい人はぜひ来てください。

先生の目が行き届くことと

生徒がお互いを放っておかないことがメリット

-生徒たちからは新設校で人数が少ないぶん、友達、先生、先輩後輩の関係が濃いという話が出ました。岩井先生が1期生の中学3年間を振り返ると、どのような印象ですか。

岩井先生:中学1年生の時は1学年34名で、各行事を行ってきました。もちろん人数が少ない、規模が小さいなどいろいろあったかと思いますが、いつどんなことをする時でも生徒は前向きに取り組み、とても真面目にやっていましたね。僕としては、本当にいい生徒がそろったなという感覚が強く、人数が少ないからこそ仲間を大事にしながら前に進んでいると思っています。

-生徒たちは、先輩がいないためにお手本がない中で、工夫や努力があったようですが、先生にもその意味での大変さはありましたか。

岩井先生:私はバスケットボール部の顧問なのですが経験がなかったので、練習メニューもわからない状態で、外に働きかけて合同練習から始めました。現在は公式戦にも出て軌道に乗ってきましたが、最初は苦労しましたね。

-部員と一緒にクラブを作り上げていく中で、嬉しかったことはありますか。

岩井先生:右も左もわからないまま進んでいったので、部員が嫌な気持ちになる場面も何度かあったんです。例えば、相手のチームから「なぜ、あんなこともできないんだ」と言われたことがあって、辛い気持ちの中で試合をしたこともありました。でも、中学最後の試合ではとても健闘して、それまでにはなかったような姿を見せてくれたことは嬉しかったですね。

-それまで頑張ってきたことが形になったんですね。先生から見ても、部員同士や生徒同士の関係性の濃さを感じることはありますか。

岩井先生:そうですね。僕の前任校は学年で500人くらい生徒がいるマンモス校で、それはそれでいい部分もあるのですが、やはりこの学校の少人数のメリットは、先生の目が行き届くことと、生徒がお互いを放っておかないことだと思います。しんどそうな子がいたら声をかけていますし、目に入ると気になる関係なんだと思います。

4年間共に歩んできた1期生の生徒たちと…

先生が連携を取りあい、

共通認識での生徒を育てる

-学校としては新設校として生徒たちと一緒に学校を作っていこうという姿勢があったのですか。

岩井先生:そうですね。生徒会をどんどん活性化していこうと働きかけ、生徒会から上がってきた意見をしっかり検討して、良いものがあれば取り入れていく流れができています。例えば同好会を作って、それが部になるかならないかを検討します。
これまでも生徒は意見をたくさん出してくれましたが、中学生ですから理がないものや筋が通っていないものもあり、安易にすべてを受け入れてはいません。ただ、これからは高校生が成長していく時期なので、生徒の意見が今まで以上に反映されていくかと思います。

-この学校で4年目を迎えられて、手応えを感じられるところはありますか。

岩井先生:人数が増えてきたことで、だんだん活気ができてきたなと思います。各クラブ活動の練習も活性化してきていますね。前は男子バスケットボール部がコートをすべて使える日ばかりでしたが、今は顧問同士で話し合って分割して練習しています。そういう悩みは嬉しいです。

-生徒たちも高校生になって変わってきたのでしょうか。

岩井先生:彼らは中学3年間を小さいコミュニティの中で成長してきましたから、少し他を排除するような雰囲気があったんです。「もっといろんな人と関わってほしい」「内側だけでなく外や周りも見て動けるようになってほしい」と思っていたのですが、高校生になってから、ようやく輪を広げて「外向き」になる姿勢が見えてきました。外部から入ってきた生徒たちのおかげかもしれませんね。

-2年後には中高全学年が揃うことになりますが、今後やっていきたいことはありますか。

岩井先生:生徒にはまず学力をしっかりつけてほしいです。僕の担当教科はもちろん、他の教科の勉強も進んでやっていけるような学習習慣をしっかりつけて、結果を残したいですね。やはり、彼らの進路をしっかり保証してあげられることが一番です。本校では、各教科に指導力のある先生方が揃っていて、どの授業も生徒たちの学力をうまく伸ばしていけるものになっていますし、学校生活で一番重要なのは授業だと思いますので、その点は今後も充実させていきたいですね。

-それが四天王寺学園中高のつよみですね。

岩井先生:そうですね。それに現状ではどの学年の生徒のことも先生方がしっかりとわかっています。先生が連携を取りあい共通認識で生徒を育てていこうという姿勢がありますので、それはすごく良いと思います。
また、本校では「放課後個別学習」を行っていますが、環境を与えたからといってここまで生徒が残って勉強するとは思いませんでした。自分自身の中学時代のことを思い返してみても、クラブが終わったらそのまま寄り道をして帰ってしまうタイプだったんです(笑)。でも、彼らはクラブが終わったらすぐに着替えて、放課後に自習スペースの「Learning Plaza」で集中して勉強しています。そんな彼らの姿を見るとすごいなと思いますし、まだまだ発展途上ですが、生徒が伸びる学校になる過程にあると実感できます。

 

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