金蘭会高等学校・中学校
不撓不屈の精神で急成長中!
金蘭会高等学校・中学校バドミントン部

強い意志を持ち、どんな困難にも心がくじけない様を意味する「不撓不屈(ふとうふくつ)」をスローガンに、日々練習に励む金蘭会高等学校・中学校バドミントン部。数年前までは、大阪府大会で初戦敗退が当たり前だったという同部がここ数年でベスト16のボーダーライン(※ベスト16からシード権獲得となる)を狙えるほどの急成長をみせています。そのきっかけや取り組みについて、部長と元部長で現在コーチ、顧問の先生に取材しました。
金蘭会高等学校・中学校バドミントン部
部員数  15名(中1:6名、高1:4名、高2:5名)
練習  毎日
1年間の主な戦績  (2016年12月~2017年11月)
[高校]
北河内大会 B級ダブルス 準優勝
スマイルカップ ダブルス 優勝4組 準優勝2組
吹田市連盟杯 ダブルス 初心者の部 優勝・準優勝・3位
高校生女子交流大会 団体戦Bリーグ 準優勝 団体戦Cリーグ 3位
北河内バドミントン競技会 団体戦Aチーム ベスト8
春季バドミントン競技会兼全国高等学校総合体育大会
団体戦 大阪府下ベスト32 2季連続
Ⅱ部シングル ベスト32 1名
大淀カップ
1部シングル 第3位 ベスト8 1名
2部シングル ベスト8 1名
大阪高等学校総合体育大会
団体戦 大阪府下ベスト32 2年連続・3季連続
Ⅱ部ダブルス ベスト32 1組

[中学]
大阪私立中学校総合体育大会
団体戦 3位 2年連続
シングル 3位
金蘭会高等学校・中学校バドミントン部

知りたい!
金蘭会バドミントン部

「不撓不屈」
― ふとうふくつ ―
同部全体のスローガンであるこの言葉は、
練習メニューを書き出すホワイトボードに張り出し、
いつでも目にすることができる場所に。
他にも部員たちが個人的に掲げた目標や
モットーがずらりと並ぶ。

「凡事徹底」
― ぼんじてってい ―
基本的なことこそ大切に。
毎日の練習はウォーミングアップ、素振り、
筋トレなど学年を問わず基礎的なことからスタート。
急な成長を支えるには、やはりしっかりとした土台が必要。
時に笑顔のこぼれる和やかな雰囲気ではあるが、
先生やコーチ、先輩への挨拶などは徹底している。

「自己管理」
― じこかんり ―
同部では、風邪や怪我での休部も自己責任扱い。
少し厳しいように感じるかもしれないが、
大人になればどんな理由でも欠勤は欠勤なのだからと、
自己管理の大切さを学ぶ。
ちょっとした空き時間に誰ともなく始める筋トレの風景。
コートの外でもできることはある。

PHOTO REPORT

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中学1年生は入部から半年間、ラケットを持たずに手で直接シャトルを投げて感覚を養うことに集中。取材時はようやくシャトルやラケットの扱いにも慣れてきた頃。とにかくバドミントン部らしいことができるのが楽しくて仕方ないようだ。
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メインの2人に対して、相手コートに4人が入る通称「4対2」と呼ばれる練習メニュー。レシーブ強化の練習法で、通常の試合に比べ、前後左右どこに打ち返してもすぐに返ってくるため素早い反応が要求されるハードな練習だ。ハードな時こそ、会話が増え雰囲気が明るいのも印象的。
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先生やコーチだけでなく、先輩が後輩の技術指導にあたるのも、日常的な風景。初心者からスタートして同じところで躓いたからこそ、イメージをわかりやすく伝えることもできる。「人に教えることで、自分の復習になることも多いんですよ」と部長の木村さん。

STUDENTS & TEACHER INTERVIEW
部長 木村さん(高校2年 看護コース)
顧問 鈴木 惇平先生(バドミントン部顧問歴6年目、社会科担当)
コーチ 中村さん(園田学園女子大学 健康スポーツコース1回生)

