

「日本一の理科教育を目指す!」をキャッチフレーズに関西大学初等部、中等部、高等部の理科教員で結成されたプロジェクトチーム。「学ぶことが楽しい」という感覚をすべての生徒が持てるように、チーム一丸となって様々なチャレンジを行っている。

「日本一の理科教育」を目指す集団





インパクトある実験は「打ち上げ花火」

ただし、そういう授業は「打ち上げ花火」のようなもので、定期的に刺激を受けたり、みんなで感動を共有したりできますが、私たちの目指している授業と必ずしも一致するわけではありません。そうした実験ばかりでは授業の本質とずれてしまうので、あくまでも学びのきっかけとして位置付けています。「学ぶことが楽しい」という感覚をすべての生徒が持てるようになり、生徒が自分自身で学んでいけるようになればと思っています。


中高共に、動画にアフレコを入れる授業を取り入れています。限られた時間(尺)の中に情報を入れるのはとても高い学習効果があります。要約することで本質に近づきますし、具体例を抽象的に表現するのも深く考えるきっかけになります。例えば、ある単元に関する寸劇(ロールプレイ)を生徒に創らせて、それを映像化し、映像化したものにアフレコを入れるということをしました。何回もリハーサルをし、何回も撮り直しをして、出来上がった映像を何回も見直します。そうすることによって、こちら側が意図しなくても、生徒たちにはこの単元の知識が定着しているんです。

大きな夢を実現するための「考える力」


海外の大学への進学を考えている生徒がいることを嬉しく思います。アメリカに行く生徒が2名、マレーシアに行く生徒が1名、ハンガリーに行く生徒が1名です。大学に行ってから留学を考えている生徒は数え切れないほどいます。数値化できることではないのですが、視野を世界に広げ、大きな夢を持つ生徒が多いというのも手ごたえのひとつと言えるかもしれません。


「TEAM RIKA」を含めてこの学校では、世界で活躍するために「考える力」を鍛える授業を教員一丸となって実践しています。他校ではできないような色々な体験ができます。それから、決して大規模校ではないので、生徒にとって先生たちが非常に近い存在です。そういった環境で学ぶことができるのも、本校のたくさんある魅力のうちのひとつだと思います。
関西大学中等部
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