四天王寺学園高等学校・中学校
卓球部

とにかく楽しい卓球部
目指すはチームで戦える強いクラブ!

平成26年の開校と同時に創設された四天王寺学園高等学校・中学校卓球部(※高等学校は平成29年に開校)。新設クラブだけに、これまで練習方法に悩みながら活動を続けてきたそうですが、平成29年度より卓球経験者でこれまでも他校で卓球部を指導されてきた竹本先生が新顧問になり、練習内容がより充実しました。部員の目標は一気に高くなり、やる気も倍増。まだまだ部員数は少ないですが、まずは試合での1勝を目指して、楽しく明るい部活生活を送っています。そんな四天王寺学園高・中の卓球部を取材しました。
注目! 四天王寺学園高中 卓球部

練習開始前になると卓球台を運び、学年に関係なく和気あいあいとセットを始めた部員たち。
まだ、卓球台もネットもボールも新しさを感じさせる。

まずは卓球台を使って部員同士で球出し練習。台の前に立つまでは笑い合ってなごやかだった表情も、白い球を打ち返す時は真剣だ。「もっと上手になりたい」という気迫を感じさせる部員もいて、「試合で1勝」という部の目標に近づくための基本練習が繰り返されていた。

合間には先生に相談に行って素振りを見せたり、部員同士でボールの飛び方を話し合ったりと、仲の良い部の雰囲気が伝わってくる。緊張感あふれる先輩後輩の関係はないようだが、やはりムードメーカー的に場を明るくしたり、熱心に練習する姿から上達への強い意欲を感じさせるのは中学3年生。そんな先輩の姿を見て、自然と後輩たちも成長していくのだろう。網を使ってのボール拾いやその手伝いも、学年に関係なく協力し合いながら取り組んでいた。

全体を監督してアドバイスを出していた竹本先生。後半になると球出し練習による直接指導が始まった。指導を受ける部員以外も打ち返す様子を見守り、個別の指導内容にじっと耳を傾けたり、良いショットが出ると拍手を送ったりしている。部活を楽しみながらも、目標達成へ向けて真摯な態度で臨む姿は、今後の成長を期待させてくれるものだった。

四天王寺学園高中 卓球部 Profile
創部
平成26年
部員数
中1 : 3名(女子) 
中2 : 4名(男子2/女子2) 
中3 : 3名(女子)

高1 : 3名(男子)
練習
4日/週(月、火、水、木)

Teacher & Student Interview
Teacher & Student Interview image

阿部さん
[中学3年・小中一貫コース・現キャプテン]


池田さん
[中学3年・小中一貫コース・前キャプテン]


竹本優則 先生
[卓球部顧問・数学科教諭]

個人のレベルに合わせて楽しめる卓球
勝って嬉しい、負けて悔しいが
スタートであり、ゴール

― 卓球部は4年前に創部されましたが、竹本先生が顧問になられた平成29年以降どのような変化があったのでしょうか。
竹本先生 以前は活動日が週に1日だけで部員も5名くらいでしたが、現在は活動が週4日で部員数は13名に増えました。中学生は兼部している部員も多くまだまだこれからですが、高校生には経験者の男子生徒が入ってきて、本格的に活動しています。彼らには中学生の指導も手伝ってもらっているんですよ。

― 2人が卓球部に入部した動機は?
阿部さん 私は小学生の時にクラブで卓球をやっていて、中学校の卓球部もおもしろそうだと思って入部しました。最初は卓球部とロボット部を兼部していたんです。ロボット部の活動日は週2回でしたが、卓球部の練習が週4日になって忙しくなったので、卓球部だけに絞りました。
池田さん 私は中学では運動部に入ろうと思っていました。卓球は初心者でしたが、その頃の卓球部は活動日が週1日だったので、ちょうどいいかなと思って入部したところ、中3で竹本先生が顧問になって練習が週4日になって(笑)。今は毎回参加できないのがちょっと残念です。

― 竹本先生が顧問になられる前は、どのような練習内容だったのですか。
池田さん 週1回の練習で、あまり上達もしませんでした。人数が少ないからというよりも、ずっと打ち合いばかりしていたので「球出し」(※)もやっていなかったし、打ち方やフォームも教わらずに自己流でやっていたので大変でした。
(※)他の人がトスしたボールを打つ練習
阿部さん 私も練習法がわからなかったので、他の部員のフォームを見たり、「どうやっているのだろう?」と自分なりに考えたりしました。練習でやることがなくて、暇だなぁと思ったこともありました(笑)
竹本先生 卓球は正しい知識を身につけて練習していかないと、なかなか上達しないんです。単にラリーで球を打ち返すだけでは強くなれないので、そこは難しいところですね。

Teacher & Student Interview image01
― 竹本先生が顧問になられて卓球部の練習が活発になったことで、部活に対する意識に変化はありましたか。
阿部さん 竹本先生が顧問になってから「全員が試合で1勝する」という目標ができ、それがきっかけで以前の気楽な雰囲気がなくなりました。私は本気で卓球をやりたかったので、今のような部活になって良かったです。
池田さん 竹本先生は練習の時に、おもしろい言い方で指導してくれるのが楽しいんです。叱られているのではなく、一緒に頑張ろうと励ましてもらっているようにも思えるので、そこもすごく良かったなと思います。
竹本先生 卓球は個人のレベルに合わせて楽しめる良さがあると思うので、むしろ運動が苦手な生徒やこれからスポーツを始めたいという生徒が、楽しく汗をかくことができるといいなと思っています。「運動ができたらいいな」くらいの軽い気持ちで始めて、勝って嬉しいとか、負けて悔しいと思うようになるのが卓球のスタートであり、ゴールでもあるのかなと思いながら指導しています。

