本気の〝勝負″が楽しめる!ナラトミの文化系クラブ活動 奈良学園登美ヶ丘中学校・高等学校
本気の〝勝負″が楽しめる!ナラトミの文化系クラブ活動 奈良学園登美ヶ丘中学校・高等学校
本気の〝勝負″が楽しめる!ナラトミの文化系クラブ活動 奈良学園登美ヶ丘中学校・高等学校
生徒の「伸び率」日本一の学校を目指し、枠にはめない指導で個々の自主性を伸ばす奈良学園登美ヶ丘中学校・高等学校。クラブ活動も同様で、生徒たちは自分のやりたいこと・好きなことに伸び伸びと取り組んでいます。その中で文化部の「囲碁・将棋部」「弁論部」「競技かるた部」は県や全国の大会で“勝負する”ことにもこだわる代表格。楽しさと真剣さが融合する活動の様子をそれぞれの部員に語ってもらいました。

囲碁・将棋部

囲碁・将棋部MEMBERS

部員数 中1~高3生/20名
活動日 月曜日・木曜日
実績 ◎第47回全国高総文祭将棋部門出場(奈良県予選 男子個人戦優勝、女子個人戦優勝)
◎第46回全国高総文祭将棋部門出場(奈良県予選 男子個人戦優勝、女子団体戦優勝)
◎第42回近畿高総文祭将棋部門出場(奈良県予選 男子個人戦準優勝、女子団体戦優勝)
◎第31回全国高文連将棋新人大会出場(奈良県予選 男子個人戦準優勝)
ほか

*2023年・2022年実施の主な大会

対局時は頭をフル回転
普段は学年の垣根がなく和やか!

  • 前田くん(Y3/高2)

  • 坪田さん(Y3/高2)

活動のメインは将棋

Q. 囲碁・将棋部に入部したきっかけを教えてください。

前田くん
友達が入部したので「僕も一緒に」というのが一番の理由ですが、家では幼い頃から父や祖父と将棋を含めたボードゲームでよく遊んでいたので、それも入部を決める後押しになりました。

坪田さん
小学校の時に友達に将棋を教えてもらい、楽しいと感じたので本格的にやりたいと思っていました。中学に入学して囲碁・将棋部があったので迷わず入りました。

Q. 部活では将棋のほかに囲碁などのボードゲームも?

前田くん
囲碁を指せる部員が1人しかいないので、今のところ将棋をメインに活動しています。

坪田さん
将棋以外ではチェスもやります。私は先輩に教えてもらって中学から指せるようになりました。ルールは将棋とほぼ同じなので覚えれば誰でも気軽にできます。

Q. 将棋のどのようなところに魅力を感じますか。

前田くん
頭をフル回転して勝負に挑むところに魅力を感じます。対局を通して部員のみんなと交流ができる点も楽しいと思える大きな要因です。

坪田さん
9×9マスの小さな盤面の中で「攻める」「守る」といった戦法が本当にたくさんあり、どの手が有効かをじっくり考えながら勝負できるところに私は魅力を感じます。

Q. 対局中は何手先まで読んでいるのでしょう?

坪田さん
うーん、どんなに頑張っても7手先までだと思います。それ以上読むのは今の私にはまだ難しいです。

前田くん
そんなに先まで読んでいるの? 僕はその場その場で直感的に指しているだけです。だからなかなか勝てないのかもしれません(笑)。

大会前は真剣モード

Q. 二人が感じている囲碁・将棋部の雰囲気は?

前田くん
ナラトミの部活の中で一番フラットかつアットホームな雰囲気があると思います。対局の時は真剣ですが、それ以外はみんなで和んでいます。部活のポスターを作ったりする時は誰が担当するかを全員で振り駒(将棋の先後を決める方法)をして決めるのですが、その時はとても盛り上がります。

坪田さん
しかも勝った人ではなく“負けた人”が担当します(笑)。そんなことを上下関係なくみんなでワイワイ楽しんでいます。私が入部した頃は部員が少なく地味な空気が漂っていましたが、今は部員数が増え、私も学年の垣根をつくらず後輩に話し掛けたりしているうちに今の明るい雰囲気になりました。

