三田学園中学校・高等学校

三田学園中学校の生徒主体の活動|こでらじゅくを通して見えた成長と学び

イベントレポート
三田学園こでらじゅくカブトムシ防災生徒インタビュー中学受験私立中学兵庫関西共学校

三田学園中学校・高等学校 好奇心を満たし、主体性が育つ学びの場
三田学園中学校・高等学校 好奇心を満たし、主体性が育つ学びの場
「こでらじゅく」は、三田学園に興味のある小学生と保護者が集う体験型イベントです。3月に行われた回では、5つの多彩な講座が開講され、多くの児童が体や手を動かしながら、自ら考える時間を楽しみ、三田学園ならではの学びの魅力を実感。今回は、このうち4つの講座で在校生が講師や補助役を務め、活躍する姿が見られました。こうした講座が成り立つのは、在校生一人ひとりが日頃から主体的かつ意欲的に学んでいるからこそ。イベントの随所に、その学びの成果が表れていました。
ココロコミュでは、社会(生活)「里山の探検」講座と、総合「中学生が教える『防災(ぼうさい)減災(げんさい)』講座に関わった在校生に話を聞き、その学びの背景を探ります。

こでらじゅくとは?

三田学園中学校で開講される学びのイベント。
入学を希望または検討している小学1~4年生の児童や保護者を対象に、在校生や担当教員が中心となって、
さまざまな学びを体験する。

開講講座

  • ① 理科「豆腐をつくろう!」
  • ② 音楽「楽器の音が鳴る仕組み」
  • ③ 社会(生活)「里山の探検」
  • ④ 英語「Have Fun with Colors !!」
  • ⑤ 総合「中学生がおしえる『防災(ぼうさい)減災(げんさい)』」

楽しさの中で、学びが広がった「こでらじゅく」

「受験生よりも、さらに低学年の児童が多く集まり、三田学園の「知・徳・体」のバランスを大切にする教育を楽しんでいる様子が印象的な「こでらじゅく」。そこで活躍しているのは、自ら夢中になれるものを見つけ、主体的に取り組んでいる在校生たち。興味津々の子どもたちに対して、在校生はていねいに、わかりやすく、多彩な講座を展開。自ら積極的に関わりながら、「考えてみる」「行動してみる」ことは、「こんなに楽しい」「こんなに面白い」と体感をもって伝えていく姿が見られた。
参加した子どもたちも自由に発言し、次々と疑問を投げかける。「もっと触れてみたい」「さらに知りたい」という気持ちがあふれ出ていて、各会場は活気に満ちていた。知的好奇心を存分に満たせる場所が三田学園――そのことを目の前の光景が物語っていた。

社会(生活)「里山の探検」に参加!校内で150匹のカブトムシを飼育赤いカブトムシが生まれる理由を探究中

Mくん(中学2年)
Mくん (中学2年)

カブトムシのもつ神秘性が探究の原点

僕がカブトムシに興味を持ったきっかけは、幼稚園の年長のときに、さなぎから羽化する瞬間を見たことです。たまたま家に帰ったときにその場面に出会って、とても神秘的で、すごく感動したのを今でも覚えています。
もともと昆虫が特別好きだったわけではありません。でも、友達からカブトムシをもらって飼育する中で、完全変態の過程を観察できたことが大きなきっかけになりました。そこから、生き物のおもしろさにどんどん引き込まれていきました。他にも、脱皮する蛇や社会性をもつアリなどにも面白さを感じています。

