アサンプション国際中学校高等学校

英語・フランス語・日本語で新しい道を開く!トリリンガル教育

発見!私学力
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英語・フランス語・日本語ができると新しい道が開ける!アサンプション国際のトリリンガル教育
英語・フランス語・日本語ができると新しい道が開ける!アサンプション国際のトリリンガル教育
大阪府箕面市にあるアサンプション国際中学校高等学校は、1839年にフランス・パリで聖マリ・ウージェニーが設立した聖母被昇天修道会を母体とする学校です。中学校の創立は1954年で、当時はシスターが英語の教育も行いフランス語も教えていました。その伝統を引き継ぎ、現在でも同校は関西で唯一、フランス語を高校の必修科目として学ぶ学校(※スーペリアコース生は除く)として独自の存在を築いています。
今回は同校のなかでも、特に語学教育に特色のあるイングリッシュコースの生徒2組4名にインタビュー。英語・フランス語・日本語のトリリンガルが目指せるアサンプション国際の魅力について語っていただきました。英語担当のアラン先生、フランス語担当の菅沼先生による解説やコメントもお見逃しなく!

高校2年生インタビュー

高校2年生インタビュー 大学は海外を予定
英語とフランス語を学んだら
自分でも驚きの選択肢が生まれた
Profile
中井さん[高校2年]
フランス交換留学に挑戦し、大学はアメリカの姉妹校に進学予定。
平谷さん[高校2年]
アサンプションに入学後、語学を本格的に学ぶ。フランスの大学へ進学予定。

― 二人は高校からアサンプション国際に入学したとうかがっています。入学した理由を教えてください。

中井さん海外の大学に行きたいという気持ちと、父の母国がカナダだったこともあり、英語とフランス語が学べるアサンプションに興味を持ちました。中学は公立校でしたが、父の仕事の関係で小学校時代は韓国のインターナショナルスクールに通っていた経験からも、高校は国際的な環境の学校がいいなと思っていました。

平谷さん私は小中と公立校に通っていて、英語もそんなに得意ではありませんでした。でも、英語を本当に使えるようになりたい気持ちがあってアサンプションに来ました。学校を選ぶにあたって一番魅力だったのはイマージョン授業です。中学までは英語の授業でしか英語に触れることができませんが、アサンプションのイングリッシュコースなら、数学や理科など英語以外の授業を英語で受けることができるのがいいなと思ったんです。

TEACHER’sPOINT
アラン先生(英語担当)
イングリッシュコースでは授業の約半分が、オールイングリッシュのイマージョン授業です。高校では英語・数学・理科・探究が、私たちネイティブ教員が指導するイマージョン授業になります。ただし日本の教科書を英語で教える数学と理科などのように、授業によっては日本人英語教諭との2名体制で指導しています。

― アサンプション国際の魅力、トリリンガル教育の魅力は?

平谷さん中学までと違ってオープンな雰囲気があります。日本の学校だと座って静かに先生の話を聞くイメージですが、アサンプションでは英語・フランス語どちらの授業もグループワークが基本です。テーマがあって、それについてディスカッションやプレゼンテーション、日本の紹介動画を作ります。ディスカッションで意見が対立しても、お互いの意見を尊重するから喧嘩にはならないんです。

中井さんそんな授業だから教室の中はいつも賑やかです。英会話やフランス語会話を即興でするうちに、漫才みたいになってみんなで大笑いをすることも。あとこの学校には留学生がよく来るのですが、私たちのコースで一緒に学ぶので刺激になります。そんな環境だから私も「交換留学してみよう!」と思うようになりました。先週まで日本に来ていた留学生の家にホームステイする形で、春休みの3週間、フランスに行ってきます。現地でいろんな人と会うのが楽しみですし、フランスの生活はどんなものだろうとワクワクしています。

― 二人とも、大学は海外に行く予定だそうですね。

平谷さんフランスのナントという街の大学に進学する計画で、大学受験に必要なフランス語学力資格DELF・DALFを先日初めて受検しました。きっかけは、アサンプションからフランスの大学に進学した先輩の話を聞いたことで、フランス語を学び始めて自分の道が開けた気がします。そもそもアサンプションに来ていなかったら、海外大学への進学を選択する自分にはなっていなかったと思います。

