受験生時代に憧れた先輩の姿
充実した学校生活を送る今、わたしが豊島岡を紹介したい!
― PRスタッフへの参加理由を教えてください。
Kさん[高校2年・PRスタッフ長] 私が受験生のときに『豊島岡1日体験』というイベントがあって、体験授業と生徒会の方々による受験相談に参加しました。その時の豊島岡の先輩がとても優しくて格好良く、受験勉強の方法を細かく教えてもらって大きな憧れを持ったのです。高1のときに、受験生と話せる機会のあるPRスタッフができると知って、私も受験生に憧れてもらえたら嬉しいと思って参加しました。
AHさん[高校2年・書記] 中1の時に、受験生の相談や質問に答えて学校をPRするイベントに参加したことがあり、そこで受験生と話すことが楽しいと思ったのがきっかけの一つです。また、私は『桃李祭』でこの学校を知りましたが、中2からコロナの影響でそういった機会がなくなり残念に思っていました。PRスタッフなら豊島岡の良さを外部に発信できると思って参加を決めました。
Tさん[高校2年・副PRスタッフ長]私は小4のときに『豊島岡生による学校紹介』に参加し、中学生の先輩が壇上で説明している姿を見て、「アナウンサーみたい!恰好いい!」と憧れ、そこから豊島岡を目指しました。今、私は豊島岡で充実した学校生活が送ることができていて、自分の感じている豊島岡の良さを直接受験生に伝えることができるという点に魅力を感じました。また、いろいろな課外活動に参加したいとも思っていたので、PRスタッフに参加しました。
ARさん[中学3年]私も『豊島岡1日体験』や『桃李祭』に小学生の時に参加したことがきっかけで豊島岡を目指し始めたので、在校生が受験生と関わる企画に携わりたいと入学したときから思っていました。コロナ禍で機会がなかったのですが、PRスタッフができると知って「やってみたい!」と思い、参加しました。
Yさん[中学2年]私は先輩方とは違って、受験日に初めて豊島岡に来ました。入学した豊島岡はとても魅力的な学校で、入学したての頃は毎日のように「豊島岡に入って良かった」と家族にその日の出来事を報告していました。その豊島岡を発信していく活動にぜひ参加したいと思いました。
受験生と直接話せる楽しさ
受験生の喜び、活力になっているという嬉しさ
― 印象的だったPRスタッフの活動内容は?
Kさん 昨年までは『豊島岡生によるオンライン個別相談』でしたが、今年は対面で実施でき、校内を回る『豊島岡生による相談会』もでき、受験生と対面で話せたことが印象的でした。ある受験生は、手帳を手に「サインを書いてください」と言ってきてくれたんです(笑)。私がつたない文字で書いたものを「これを糧に受験を頑張ります!」と喜んでくれて、私も感激しました。
AHさん 私も受験生と話せたことが印象的です。オンラインのときはこちらも受験生も緊張していますから、もう少し親しみやすい雰囲気で話したいとずっと思っていました。対面だと距離も近くなり、受験生もリラックスしている気がします。直接話すことでその場の空気も和ませることができ、とても楽しかったです。
Tさん最初の仕事だった『学校生活紹介動画』の編集は特に印象に残っています。動画編集経験者として集められた6人で、「どうしたら豊島岡の魅力を5分弱の動画の中で伝えられるのか」と苦心しました。当時はとても良いものができた、みんなで頑張れたと思いましたが、今見ると反省点もあります。でもその体験を活かして、今年の『学校生活紹介動画』では生徒にインタビューをするなど新たな素材を加えてアップデートできました。秋に制作した『受験生激励動画』も、受験生を元気づけられるものになったと思います。
ARさん私は『ぽっぽ日和』が印象に残っています。PRスタッフの担当がテーマや文体は自由で、ある日の豊島岡の学校生活を文章にしてホームページに載せています。ありのままの日常さと受験生のニーズを兼ね備えているネタを思いつくのに苦労しましたが、日記のようで書いていて楽しかったです。試行錯誤しながら書いたので、受験勉強の息抜きとして見てくれていたら嬉しいです。
