花園中学高等学校
スーパーグローバルZENコースの先進性

Browse By

禅こそがグローバル 花園中学高等学校のスーパーグローバルZENコースの先進性

2016年より、禅の教えを土台とし、最先端の英語教育で海外大学への進学を目指す「スーパーグローバルZENコース」をスタートした花園中学高等学校。受験倍率が6倍を超えたことからも、このコースの先進性に対する世間の期待がうかがえる。グローバルスキルとしての禅とは何か、海外の大学進学のためにどのようなカリキュラムを用意しているのかを、グローバル教育推進室統括責任者である中村広記先生に解説してもらった。
グローバル教育推進室統括責任者・一貫教育部長 中村広記 先生 INTERVIEW
Q
「スーパーグローバルZENコース」誕生のきっかけとは?
A
花園が持つ希少価値と教育価値を兼ねるキーワード「禅」=「グローバル」。
それが花園の6年一貫コースにしかできない教育。
座禅の様子

私が本校の進路部長を担当していた数年前から、教育界全体に大きな変革の波が来ていると感じていました。そんな中で、6年一貫コースを刷新したいという課題を持っていましたので、教育界の変革に花園中学高等学校としてどう応えられるか、本校にしかできないことは何か、と考えていたのです。その時に、本校が持つ希少価値と教育価値を兼ねるキーワードとして「禅」が出てきました。それで「禅」をあらためて勉強してみると、「随処に主となれば立処(りっしょ)皆真なり」という臨済宗の開祖の言葉に出会ったわけです。物事にとらわれず、何事にも惑わされない本当の自分を自覚し、根元的人間性に立脚しているならば、何処にいても、そこが真実の場所となり、真に自由な人生を創造していくことができるという意味です。
この解説を読んだ時に、海外のビジネスシーンで「禅」や「マインドフルネス」という禅的思考が重宝される理由が腑に落ち、私の中で「グローバル」と「禅」がイコールになりました。それで、「スーパーグローバルZENコース」という具体案ができたわけです。
そこから2年をかけて形を作り、2016年4月にコースをスタートしました。

Q
「スーパーグローバルZENコース」の考えるグローバル教育とは?
A
海外の大学に対応できる「禅」による個性と高い英語力を身につける教育。
グローバル教育

「禅」を中心に様々な日本文化を学んで、6年間かけてそれを発信できる人材に育てることが、本校の考えるグローバル教育です。具体的には、海外の大学に進学して力を発揮してもらうことを前提にしています。「禅」と「グローバル」はイコールであり、「禅」の中には、海外の経営者やトップアスリートが求める生き方や考え方の答えがすべてあります。つまり「禅」を自分の根幹とすることで、海外の大学の授業にも十分対応できるのです。
以前、スタンフォード、ハーバードなどアメリカのトップ大学に視察に行き、アドミッションオフィサーと言われる入試課の方に授業の内容をリサーチしたのですが、どの授業も禅的思考を拠り所にすることで答えが出せると確信しました。「禅」には海外で戦っていくための「自力本願」の要素や、禅問答のような「動」の要素もあり、クリティカルシンキングにも対応できます。
また、海外大学への入学においても、「禅」をしっかりと学んだことは優位に働きます。日本の大学では、入学の基準として現状の到達度を見るのに対して、海外の大学では伸びしろ、つまりこれからの可能性を見ます。 そのため何度も面接をして人を見極めるのですが、アジア地域の枠の中で、日本という独自性と、「禅」を勉強してきたという個性、そして高い英語力があれば、大学が求める人材になることは間違いありません。特に海外の人達と話をするときに、「in ZEN(禅では)…」から話を始められるのは強力な武器だとも思っています。

Q
「スーパーグローバルZENコース」における英語教育の特徴は?
A
最大の特徴は、海外の大学で学ぶために必要なスキルが徹底的に学べる
高3での「NIC講座」。「イマージョン授業」「Skypeオンライン英会話」
「eラーニング」でも英語力を鍛える!
NIC講座