チームで赤いカブトムシが生まれる環境や要因を探究

今は、赤いカブトムシについてチーム「Red Beetles」で探究しています。これまで何百匹も飼育してきた中で、赤い個体が数匹現れることがあって、「どうしてだろう?」「どうすれば生まれるんだろう?」と思ったのが始まりです。
一般的には、人工的に遺伝子を操作し、赤色同士を掛け合わせていく方法が取られています。でも、僕たちはその方法ではなく、幼虫期の環境や自然要因によって色を変えられないかと考えています。
赤いカブトムシを観察すると、栗の外皮のような色をしています。僕は丹波篠山に住んでいて、赤いカブトムシの個体数が比較的多い地域です。実際に、赤みの強いカブトムシが見つかる場所には、栗の木や栗農園が多いことに気づき、その関連性を検証するために探究を進めています。ほかにも、年によってオスとメスの比率が違うなど、気になることはたくさんあって、探究はどんどん広がっています。これからは、栗の葉以外の条件で赤いカブトムシが生まれるのかも、調べていきたいと思っています。
三田学園では、同じ学年の仲間6人で放課後に活動しています。カブトムシや生き物に興味があるメンバーが集まっています。仲間と取り組むことで、楽しさが増すだけでなく、人間関係を学べる点も大きいです。一人のほうが気楽な面もありますが、お互いの考えを共有し、それをさらに深めて行けるのが楽しいです。

小学生に夢中になれるものがある楽しさを伝えたい

活動内容は季節によって変わります。冬は幼虫の餌を月に1回交換しながら、データの取り方や実験方法を考えたり、小学生向けイベントの準備をしたりします。夏が近づくと、学校で飼育している150匹ほどの成虫の世話が中心になり、とても忙しくなります。カブトムシは1年で一生を終える生き物なので、9月頃に産卵が終わると1つのサイクルが終わります。
小学生向けのイベントでは、昆虫の魅力を伝えたいと思っています。「虫」と聞くだけで怖がる人も多いですが、無理に好きにならなくてもいいので、少しでも面白さや神秘性を感じてもらえたらうれしいです。僕自身、夢中になれるものがあってすごく楽しいので、小学生にもそのきっかけになればいいなと思っています。

三田学園での探究を通して自分も変化

三田学園で探究を始めてから、自分にも変化がありました。小学生のころは自分で考えて調べていく自由研究が苦手でしたが、今はさまざまなことに対して「なぜこうなるのか」と疑問を持って深く考えるようになり、そこに楽しさを感じています。パソコンやタブレットを使ってスライドがつくれるようになり、表現の幅も広がりました。小学生の頃は同じカブトムシでも飼育するだけでしたが、今は観察や探究することに面白さを感じています。学校生活全体もとても充実していて、夏の朝にカブトムシが歩いていることもある三田学園は、とても恵まれた環境だと思います。
この学校は、探究したいという気持ちを大切にしてくれて、自由に取り組ませてもらえるところが魅力です。実際に、「この学校に入って良かった」と強く感じています。昆虫が好きな人は、ぜひ三田学園に来てください。そして、一緒に探究しましょう!

中学生がおしえる「防災減災」に参加! 自分で課題を考えて、深く学ぶ 三田学園の学びの良さを防災の授業で伝えたい!

TAさん身近で、自分を守るためにも必要な防災を伝えたい

「こでらじゅく」に参加した理由は、最初は単純な興味でした。でも、集まってみると知っている人が多くて、「自分も頑張ってみよう」と前向きな気持ちになりました。防災は身近で、自分を守るためにも必要なことなので、授業で知ったことを小学生に伝えたいと思いました。
「こでらじゅく」で大切にしたのは、問いかけです。スライドの中に問いを入れたり、私たちもその場でできるだけ問いを投げかけたりして、小学生に自分で考えてもらうことを意識しました。
三田学園は、探究活動や「こでらじゅく」など、勉強だけでなくリフレッシュできる取り組みやイベントがたくさんあるところが魅力です。一般的な学校の授業では地震の仕組みを学ぶことが多いと思いますが、三田学園では「起きたあとにどうするか」を自分で考えて行動することを教えてくれます。とても大切だと思いました。