Q. 大会前は普段以上に練習に熱が入るのですか。

前田くん
やっぱり気合いが入ります。顧問の先生のほかに将棋に詳しい先生が週に1回教えにきてくれるので、詰め方などをみんなで勉強します。

坪田さん
普段から家でも将棋の本を読んで戦法を勉強していますが、大会前はその頻度が増えます。YouTubeもいろいろあるので、わかりやすいチャンネルはよく視聴します。

切磋琢磨して上位に

Q. 年間の大会の中で特に目標にしているものは?

坪田さん
8月に開催される全国総合文化祭を目標にみんな頑張っています。4月に奈良県の予選が開かれるので、そこからスタートします。

前田くん
他には秋に奈良県総合文化祭があり、新人戦も行われます。昨年も今年も個人戦は坪田さんが良い成績を収めているので、他の部員も負けないように頑張らないといけません。

坪田さん
3人1組で戦う団体戦もあるので、力を合わせて一つでも上に進みたいです!

― 未来の後輩たちへ ― メッセージ

前田くん

囲碁・将棋部は中学入学と同時に入る必要はありません。「ちょっと息抜きに将棋でも」という感覚で運動部や他の文化部と兼部するのもOKです。そこから気軽に始めて、真剣に将棋に向き合う部員から刺激を受ければどんどん力がつきますから、一緒に全国大会を目指して頑張りましょう!

坪田さん

「放課後は必ず活動する」といった義務感にかられずに楽しめるのが囲碁・将棋部のよさです。他の部活なら個人練習であっても全体で動かないといけない場合もあると思いますが、将棋はそれがありません。コロナが落ち着いた今年から文化祭での見学が再開されたのでぜひ見に来てください!

弁論部

弁論部MEMBERS

部員数 中1~高3生/10名
活動日 週4日(水曜日・土曜日は活動ナシ)
実績 ◎第45回「少年の主張」奈良大会 努力賞
◎第47回全国高総文祭弁論部門出場
◎近畿・北陸地区 中学・高校ディベート選手権出場(中学の部、高校の部)
◎近畿支部/中国・四国支部共催 2023年春季交流試合出場(中学の部、高校の部)
ほか

*2023年実施の主な大会

雑談も自然とディベートに!?
しゃべることが好きな人、大歓迎!

  • 吉田くん(Y3/高2)

  • 西垣さん(Y2/高1)

かつては存亡の危機も

Q. なぜ弁論部に入部しようと思われたのでしょう?

吉田くん
小学校の時から漠然とアナウンサーや実況者に憧れていました。しゃべることが好きだったので、弁論部に入れば「話す力」と「考える力」をしっかり身につけられると思いました。

西垣さん
私は中2から入りました。それまでは弁論部の存在を知りませんでした(笑)。人数が減って存亡の危機だったらしく、「頼む! 入ってくれ!」と勧誘されて入部することになったのですが、いざ活動を始めると部員同士のコミュニケーションがとても円滑で居心地がよく、弁論やディベートそのものの魅力にもハマりました。

Q. 普段はどのような活動・練習をしていますか。

吉田くん
弁論とディベートの2つが活動の柱です。特にディベートは「肯定側」と「否定側」に分かれて討論するため資料作りが必要で、話す練習以外にもその準備に多くの時間を割くこともあります。

西垣さん
資料がまとまると部員同士でチームを組んで実際にディベートの模擬試合をします。一方、弁論は自分が決めたテーマに基づき主張したいことをそれぞれで練ります。

Q. 二人が感じる弁論・ディベートの魅力は?

吉田くん
自分の考えを大勢の人に聞いてもらう機会はそう多くありません。弁論は、たとえ5分程度の決められた時間でも自分の主張や意見を述べられるので、その貴重な場が用意されることに魅力を感じます。

西垣さん
ディベートは勝ち負けがはっきりするので、その競技性も魅力の一つです。文化部だけどスポーツのような面があり、複数人でチームになって戦うので勝った時の喜びはひとしおです。

