What’s ドローン同好会
- 創立は2021年
- 立ち上げメンバーの中学2年生4名を中心に、中学1年生2名、高校1年生1名の8名で活動中
- 活動は週1回
- 初心者向け小型ドローンを中心に、カメラ付きなどリモート操作が可能なドローンまで扱う
- 目標は学内でのドローン競技会開催や学外イベントへの参加
ドローンを飛ばすのを楽しむクラブとして誕生
ドローン同好会創部の背景や、皆さんが入部した理由を教えてください。
岡嶋先生
ドローン同好会は大阪桐蔭の理系クラブのひとつとしてスタートしました。大阪桐蔭にはすでに、ロケット部や理科研究部、鉄道研究部などがあったのですが、もう少し理系クラブの数を増やしたいという意見が学内にあり、ドローンに興味があった私に白羽の矢が立ちました。昨年の中間考査の前に行ったクラブ説明会で「ドローン同好会を立ち上げます」と生徒たちに発表したのが始まりです。
Oさん
私は小学生の頃に授業でドローンを操作したことがあって、以前からドローンに興味を持っていました。それでクラブ説明会での話を聞いてすぐ「入りたい!」と思い、次の日に岡嶋先生のところに入部希望を伝えに行きました。
Yさん
私はすでに理科研究部に入っていたのですが、Oさんに誘われて入りました。ロボットを作りたいと言うような妹がいまして、刺激を受けた私も機械系に詳しくなっておこうかなと思ったんです。
Uくん
僕はもともと機械いじりが好きで、家にもドローンがあるんです。それで興味を持って入部しました。
岡嶋先生
とはいえ、コロナ禍でなかなか部活ができませんでした。本格的に活動が始まったのは去年の秋冬ぐらいでしょうか。そのため本格的な活動はこれからです。取り組みの幅を広げたいと考えています。
最初はぶつけてばかり…意外に難しいドローン操作
普段はどのような活動をしているのですか。
Oさん
教室で、小さなドローンを使って操作の練習をしています。最初は、机などの狙った場所にどうやったら着地できるかという練習から始めました。
Yさん
OさんとUくんは経験者でしたが、私は初心者だったので、去年はドローンをぶつけまくりでした。
Uくん
ドローンは安定して飛ばすのが難しいんです。何もしていないのに横にずれ、高さを維持するのが難しい。
岡嶋先生
部員たちにはまず初心者向けの50gほどの小型ドローンで練習してもらっています。ドローンは小さいほど少しの風の影響を受けやすいので、安定した操縦が難しいんです。ですが、100g以上の機体になると登録や申請、資格の取得が必要になりますし、生徒たちが飛ばすには危険ですので、万が一ぶつかっても怪我の心配が少ない小型ドローンを使用しています。
Oさん
今は対戦ゲーム形式で、操縦技術を競うことが多いです。着地が難しい場所に操作できた人ほど、高い配点で合計点を競います。机の引き出し部分に着地させるゲームもしています。私は、椅子の下をくぐり抜ける操縦が得意です(笑)
Yさん
私は、距離があっても安定して飛ばすのが得意です。
岡嶋先生
ドローンの操作はラジコンに近いイメージですが、UFOキャッチャーのように高さと奥行きの両方を把握して操作するのが難しいんです。生徒たちは本当によくぶつけてくれるからハラハラしています(笑)
Yさん
この前、ドローンを壁にぶつけてしまって羽が曲がってしまったんですが、Uくんが直してくれました。
Uくん
僕はドローンをカスタマイズすることに興味があるんです。
Yさん
私は、どうやったらもっと上手にドローンが飛ぶのかを、説明書を見ながら考えたりするのが好きだったりします。
大阪桐蔭でドローンの競技大会を開催…するかも?!
操作が上手なOさんとメカニックのUくん、理論派のYさんとバランスが取れたメンバーですね。大会に出たら面白いことになりそうです。
Oさん
大会に出たいです!!!!!
岡嶋先生
ドローン競技会への参加は、将来的な目標ではあるのですが、まだまだ大人向けの大会が中心で中高生が気軽に参加できるものが少ないのが現状です。競技ドローンの大会はeスポーツの流れを汲んでいるので、部員たちが大学生や大人になったときにはそういうものに参加するのも良いかもしれません。ただし部活としてはもっと気軽に楽しめる大会を検討しています。
Uくん
ドローンは安定して飛ばすのが難しいんです。何もしていないのに横にずれ、高さを維持するのが難しい。
岡嶋先生
ドローン競技会への参加は、将来的な目標ではあるのですが、まだまだ大人向けの大会が中心で中高生が気軽に参加できるものが少ないのが現状です。競技ドローンの大会はeスポーツの流れを汲んでいるので、部員たちが大学生や大人になったときにはそういうものに参加するのも良いかもしれません。ただし部活としてはもっと気軽に楽しめる大会を検討しています。
大会が無いならまずは部内大会といった形で大阪桐蔭を舞台にレースを行い、それを他校にも広めていっても良いかと思っています。ドローン部といえば大阪桐蔭というように、将来なっていくと素敵ですね。まだ構想の段階ですが、そんなふうに部員たちが活躍して行ける道筋や、中高生のドローン競技の道筋を切り拓くことが、顧問である私のこれからの課題だなと思っています。
ドローンのリモート操作や、空撮にも挑戦したい
部員の皆さんは、今後ドローンでどのようなことに挑戦したいですか。
Oさん
やっぱり外で飛ばしたいです。校内にカメラ付きのドローンがあり、飛ばしてみたいです。
Yさん
私は撮影もしてみたいです。
Uくん
広いところで思い切りドローンを飛ばしたいです。
岡嶋先生
郊外で飛ばすのは許可を取るのが難しいとは思うのですが、校内でしたら、安全面にさえ配慮すれば問題ありません。体育館やグラウンドでドローンを飛ばすのは、今後部員たちに挑戦させたい活動です。本校は敷地が広いので、他の部活との兼ね合いはありますが、飛ばすに適した広い場所はたくさんあります。
部員たちがもう少し操作に慣れてきたら、ドローンの操作画面を見ながらのリモート操縦にも挑戦させたいですね。輪くぐりなどの障害物レースはドローン競技の定番だと思いますので取り組みたいです。本校のドローン同好会ではスピードを競うよりも、操作を楽しむ方向で活動したいと考えています。
Oさん
私たちのドローン同好会はとてもアットホームなクラブなので、学年や性別に関係なく誰もが自由にドローン操作を楽しむことができます。来年はもっとたくさんの新入生が入ってくれると嬉しいです。