guideline 生徒VOICEガイドライン

ガイドライン GUIDELINE

『生徒VOICE』は、中学校・高等学校に通う生徒の皆さんがオンライン上で安全安心に学校生活の楽しみを発信し、発信を通して学ぶために開発されたプラットフォームです。
「うちの子も、よその子もない。うちの生徒、よその生徒もない」というコンセプトの元、子どもの未来に寄り添います。

01 本ガイドラインの位置づけ

(1)ガイドラインの内容
本ガイドラインは、『生徒VOICE』の目的と情報発信をするに当たっての基準や禁止事項をまとめています。

(2)ガイドラインの使用方法
発信する生徒、ご協力いただける先生におかれては、本ガイドラインに従って『生徒VOICE』をご使用いただくとともに、ご使用についてのローカルルール策定時の資料としてご活用下さい。

02 『生徒VOICE』を通して実現したいこと

(1)在校生目線での学校広報
『生徒VOICE』は、校内を最も知る生徒(在校生)による学校広報ツールです。生徒目線でのリアルな発信によって、学校に興味を持つ受験生や保護者に学校の魅力をより具体的に届けます。

(2)同じ学校の生徒、他校の生徒への情報発信
『生徒VOICE』は、学校に興味を持つ受験生や保護者だけでなく、同じ学校の友達、先輩後輩や他校の生徒への情報発信の場でもあります。生徒同士が学校を越えて共感し合える場を目指します。

(3)愛される学校づくり
生徒が取り組む部活動、課外活動、行事などを『生徒VOICE』で発信することで、学校外の人々(保護者・地域の方・卒業生など)に共感・応援を得、愛される学校づくりを目指します。

03 生徒の皆様へ ~『生徒VOICE』を通しての学び

(1)発信する責任を学ぶ
『生徒VOICE』は、生徒がオンライン上で発信する表現ツールであるとともに、学校の代表として責任をもって広報する機会を提供する学習ツールです。

(2)制約の中での表現を学ぶ
『生徒VOICE』では、自由な発信を行えますが既存のSNSのように好き勝手な内容を容認しているわけではありません。著作権や肖像権などを含むコンプライアンスを学び、表現する学びの場です。

(3)多角的な視点を学ぶ
『生徒VOICE』での発信には、自分の主張だけではなく、自分の所属する学校の考え、卒業生や地域といった学校に関係する人達の思いなど多角的な視点を考慮することが求められます。その視点や経験は社会性を育む学びの場になります。

04 先生へ ~『生徒VOICE』を見守るということ」

『生徒VOICE』は「生徒目線のリアルな発信を前提とした」学校広報につながるシステムです。大人が手を加えた記事による広報合戦は目指すところではありません。
発信で引き起こされる問題については、なるべく事後処理を基本にしていただき、生徒の頑張りを見守る姿勢でのご参加をお願いいたします。

05 読者の皆様へ ~『生徒VOICE』に寄り添うということ

『生徒VOICE』の読者として、学生以外に、お子さんの受験をひかえる保護者の方々、卒業生、地域の方々など、あらゆる大人を想定しています。大人の読者様には若者たちの活躍を楽しんでいただくとともに、社会の一員として羽ばたいていこうとしている中学生、高校生に寄り添い、応援していただけると幸いです。

06 『生徒VOICE』の安全対策について

(1)SNSではなくメディアとしての安全対策
『生徒VOICE』はソーシャルネットワーキングサービスではなく、生徒と学校とココロコミュによるミニメディアです。発信者である生徒自身のコンプライアンス意識の向上や担当の先生による安全管理(承認システム)はもちろん、ココロコミュとしても運営体制とWebシステムの両面で安全対策を行います。

<公開の流れ>
生徒記事制作→先生へ申請→先生承認→公開→ココロコミュ確認

<記事へのコメント>
閲覧者書き込み→コメントお知らせメール→先生確認・承認→公開→ココロコミュ確認

(2)ガイドラインを通した正しい使用方法の呼びかけの徹底
ご利用いただく学校の生徒や先生には、サン・ロワよりガイドラインを元に主旨説明や使用法案内を行います。

07 想定されるトラブル事例

「上手にネット付き合おう!安心・安全なインターネット利用ガイド(総務省)」より「生徒VOICE」を使用することで想定されるトラブル事例を記載します。

①他者の権利を侵害する投稿・二次利用・ダウンロード
https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/trouble/case/case04_detail.html
「著作権は法律で守られているから、無断で使ってはいけない」という認識はもちろん大切ですが、本質ではありません。独自性への敬意を持って自らの制作を行いましょう。


②個人や学校などへの脅迫行為や犯行予告
https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/trouble/case/case07_detail.html
脅迫行為や犯行予告をインターネット上で発信する人の中には、それを脅迫や犯行予告と認識していない人もいます。受け取る人の立場で発信しましょう。


③投稿から個人が特定されたことによる被害
https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/trouble/case/case12_detail.html
自分のプライバシーはもちろんですが、自分以外の人のプライバシーを拡散してしまう可能性にも注意しましょう。


④SNS等での誹謗ひぼう中傷による慰謝料請求
https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/trouble/case/case16_detail.html
どのような発言にも傷つく人がいる可能性があります。それを理解した上で言葉をしっかりと選んで、発信しましょう。感情に任せた発信に注意しましょう。


【参考資料】
上手にネット付き合おう!安心・安全なインターネット利用ガイド(総務省)
https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/