Yさん私が印象に残っているのは『豊島岡生による相談会』です。中2なので、PRスタッフの中では年齢が受験生に一番近く、自分が受験した頃の記憶もまだ鮮明なので、受験生に安心してもらえるように体験を交えて話しました。
豊島岡への偏ったイメージを良さや真実を伝えて解消
受験生に「この学校に行きたい」と思ってほしい
― PRスタッフとして、豊島岡女子学園を紹介するうえで大切にしていること、必ず伝えていることはありますか。
Tさん 豊島岡にはしっかりと個性を持ち、その中に一つの芯を持っている人が多いと感じます。先生方もそれぞれ個性的で教え方も違い、生徒との距離は近いです。その中で毎日過ごしているから伝えられる豊島岡の良さ、先生方とは違った目線の気づき、そして「豊島岡が楽しい」「豊島岡が好き」と思っている私だから話せることを見つけて伝えています。また、私は豊島岡を3回受験して1日目の繰上げで合格しました。受験勉強中の模試で良い判定をとれたことがなかったので、同じように成績で悩んでいる受験生には「この学校に行きたい」と自分の中にしっかりとした思いを持って、それを信じて頑張れば大丈夫という話もしています。
AHさん 豊島岡に来るとき、受験生はとても緊張していて、私たちはどうしても保護者の方とばかりお話をしがちです。でも一番の目的は、受験生に「いい学校だな」と思ってもらうことなので、保護者の方の質問の合間に受験生が興味を持ってくれそうなクラブ活動や学校行事を話題にしたり、校内ツアーでは「中1では礼法の授業があるんだよ」といった裏話をしたりもします。保護者の方の意向だけでなく、受験生が自分で「この学校に入りたい」と思ってもらいたいです。
Kさん 入学前は、全員が勉強一筋で真面目な人ばかりなのではないかと思っていました。でも、入学式からみんなが明るく活発で、フレンドリーだったので驚いたのです。それが伝わるように必ずその話と、勉強以外でもみんな何かしら頑張っていると伝えます。
ARさん 入学できたとしても勉強についていけるか不安だという受験生や保護者の方が多いです。私も入学前、勉強に追われる日々を過ごすのだと思っていました。実際、確かに問題や小テストは多いのですが、それらをコツコツこなしたら定期テスト前に詰め込む必要がなくなります。先生方の手厚いサポートも豊島岡の魅力だと感じています。もちろん趣味に費やせる時間もたくさんあります。友人もフレンドリーな人が多く、毎日がにぎやかです。受験生には豊島岡の堅苦しいイメージを消せるような話をするよう心がけています。
Yさん 受験生や保護者の方と直接話すときは、自分自身の体験談や感じていることを伝えつつも主観的になりすぎないように、「こういう人もいますよ」といろいろ織り混ぜながら話すようにしています。一番伝えたいのは、豊島岡にはいろいろな人がいて、それぞれが自分なりに好きなことに取り組み頑張っていることです。
今後は『桃李祭』の学校紹介もPRスタッフが担当
伝統の上に新たな活動を
― 来年は『桃李祭』での学校紹介部門もPRスタッフが担うそうですね。先輩として、後輩に期待することはありますか。
Tさん 私は今年、PRスタッフに加えて学校紹介部門の長もやっていました。来年どういう形でPRスタッフが『桃李祭』に関わっていくかはまだわからないのですが、『桃李祭』でしか伝えられない豊島岡の魅力が絶対にあります。そこをどのように受験生に伝えられるかを考えて企画を作ってもらえたら、学校紹介部門の長としても、PRスタッフに関わった身としても嬉しいです。
AHさん 来年は『桃李祭』での活動も加わり、PRスタッフの人数も増えると思うので、いい意味で伝統を壊した新たな活動をしていってほしいです。
Kさん 『ぽっぽ日和』の知名度も上げてほしいです。残念ながら私の周りでも認知度は低いんです。受験生に読んでもらえる『ぽっぽ日和』になっていってほしいです。
― 後輩の2人が今後頑張っていきたいことは?