論理的に考える力も

Q. 二人が感じる弁論部の雰囲気は?

吉田くん
中学生と高校生が一緒に活動し、先輩と後輩の壁もないのでとてもよい雰囲気があると思います。どの部員も基本的にしゃべることが好きなので、たまにディベートの枠を超えて盛り上がりすぎることがあり、気がついたら帰る時間になっていたということもたびたびあります(笑)。

西垣さん
お互いに感じたことを口にして共有できる空気があると思います。お菓子の『きのこの山』と『たけのこの里』はどっち派という雑談などは、みんなでワイワイ言っているうちに自然とディベートっぽくなったりするので、そんなところも弁論部らしいと感じます。

Q. 弁論部に入って自分が成長できたと感じることは?

吉田くん
ディベートは「自分が思ったこと」に対する証拠資料を用意しなければなりません。裏付けがないと相手を説得できないし、説得力をもたせて話すための言葉の組み立ても必要です。その練習をしていると普段の生活の中でも物事をいろいろな側面から見て、じっくり考えられるようになりました。

西垣さん
私は人前で話す力が身についたと感じます。一つ一つの物事に対して自分の主張をより明確に言葉にできるようになり、どう言えば相手に伝わりやすくなるかもしっかり考えられるようになりました。

高いレベルで競いたい

Q. 弁論部が目標にしている大会は?

吉田くん
夏に行われる「ディベート甲子園」は全国のディベーターたちが集まるハイレベルな大会です。そこで勝負できるように部員全員で日々練習しています。一方、弁論は全国総合文化祭が大きなイベントなので気合いの入り方が違います。

西垣さん
私は中2の2月に入部し、その翌月にいきなり試合に出て準優勝しました。その際、一番上の先輩がまるで自分事のように喜んでくれたことが何より嬉しかったです。中3までパソコン部と科学部を兼部していましたが、高1になった今は大好きな弁論部に絞って活動しているので少しでも良い結果を残せるようにこれからも頑張りたいです。

― 未来の後輩たちへ ― メッセージ

吉田くん

しゃべることが好きで、人前でも臆せず話せるようになりたい人は大歓迎です。一方で、しゃべるのが得意ではないという人もウエルカム。弁論部に入って上手く話せるようになったという人も過去にはいますので、ナラトミに入学して弁論部に運命を感じてもらえると嬉しいです!

西垣さん

勝負がしたい。でも、スポーツは苦手…。そういう人は弁論部にすごくマッチしていると思います。話す力やしゃべる力だけでなく、相手の話に耳を傾ける傾聴力も身につきますし、みんなと一緒に活動する中で人間関係も築けるので、一石二鳥でいろいろな力を培えます!

競技かるた部

競技かるた部MEMBERS

部員数 中1~高3生/19名
活動日 火曜日・木曜日・土曜日
実績 ◎第47回全国高総文祭小倉百人一首かるた部門出場(奈良県予選会 優秀賞)
◎第45回全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会 派遣選考会 団体3位
◎第25回小倉百人一首かるた全国中学生選手権大会出場(奈良県予選 優秀賞)
◎第9回近畿地区高等学校小倉百人一首かるた大会出場(奈良県予選会 優秀賞)
ほか

*2023年実施の主な大会

最後の一札を取るまで集中、
どんな悩みも相談できる仲間がいる!

  • 有方さん(Y3/高2)

  • 堀内さん(Y2/高1)

気迫、集中力、スピード感

Q. 競技かるた部に入部したきっかけを教えてください。

有方さん
小学生の時、かるたをやっていた友達に誘われて百人一首を覚えたことが興味をもつきっかけになりました。競技かるた部がある中学校は少ないので、入学が決まって部活の存在を知った時は迷わず入りました。

堀内さん
『ちはやふる』という映画を小学生の時に見て競技かるたに興味をもちました。部活見学で競技かるた部のことを知り、友達が入ろうと誘ってくれたので私も入部しました。