やる気のある生徒が損をする姿は見たくない

― 入部のきっかけを教えてください。
木村さん 小学生の頃からバドミントンをやりたいと思っていたので、中学受験時に金蘭会にバドミントン部があることはチェックしていました。入学後、体験会での雰囲気が良かったので、入部しました。
中村さん 私は高校から金蘭会に入学しました。中学時代もバドミントンをやっていたのですが、実は高校では続けるつもりはありませんでした。でも、鈴木先生から声をかけていただいて見学しているうちに、先生と一緒にこの部を強くしていきたいと思うようになり、入部を決意しました。
― では、強くなるきっかけは中村さんの入部ということですか。
鈴木先生
鈴木先生 中村さんの存在が転機となったのは間違いないですね。もう一つ、きっかけとなったのは、僕が顧問になった頃のある生徒の存在です。僕も部員もほぼ全員が初心者で、初めての団体戦でルールがわからないというレベルの中、1人だけ経験者の部員がいたんです。普段から何も言わずに黙々と練習をしていましたが、高校最後の試合で負けた時に、“先生も周りも初心者ばかりだから言えなかったけど、もっと強くなりたかった”と初めて泣きながら本音をこぼしたんです。その時、やる気のある生徒が損をする姿はもう見たくないと思いました。木村さんは実感していると思いますが、入部当時と、ここ3年間では、部の雰囲気がかなり違うと思います。
― 部の雰囲気はどのように変わったのですか。
木村さん 私が中学1年の頃は部活動というより、放課後の遊び感覚が強かったのですが、今は全員が一緒に強くなるという目標に向かって取り組んでいるので、以前とはまた違った楽しさ、やりがいを感じています。でも、初心者から入部できることや、部員同士の仲の良さは以前と変わっていないです。
中村さん 外部からコーチが何人もきてくれるのですが、皆さんから「部員が皆楽しそうにバドミントンをしているのが印象的」とおっしゃっていただくのが嬉しいです。

先輩が残した結果が目標に

― 入部当初より部活動が本格的になって、勉強との両立は大変ではなかったですか。
木村さん 活動日がほぼ毎日になったので最初は大変でしたが、2年目には慣れました。高校受験の時は2週間ほど部活を休みましたが、勉強と両立して続けられました。
鈴木先生 中学時代の木村さんはそこまで強い選手ではありませんでしたが、ブランクなく続けたことで、高校に入ってグンと上手くなり、大会でも成績を残せるようになってきました。
中村さん それに中学の頃は周りを引っ張って行くタイプには見えなかったのに、今では、部長としてリーダーシップを発揮してくれているのでとても頼もしいです。
― 短期間で技術の向上やリーダーシップを発揮するまでになったきっかけは何でしょうか。
木村さん 1学年上の先輩方が2季連続で大阪府ベスト32という結果を残されているので、それを自分の代で落としたくないと思ったのが大きいです。あとは限られた時間を無駄なく使えるようになったからだと思います。

練習風景
練習風景

意識が変われば行動は変わる

― そういった意識の変化が個人の成長、ひいては部の強さへと繋がるのですね。
中村さん 部を強くするためにまず取り組んだのは意識改革でした。本校は全国区の強豪部が多いこともあり、私たちは体育館を貸していただいている、という気持ちで活動しています。コートに入れる時間が限られているなら、コート内ですべきことと、コートに入る前に済ませておくことに目が向きます。単純に準備と片付けを迅速に行えば、その分練習に使える時間は長くなります。
― 意識改革の中で、難しかったことはどんなことですか。
中村さん バドミントンは大人数の団体競技ではありませんが、団結力は大切です。コートに入れない部員はシャトルを拾ったり掃除をしたりサポートにまわります。コートに入れる人数が少ない競技だからこそ、上級生や強い部員が周囲への気配りを怠らないようにしないと、全員が同じモチベーションでやっていくことはできません。最初の頃は、そういうことが他の部員に上手く伝わっているかが不安でしたね。
― まだまだ改革途中でこれからもっと強くなっていくと思いますが、これまでと変わらないことはありますか。
鈴木先生 挨拶や声出しなど、礼儀に関してはプレイの上手い下手よりも大切にしてきました。凡事徹底といいますか、そういう基礎的な心構えが必ずプレイにも繋がりますし、人間としての成長にも影響すると思います。実際に、学年が上がるにつれて、周りを見て行動できるようになっています。
中村さん 体育館を区切る緑色のカーテンネットを出る時や、体育館の出入り口では必ず挨拶をしています。今でも学内で先生や来客の方とすれ違う時に自然と挨拶ができるのは部活を通して身についたことだと思います。
木村さん 本当にそれは入部当初から変わらないなと思います。部長として、技術面だけでなく後輩に伝えていきたい大切なバドミントン部の伝統です。

ベスト16を目指して邁進!

― 部活動を通して、どのような成長をしてほしいと思いますか。
鈴木先生 壁にぶつかっても諦めずに努力することができるたくましい女性になってほしいと思います。教育者というのは何も先生だけではないと思います。学生時代は後輩に対して、社会に出てからは部下に対して、家庭では子供に対して、見本となれる人間になれるように様々なことを身につけてほしいと思っています。
― バドミントン部に興味のある小学生にメッセージをお願いします!
木村さん 初心者大歓迎です。先輩・後輩の仲がよく、わからないことはなんでも聞ける部活です。まずは大阪府下約130校の中でベスト16に入ることを目標に、一緒に頑張りましょう!

 

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