
interview de professeur
中3・高1では「楽しい!」と感じる授業を大切に
フランス語は、中3以上を対象に、選択科目として開講しています。毎年、中3の半数以上の生徒がフランス語を選択。高校では、同じ選択枠に数学や英語の演習もあるため、興味を持っていてもフランス語を選びづらい面がありますが、それでも一定数の生徒が高1、高2と学習を続け、およそ10人の生徒が高3まで学び続けます。こうした生徒たちは、フランス語を通して「自分の世界をもっと広げたい」と感じるようです。
中3と高1では、フランス語の全体像をつかむことを目標としています。中3では発音やリズムを中心に学び、高1では基本的な文法を一通り学びます。この2年間は、フランス語との出会いの時期。だからこそ、生徒が「楽しい!」と感じられる授業づくりを大切にしています。単元ごとに習ったフレーズを使って、劇も行います。
高2以降は、フランスで出版された教科書や文献を使いながら、アフリカをはじめとするフランス語圏の文化や、移民に関わる社会問題についても学びを深めます。こうした学びを通して世界を知ることで、生徒たちには視野を広げ、物事をこれまでとは違って多角的に見られるようになってほしいと願っています。






フランス語の学びを「かたち」に残す
せっかくフランス語を学ぶのですから、何か「形に残るもの」を手に入れてほしい…そんな思いから、「実用フランス語技能検定試験(仏検)」の受験を積極的に勧めており、毎年5級から2級までの合格者をだしています。授業だけでは学習時間が足りないため、希望者には早朝補習などのサポートも行っています。
高校生になると、検定に加えて、フランス国民教育省認定の資格試験「DELF」や、外部のコンクール、交換留学などにも挑戦の幅を広げています。コンクールでは、生徒たちが非常に優れた成績を収めていて、それを活用して大学入試の総合型選抜に挑戦する生徒もいます。また、大学進学後にフランス語圏の大学への留学を目指す際にも、こうした実績が大きなアドバンテージになっています。
フランス語の知識だけでなく、表現力や探究心も身につける
コンクールに向けて練習したり、作品を研究したりしている生徒の姿は、とてもいきいきとして本当に楽しそうです。本番で発表するフランス語が、彼女たち自身の言葉になっていると思えたときには、教える側として何よりの喜びを感じます。生徒たちはこうした取り組みを通して、フランス語の知識だけでなく、表現力や探究心など、さまざまな力を身につけています。これも、心から「学びたい」という意志を持った生徒たちが集まる「選択科目」だからこそ実現できることです。
フランス語を学ぶ目的は、生徒一人ひとりで異なります。だからこそ、それぞれの興味や関心に寄り添い、力になれる授業を目指しています。この姿勢は、フランス語に限らず、すべての教科に共通しています。神戸海星には、生徒の「学びたい」という気持ちや好奇心を大切にし、全力で応援する校風がしっかりと根付いています。






将来はフランスと日本の文化をつなぐ仕事に就きたい!
授業では文法をしっかりと学ぶことができ、高3の今では日常会話もできるようになりました。授業では、川勝先生から教わるフランスの文化や暮らしについてのお話が、とても興味深く、毎回楽しみにしています。
また、交換留学にも参加し、フランスでとても楽しく、充実した3週間を過ごしました。帰国後には、フランス語で自然に返事をしてしまうほど、現地での体験が身についていました。こうした学びや経験を通して、将来はフランスと日本の文化をつなぐ仕事に就きたいという思いが芽生えました。今はフランスへ留学できる大学への進学を目指しています。
高3までフランス語を選択し、DELFや交換留学にも挑戦予定
授業はとても楽しく、フランス語で自己紹介もしっかりとできるようになりました。廊下で川勝先生とすれ違うときには、「ボンジュール」とフランス語で挨拶をするなど、授業以外でもフランス語に親しんでいます。授業を通して、フランス語と他言語とのつながりや違いが見えてくるなど、新しい発見がたくさんあります。高3までフランス語を選択し、今後はDELFや交換留学にも挑戦する予定です。
また、高2で訪れるフランス修学旅行も、神戸海星ならではの大きな魅力です。神戸海星を目指す人たちには、ぜひフランス語を選択してもらって、修学旅行でいっぱい話をしてほしいと思います。