TEACHER’sPOINT
菅沼先生(フランス語担当)
本校ではフランス国民教育省が認定した公式フランス語資格、DELF・DALFの団体受検が可能です。DELF・DALFはCEFRに対応した資格で、DALF C1を取得すると、フランスの大学に入学する際に義務づけられているフランス語能力評価試験が免除されます。本校は関西で最もDELF・DALFの受検者数が多い学校です。

中井さん私はアメリカにあるアサンプションの姉妹大学に進学し、馬のトレーナーをめざせる学科で学ぶと決めています。私は乗馬をやっていたこともあって馬が大好きで、海外にある虐待されている馬を保護する団体で働くのが夢です。アメリカで馬について学び、そのまま海外で活動したいと思っています。アサンプションにいると、ネイティブの先生はもちろん留学生ともたくさん交流できるので、国を超えるような挑戦でも「やってみよう!」と思えます。平谷さんも言っているように、この学校は自分の道が開ける学校だと思います。

高校3年生インタビュー

高校3年生インタビュー - 英語圏やフランス語圏から見た世界 -日本語を喋っているだけでは
気づけなかった世界が見えてきた
Profile
松村くん[高校3年]
沖縄県出身で中学2年生より編入。アサンプション入学後に英検準1級、TOFLE ITPスコア467を取得。将来の夢は「世界に出て恥ずかしくない日本人を育てる」教育者。
岡崎さん[高校3年]
高校からの入学生。英検2級、仏検2級レベルに該当するDELF B1を取得。将来の夢は英語とフランス語を活かして国際機関で働くこと。

― 岡崎さんはフランス語力が校内TOPレベルだそうですね。もともとフランス語に興味があったのですか。

岡崎さん中学生の頃の夢がパティシエとしてフランスで働くことで、実践的に英語を学べる高校を探していたら、フランス語も学べるアサンプションが見つかって、面白そうだなと思ったんです。フランス語も学ぶことで、英語だけでは見つからないような新しい世界が見えてくるのではないかと考えました。
実際にこの学校で英語とフランス語を学ぶことで見えてきたのが、「語学を学ぶとは、喋ることを学ぶだけではない」ということです。背景にある文化や人種を学んでこその語学なんです。入学前の私は、フランス語はフランスだけで話されている言語だと思っていました。でも実際は植民地だった影響でアフリカにもフランス語を話す国がたくさんあるし、カナダでも話されています。

松村くん英語だけが世界の公用語だというイメージがありますが、フランス語も世界中で話されています。それは世界では常識ですが、日本に住む僕らは気付けていません。そういうことがたくさんあるんだなと気づくことができたのは、トリリンガル教育のおかげです。

岡崎さんイングリッシュコースでは高校3年になると、英語で環境問題や紛争問題などグローバルな社会問題について考える「Global Studies」という授業が始まります。またフランス語の授業でも、アフリカ人のアイデンティティの問題といった人種問題や国際問題に触れる機会が多くなります。英語圏・フランス語圏の両方の考え方に触れるから視野が広がり、自分の中にも新しい考え方が芽生えました。

TEACHER’sPOINT
菅沼先生(フランス語担当)
二人が話していることこそ、まさに本校のトリリンガル教育の目的です。日本語と英語だけでなく、そこにフランス語が加わることで第三の視野が生まれます。またそうすることで、今までとはちがう新しい自分と出会うことが、生徒の可能性を広げていきます。

― 松村くんは中学からの入学ですね。

松村くん僕は母がアサンプションの卒業生だったのがきっかけです。もともとは沖縄で生まれ育ち米軍基地の子供が多い幼稚園やインターナショナルスクールに通っていました。中学は一般的な学校だったのですが、英語が身近だった自分にフィットする学校の方が良いだろうと考え、母の勧めもあって編入しました。