Q. 入部して先輩たちの姿を見た時の第一印象は?

有方さん
試合の様子を目の前で見るのは初めてだったので、競技そのものの迫力と先輩たちの気迫に圧倒されました。文化部の中でも競技かるたは他とは違った魅力があると感じました。

堀内さん
私も同じ印象を受けました。一瞬で札に手が伸び、単に速いだけでなく力強さもあったので、カッコよさも感じました。

Q. 二人が感じる競技かるたの魅力とは?

有方さん
百首中の五十首で対決するので序盤に負けていても終盤で巻き返せますし、その逆もあるので、最後の一札がなくなるまで勝負の行方がわからないところに魅力を感じます。ドキドキしながらも諦めず、集中力を高めて勝ち切った時は本当に嬉しいです。

堀内さん
私は、誰一人として動いていない時に自分だけが素早く反応して札を取れた時に醍醐味を感じます。その瞬間は本当に快感です。

素振りやストレッチも

Q. 日々の活動ではどのような練習を?

有方さん
部員同士で行う模擬試合が練習のメインです。活動日は火曜・木曜・土曜日で、土曜日が時間的にも余裕があって全員が同じ時間に集まりやすいので、試合後はみんなで自主練も行います。

堀内さん
自主練のメニューは素振りや暗記素振りが中心です。自分が苦手にしている札(読みの聞き分けがしづらい札)を集中的に取るのが暗記素振りで、試合でしっかり対応できるように個々で目的意識をもって練習します。

有方さん
それ以外は、毎回ではないけれど体力づくりや体幹トレーニングを意識したストレッチも5~6分程度の時間で行っています。

Q. 練習メニューは自分たちで考えるのですか。

堀内さん
すべて部員たちで話し合って決めます。先輩が自分の経験をもとに助言してくれますし、長期休みにはOGの方も来てくださるのでいろいろ教わることができます。

有方さん
成績を残してきた先輩方は経験値が豊富なので、はらい方などの技術的なことだけでなくメンタル面のアドバイスもたくさんしてくださいます。とても勉強になります。

気持ちで負けない

Q. 目標にしている大会があれば教えてください。

有方さん
高校選手権は5人1組で戦う団体戦があるので特別な大会です。県で1位になれば代表として全国大会にコマを進めることができますが、ナラトミはこれまで2位にしかなれていないので優勝を目標に頑張っています。

堀内さん
今年は3位で終わってしまったので、これまで以上に悔しかったです…。

有方さん
実力そのものは他校と肩を並べるレベルにあると思います。優勝に手が届かないのは“気持ち”が負けているからかもしれません。上位校を見ていると最後の最後まで覇気があります。気持ちで押し負けなければいい勝負ができるはずなので、日頃からそこを意識して練習に取り組みたいと考えています。

Q. 部活を通じて自分が成長できていると感じることは?

堀内さん
普段の生活でいろいろと壁に直面することがありますが、部活に来れば同学年の仲間や先輩から助言をもらえ、悩んでいるのは自分一人ではないと気づけます。困難なこともみんなと一緒に乗り越えていけると感じられるようになったのは成長できている部分かもしれません。

有方さん
競技かるたは、対戦相手と向き合う“しんどさ”がハンパではありません。試合で常にプレッシャーを感じているので、自分一人で向き合う勉強のほうが時にはラクに感じることもあります。そういう意味ではこの部活に入ったことでメンタルが強くなったと思います。

― 未来の後輩たちへ ― メッセージ

有方さん

試合形式の練習時は気迫と集中力がマックス、それ以外は和やかな雰囲気なので文化部の中でも一番メリハリがあると思います。入部してまず感じたのは「人間関係がすばらしすぎる!」ということでした。みんな温和で優しくて、いつも明るい空気に満ちています。皆さんもぜひ入部してください!

堀内さん

競技かるた部はとにかくアットホーム。人間関係で悩むことはありません。先輩も後輩もみんな優しいし、お互いのことを考えて行動できる人ばかりなので、もし誰か悩んでいたらすぐに話を聞き、自分からもいろいろ相談することができます。全員にその意識があるから試合も一致団結して臨めます!