ARさん 受験生と話せる『豊島岡生による相談会』は大事にしていきたいです。そして今までよりもっとPRスタッフに応募したもの同士として日頃からコミュニケーションを取って、アットホームに活動していけたらと思います。新進気鋭なPRスタッフだからこそできる新しいことにたくさんチャレンジしていきたいです。
Yさん私はもっとPRスタッフの人数を増やしたいです。増えればいろいろなアイデアも出てくるし、受験生と触れ合うことによって学べる機会を得る人も増えていきます。
限られた時間でも
最大限のパフォーマンスができるよう意識
― 豊島岡生は普段の勉強やクラブ活動以外にも探究活動や課外活動があり、とても忙しいイメージがあります。自主的にさまざまな活動に参加する中で自身の成長はありますか。
Kさん PRスタッフは仕事量も多いので時間に追われがちですが、その中でも受験生にきちんと伝わる最大限のパフォーマンスをすることを心がけてきました。中学生の頃に比べると、手帳にやることをリストアップして自己管理ができるようになり、時間の使い方は上手くなっているように思います。
AHさん私はやるべきことを後回しにして、期限まで先延ばしにしてしまうタイプです。でもPRスタッフの最高学年で、早めに行動しないとスタッフ全体に迷惑がかかりますから、この活動に参加したことで日頃の自分は捨てました(笑)。計画を立て、書記という役職にふさわしい人間になろうと日々心がけてきたおかげで、計画力や行動力がつき、人間的に成長できたように思います。
Tさん私も時間の使い方や、自分が今何をしなければいけないのかを強く意識するようになりました。やるべきことを整理して、優先順位をつけて順にやらないと回らないこともあるので、意識して行動するようになったことで成長はあったと思います。
ARさん私も普段はだらしないのですが、PRスタッフは自分が応募したので取り組もうとする意識が高く、自分でも頑張っているなと思います。楽しんで活動することも忘れないようにしながら、忙しい中でも最大限できることを考え、効率良く物事を行えるようになりました。
Yさん私はやるべきことに追われるのが好きなタイプで、受験生の頃から続けている「やることリスト」を作ってタスクをこなしていく習慣は今後も続けてきたいです。PRスタッフの活動に参加したことでいろいろな先輩と関わり、今まで共通点がなかった同学年の友達と喋ることが増えたと思っています。
主体性と個性を持った豊島岡生
やりたいことができるチャンスがいっぱい
― PRスタッフの活動を通して改めて気づいた豊島岡の魅力を教えてください。
Kさん 豊島岡生の良さは主体性のあるところです。「これやりたい」「こうした方がいいのでは?」と積極的に提案してくれる後輩も多く、『豊島岡生による相談会』の準備も率先して頑張ってくれます。
AHさん再認識した魅力は、生徒や先生の人柄の良さです。優しくてユニークな先生や先輩がいることに改めて気づけました。それに豊島岡の校舎が魅力的なことにも気づき、校内案内では校章の「柏」と「梅」と「鳩」をイメージした配色になっている試食室、シャンデリアのあるホワイエ、そしてトイレを必ず紹介しています。
Tさん豊島岡は、自分のやりたいことができる学校です。私は自分のキャパシティを考えるのが苦手で、「やりたいものはやらないと後悔する」と思って全部やってしまうタイプですが、それができてしまうのが豊島岡です。そんな私を認めてくれる先生方がいて、周りの友達も応援してくれます。
ARさん豊島岡生は主体的に活動する人を否定する人がいないのが魅力です。無理だと言うのではなく、「頑張っているね」「私もやりたい」という人ばかりです。それに助けられ、もっと頑張っていこうと思えます。
Yさん豊島岡は新しいことをどんどん取り入れる学校です。例えば、豊島岡では中3から全員が本格的に探究に取り組むのですが、その小規模版で中1・中2が任意で参加できる「探究Basic」というプロジェクトがあります。このように、自分が成長しようと思えばいくらでも成長していけるような環境が豊島岡では整えられています。
参加理由/初期メンバーとしての活動
SHさん[高校3年]大丈夫!在校生から伝えられるメッセージを
高校2年の5月にPRスタッフの募集があり、自分の意思で参加できる課外活動を探していたので、1期目のスタッフとして参加し、副スタッフ長として関わりました。入学後に「受験期に在校生の話を聞くことができたら励まされただろうな」と思ったことも応募動機です。
最初の活動は、『学校生活紹介動画』のバージョンアップ、『豊島岡生によるオンライン個別相談会』での受験生や保護者との個別面談でしたが、PRスタッフが42名と多く集まったため、他にも取り組もうと企画したのが『ぽっぽ日和』でした。『ぽっぽ日和』では豊島岡を志望している受験生に向けて、実は繰り上がりで合格した私でも豊島岡で元気に楽しく過ごしていることを伝えたいと思いました。受験生や保護者の方からの質問には、受験期だけでなく入学後の心配も多かったので、「大丈夫!やっていけるよ」と伝えることを大事にしていました。
SNさん[高校3年]豊島岡の堅苦しいイメージを変えたかった!