やればやるほど打てるようになる。
練習したらその分だけうまくなるのが
卓球の面白さ

― 竹本先生ご自身の卓球歴は?
竹本先生 中高と6年にわたり卓球を続けていましたが、社会人になってからは趣味程度で、たまに昔の仲間と卓球をしていました。実は僕、自分でやるより教える方が好きなんです。前任校でも3年間ずっと卓球部の指導をしていて、僕に「先生、勝負しよう」と言ってくるくらい強くなった生徒がいました。生徒のそういう成長を見るのはすごく楽しいんです。ラケットを持ったこともなく、さらにクラスでも引っ込み思案だったりするような生徒が、だんだんうまくなって自信をつけ、どんどん積極的に変わっていくところも卓球の面白さだと思います。

― 2人は卓球のどういうところが面白いと思いますか。
池田さん 中3から本格的な練習をやるようになって、やればやるほど打てるようになったことが面白かったです。練習したらその分だけうまくなるところが卓球の面白さだと思います。
阿部さん 小さなラケットのどの部分に当てたら、速いボールが返せるのかなど自分で追求しながら細かく考えて打ったりするところが面白いです。

― 四天王寺学園卓球部の良さは?
阿部さん 「楽しい」しかないと思います。ちゃんと打てなかった時に竹本先生からアドバイスをもらうと、次は打てるようになるので練習のしがいがあるし、部活が楽しいです。

Teacher & Student Interview image02
― 部員の皆さんは仲が良いのですか。
池田さん すごく仲がいいです。運動系のクラブは上下関係が厳しそうに思えますが、卓球部にはなく、みんなが同じ立場で話せるのがすごくいいところだと思います。

― 後輩たちを指導する時は、どんなことに注意していますか。
阿部さん 初心者でも経験者でも、わかりやすいことが一番大切だと思うので、わかりやすく伝えるために何かに例えたりして工夫しています。
池田さん 初心者も経験者も皆で一緒にうまくなっていくのが大事だし、上級生と下級生の間に溝が生まれないように、後輩が話しかけやすい先輩になることを意識しています。

「みんなで楽しく、気軽に始められる卓球」
を大事にしつつ、試合で1勝を目指す

― 竹本先生が卓球部を指導する上で、大切にされていることはありますか。
竹本先生 部員たちが頑張ってよかったとか、クラブをやっていてよかったと、やりがいを持ってもらえたらと思っています。兼部している生徒や塾に通っている生徒など忙しい部員も多いですが、「楽しいから週に何回かは来たい」と思える部でありたいですね。高校は卓球がしたくて入部する子が多いと思うので結構がっちりやろうと考えていますが、中学校は「みんなで楽しく、気軽に始められる卓球」を大事にしつつ、試合で1勝することが目標です。

― 部員数が少ないからこそできることはありますか。
竹本先生 チーム全体で強くなるためには、部員同士での練習方法や練習メニューなどを僕がもっと指示した方が良いのですが、中学生の部員たちはまだそのラインには達していないと思います。その代わりに人数の少なさを生かした個別の指導で、一人ひとりをしっかり見ることを意識して、僕が全員とできるだけ数多く打ち合うように心がけています。一度の練習で「今日はこれがうまくなった」と部員たちが実感できるようにしたいです。

― 今後の卓球部としての目標を教えてください。
竹本先生 まず1学年で1チームを作ることです。今は全部員を集めれば1チームができますが、日ごろ練習に出ていない部員もいるので人数が足らず、個人戦には出られても団体戦にはまだ出られていません。1チーム6人なので、1つの学年で部員が6人いればいいですね。自分が負けてもこの子が勝ってくれたから上に進めた、次こそ自分が頑張ろうと思える団体戦は、めちゃくちゃ面白いんです。今は個人で頑張る楽しさを満喫してほしいですが、今後はチーム全体で戦う楽しさも伝えていきたいし、そういうチームを作っていきたいです。

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― クラブの伝統にしていってほしいものはありますか。
竹本先生 先輩は後輩に自分たちが得てきたものを教え、後輩は先輩に勝ちたいという意欲をもって、部内で切磋琢磨していけるような、良い意味でのライバル関係を作っていってほしいです。今のように上級生と下級生の仲がいいのは良いことですが、それだけでなく実力もついてきたら、さらに良いチームができるはずです。時間はかかると思いますが、そうやってもっと強いチームにしていきたいと考えています。

― 2人の新旧の部長さんから後輩へメッセージをお願いします。
池田さん 卓球は初心者でも始められるので、ちょっとでも興味があるなら怖がらずに、気楽な気持ちで始めてほしいと思います。
阿部さん せっかく入ったクラブを、やめてしまうのはとてももったいないと思うので、できるだけ楽しい雰囲気でやっていける卓球部になるように先輩として心がけたいです。

 

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