最大の特徴は、高校3年で用意している「NIC講座」です。帰国子女は別にして、日本の教育をずっと受けていた生徒が海外の一流大学に進むことはとても難しいです。しかし、本校ではABCから始めた生徒を海外の大学に進学させることを目的としていますから、NIC International College in Japan とのコラボレーションに踏み切りました。
NICの良さは、語学力の向上はもちろんですが、海外の大学で学ぶために必要なクリティカルシンキング、ノートテイキング、人間力をしっかり磨け、海外大学に適応するための英語力だけでないスキルが学べる点があります。また、海外の大学では大変な苦労が待っているので、高校3年生の段階でそれに近い勉強量をこなして徐々に慣らしていく役割もあります。日本から海外の大学に毎年250人以上、延べ9000人以上を送り出している実績は、まだ実績のない本校をしっかりフォローしてくれる存在です。
海外大学への準備期間を高校3年で作るために、中学1年から英語を週に8時間、そのうちの5時間はネイティブが中心になっている授業をします。そして、週に数学2時間、理科3時間の「イマージョン授業」があります。さらに、放課後や土曜日を利用して「Skypeオンライン英会話」と「eラーニング」を入れています。

イマージョン授業
イマージョン授業
Skype授業
Skype授業
Q
「スーパーグローバルZENコース」と「ディスカバリーコース」の違いは?
A
海外大学を目指す「スーパーグローバルZENコース」、
国内の難関大学を目指す「ディスカバリーコース」。
中学1・2年はほぼ同じカリキュラムで、コース変更も可能。
「ディスカバリーコース」は「グローバル」と「探究」を織り交ぜたコースで、真骨頂は、自分たちで企画して、フィールドワークをして、プレゼンテーションをすることです。
2つのコースは中学1年、2年ではほとんど同じカリキュラムになっていて、「イマージョン教育」「Skypeオンライン英会話」「eラーニング」も同じように実施します。中学3年生から大きな違いが出て、「スーパーグローバルZENコース」は海外大学を目指し、「ディスカバリーコース」は国内の難関大学を目指します。コースの変更に関しては、中学3年の段階でそれぞれのコースの生徒にコース変更の意思を確認します。なるべく叶えるようにしますが、「ディスカバリーコース」から「スーパーグローバルZENコース」へ行きたい場合は学力の部分で審査を行います。
2つの中高一貫6年コース
Q
「スーパーグローバルZENコース」で育成したい人物像は?
A
自分の能力・個性にあった分野で、自分にしかできない社会貢献ができる人に。
自分の能力・個性にあった分野で、自分にしかできないことで社会に貢献し、世の中のために活躍してほしいです。その分野は何であってもいいと思います。世界で磨かれて、世界で通用する人間力を身につけてほしいです。今、新コースがスタートして、この2年間に私が思い描いていた通りの状況になっています。難しいプログラムが多いですが、子供たちには乗り越えていける素地があると思っていましたから、それが証明できつつあって嬉しいです。「不安定な世の中を乗り越えていける人間力を養いたい」と誰もが口にしますが、いざ実践となると不安定な状況を作ることに尻込みしていくものです。そこを尻込みせずに新しいことを取り入れ、生徒たちにはこの先も乗り越えていってもらいたいと思います。

花園中学高等学校

花園中学高等学校
関東の学校では、京都や奈良への修学旅行が国際理解教育という位置づけになっていることがある。関西で暮らす人間としては奇妙に思うが、まずは外国人のイメージする日本を体感しなくては始まらないということらしい。日本最大の禅寺である妙心寺に隣接する花園中学校は、日本を感じるのに最適な学校だ。その強みがあるからこそ、本気で海外の大学進学を目指すコースという他に類を見ない、1つ上のコンセプトにたどり着いた。今後に注目だ。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でココロコミュをフォローしよう!