TYさんただ聞くだけではなく、自分から関わって楽しく学べる授業に

参加したのは、自分の知ったことをより多くの人に広げたいと思ったからです。それに、防災について私がまだ知らないこともたくさんあると思い、もっと学びたいという気持ちもありました。
「こでらじゅく」では、ただ聞くだけではなく、小学生が自分から関わって楽しく学べる授業にしたいと思い、その意味で私たちにできるサポートを心掛けました。
授業で防災を学んだことで良かったのは、その内容を家に持ち帰って、家族で話すきっかけになったことです。家族全員で同じテーマについて話す機会はあまりなかったので、そういう時間が持てたのは良かったです。
三田学園は、入ってみると設備や授業内容もとても充実していて、外からではわからない魅力がたくさんあります。入学したからこそできることが多い学校だと思います。

KMさん災害の恐ろしさと、防災の知識を深めてもらうために

中1のときに総合の授業で神戸にフィールドワークに行き、阪神・淡路大震災の展示を見ました。どれだけ大変だったかが想像できて、「地震は怖くて、身近なものだ」と強く印象に残っていたので、「こでらじゅく」の企画を知り、小学生にも災害の恐ろしさを伝えたい、私の体験を通して防災の知識を深めてもらいたいと思いました。
「こでらじゅく」では、最初に防災に関する課題を出して、その後スライドでわかりやすく防災を説明しました。さらに、「防災バッグに何を入れるか」をテーマに必要なものや選び方を考えてもらい、ゲーム形式で中身を選んでもらいました。新聞紙で作れるお皿やコップ、パッククッキングなど、災害時に役立つ工夫も紹介しました。
今回、大切にしたのは問いかけです。どんな問いなら小学生が防災を考えてくれるのかを考えました。授業をすることで自分たちの復習にもなり、知識の定着にもつながったように思います。楽しんでもらえるようにゲーム性も取り入れ、積極的に参加してもらえる授業をめざしました。災害は起きてからでは遅いので、自分の頭で考えることの大切さを伝えたいと思いました。
三田学園では、小学生ではできなかったような、より高度な実験や体験ができるようになります。入学して良かったです。

TRさん難しいことをたくさん伝えるのではなく、大事なポイントをわかりやすく!

参加理由は、総合の授業で小学生に防災動画を作成したことがあり、そこで終わるのはもったいないと思ったからです。それに「せっかく三田学園に来たのだから、他ではできないことに挑戦したい」と考えました。防災についてもっと知りたい気持ちやアイデアもあり、参加を決めました。
「こでらじゅく」の授業構成は、小学生が自分から参加しないと記憶に残らないと思ったので、手を動かしながら考えられるRPG形式のカードゲームにしました。難しすぎないように数字も簡単にして、私たちも各席を回って積極的に声をかけました。対象が小学1〜4年生なので、難しいことをたくさん伝えるのではなく、大事なポイントをわかりやすく伝えることを意識しました。今日の内容が少しでも記憶に残ってくれたらうれしいです。
三田学園は、生徒が「やりたい」と思ったことを大切にしてくれる学校です。勉強面でも補習や再テストがあり、一人ひとりをしっかりフォローしてくれるところがいいと思います。

EAさん自分の命を守るためにどうすればいいかを考えてもらえる授業に

三田学園に入学して、ここでしかできないことに挑戦したいと思っていました。こうした自主的に参加するプロジェクトに一度は関わりたいと思っていたことと、小学生に「防災」を伝える内容に興味があったので参加しました。
「こでらじゅく」では、三田学園がただ机に座って先生の話を聞くだけの学校ではなく、自分で課題を考えて、深く学べる学校だということを伝えたいと思いました。そのため、一方的に話すのではなく、お互いにやり取りできることを大切にしました。自分の命を守るためにどうすればいいかを考えてもらえる授業になっていたらいいなと思います。
三田学園は、探究活動の案内も多く、自分から「これをやりたい」と言えば挑戦できる環境があります。先生が一方的に指示するだけでなく、生徒の意見を大切にしてくれるところが魅力です。

学校記事一覧 学校サイト