私も高校2年から1期目のPRスタッフに1年間参加し、副スタッフ長として関わりました。「学校のためになる活動を一つぐらいしておきたい」と思ったこと、コロナで学校の情報を得るのが難しい受験生のサポートができればと考えたことがきっかけです。
PRスタッフは『桃李祭』以外でのPR活動をするというスタンスだったので、生徒が学校生活での出来事や何気ない日常を日記のように書いて学校HPに載せる『ぽっぽ日和』を始めました。
『ぽっぽ日和』では、堅苦しいイメージが抱かれがちな豊島岡について、実はいろんな側面があるんだ!ということを伝えることを目指しました。入学前に母から「日本で一番宿題が多い学校」と言われたことで付いたイメージでしたが、実際に宿題も小テストも多いものの、学校からの課題をきちんとやっていればしっかりとした勉強時間になります。それを良いと思うか、悪いと思うかは自分次第。今になれば小テストが無いと、どれだけ成績が下がっていたのかと不安になります。確かに生徒は真面目ですが、向上心が高く、互いに高め合えます。決して勉強ばかりの堅苦しい学校ではないという今の印象を、受験生に伝えたいと思って『ぽっぽ日和』を書いていました。
印象的だったPRスタッフとしての活動
SHさん楽しみにしていた受験生との直接対話
豊島岡の人気に驚き!
印象的だったのは『私立女子中学校フェスタ』です。各校の生徒相談会と学校別の紹介があり、私がPRスタッフの仕事をするうえで最も楽しみにしていた、受験生と直接話をする初めての機会になりました。受験生と保護者の方が多く来てくださって、準備していたイスがすぐに埋まってしまったんです。「豊島岡はこんなにもたくさんの人に興味を持ってもらえている学校なんだ」と驚きながら対応したので、とても印象に残っています。
SNさん面識のなかった後輩と協働作業
PRスタッフが作った『学校生活紹介動画』は、学校行事や1日の学校生活を短くまとめた動画です。動画は最新版へのバージョンアップが必要でした。しかし、ここ数年でコロナ禍による学校行事の形態の変化や、探究活動が活発になったことなど豊島岡の行事は年々変化していたので、1ヵ月という限られた時間でそれらを考慮した作業はとても負担が大きいものでした。私はリーダーとして後輩と一緒に取り組みましたが、後輩をまとめるプロセスや動画を作るプロセスが体験できて、とても良い経験だったと思っています。
PRスタッフを通して気づいた豊島岡の魅力
SHさん先生のサポートを受けながら自立できる機会を得られる
豊島岡は勉強面における先生方のサポートがとても充実しています。でも、先生に頼りきりにならず、生徒が成長して自立していく場もたくさん設けられています。そういう整った環境がこの学校の魅力です。
SNさん知らない世界を知り、経験が積める良さ
豊島岡は外部の活動に参加することもでき、校内でも各イベントの担当があって、その中のコミュニティも豊富です。そういった活動を通していろいろな人とつながりができ、自分の知らなかった世界を知り、自分のためになる経験ができるのは良いところです。