― アサンプションの英語教育の魅力はどんなところですか。

松村くん中学ではイマージョン授業で映画を見ることが多く、出てきた海外の文化を考察したり、教科書に出てこない実践的な英語の表現を自分たちでも使ってみたりするようなところから英語教育が始まります。英語に触れてこなかった生徒でも、映画への興味関心からすんなりと授業に馴染んでいけます。授業はもちろんオールイングリッシュですが、伝えようという気持ちさえあれば文法は間違っていても大丈夫。僕らが言いたいことを先生が察知して会話が成り立つから、完璧さを気にせず英語を話せる環境があります。

TEACHER’sPOINT
アラン先生(英語担当)
語学力より、発言力や世界に対する視野を広げるのが私たちのミッションです。アサンプションの教員はネイティブが1/3を占める環境ですが、生徒一人一人の英語レベルに合わせてしっかりサポートしています。

岡崎さん高校でも全体的に文法の授業は少なくて、グループディスカッションを中心とした英会話やイマージョン授業がメインです。それにアサンプションはプレゼンテーションをする機会も多いので、原稿を作らなくてもある程度のプレゼンならできる英語力や発言力が、高校から入学した私でも身につきました。

― 最後に、お二人の目指す将来についてうかがいたいです。

岡崎さん高校3年間、英語もフランス語も力を入れて学んできました。でも、私にとってあくまで「語学は手段」。国連のような国際機関で、フランス語を使ってアフリカの貧困問題に取り組むといったことに挑戦してみたいと考えています。また日本は難民の受け入れが遅れているので、国内で社会課題の解決につながるような働き方にも憧れています。

松村くん僕は「国際社会に出ても恥ずかしくない日本人を育てる」をテーマに、教育方面の仕事に就きたいと考えています。単に複数の言語を話せるのではなく、語学を手段として海外の人と深く関わることができる日本人をもっと増やしたいんです。その一つの方法として考えているのが、アサンプションの教員になってイマージョン授業を担当すること。今は社会科がイマージョンでないので、英語で世界史や海外の常識を教えるなど、アサンプションのイマージョンの枠を広げてみたいです。

岡崎さん結局、教育が大事だと思います。私もアサンプションで学んでいなかったら「語学は手段」だと気づきませんでした。授業でフランス語や英語を使いながら国際問題の解決について考えているうちに、みんな無意識にそういうことを考えるようになっていきます。

松村くん喋れるのがゴールじゃない。語学を手段に、その先の問題にどう対処するかが大事なんだと気付けたから、入学前は思いもしなかった未来を思い描くようになりました。僕や岡崎さんを含め、アサンプションにはそういう生徒が多いように思います。

先生からのメッセージ

アラン・ハリソン先生[英語講師/イングリッシュコース中学担当]
アラン・ハリソン先生[英語講師/イングリッシュコース中学担当]

私はニュージーランドから来日して10年ほどになるバイリンガルですが、「ここは英語で表現した方がいい」「ここは日本語で説明しないと伝わらない」と感じる時がよくあります。日本語の「もったいない」のように、他の言葉に訳すとうまく伝わらない言葉があるからです。
このように語学を複数使えるということは、世界に対する眼差しが広がることだと考えています。必要に駆られての語学習得ではなく、自分から好奇心を持って複数の語学を学ぶことが大事であり、それができる環境がアサンプションにはあると思っています。

アラン・ハリソン先生[英語講師/イングリッシュコース中学担当]
菅沼浩子先生[フランス語教諭/フランス語クラブ顧問]

現在、日本フランス語教育学会の有志である、「フランス語の学習指針」策定委員会メンバーと、日本の高校でのフランス語教育のあり方を検討し、教材を開発するような活動をしています。また5年前から文科省の外国語教育の研究事業にも携わっており、毎年研究授業を本校で開催。大学の先生方などが視察に来られており、本校のフランス語教育は国内をリードしているという自負があります。
本校では単にフランス語を喋れる人材ではなく、トリリンガルな視野を持つ生徒を育てることに力を入れています。フランス語の授業は高校からですが、中学生でも部活動のフランス語クラブを通じてフランス語が学べます。暗唱コンクールにも積極的に参加していますので、興味のある方はぜ入部してください。