
「なわがくちゅう」の愛称で親しまれる四條畷学園中学校。JR学研都市線・四条畷駅より徒歩1分という抜群のアクセスだけでなく、校内環境の良さも多くの生徒から支持を得ています。今回は2024年にリニューアルされた図書館と食堂を中心に、なわがく生のお気に入りの場所を紹介。学校の広報活動を支える生徒組織「ナイスガイズ」のメンバーのリアルコメントもお伝えします。

ここで勉強する自分が好きになる、
憩いのおしゃれ空間







学園創立100周年記念事業の一環として、2024年3月にリニューアル。「学ぶ喜びと出会える場所」をコンセプトにした憩いの空間が広がる図書館です。室内は土足厳禁で、床に直接座れます。気軽に腰掛けてくつろぐことができるフリースペースも生徒たちのお気に入りです。
蔵書数は58,618冊(2024年5月1日時点)。新書も着々と増えており、漫画あり、雑誌ありDVDありと種類豊富なので、1回3冊までの貸出枠を上手に活用する生徒も多数。また館内の座席数は109席と、自習やテスト前勉強に活用したい生徒に嬉しいゆとりがあります。窓際に2ヶ所の学習スペースが設けられているほか、図書館と接続した形でラーニングコモンズが設置されています。
ラーニングコモンズは図書館とガラス戸で仕切られたワークスペース。グループでの活動や打合せがしやすい可動のテーブルとチェアに、常時接続のWi-Fiやモニター、プロジェクターが完備。ネイティブ教員による少人数制英会話など、グループワークを行う授業などにも活用されています。放課後は自習スペースとして生徒たちに大人気!


図書館はとにかく綺麗!机だけでなくて、ちょっと寝転んだり段差あるところを使ったりして、みんなで勉強したりできるのがいいんです。
勉強してちょっと休憩したい時にクッションでゴロン。旅行書を見たりしてくつろいでいます。

窓際にあるカウンターのような自習スペースが私のお気に入り。勉強の合間に外を眺めて「はぁ~」と息抜きしています(笑)。カフェで勉強しているようで気分が上がります。

ラーニングコモンズは防音になっているので、友達と教え合えながら勉強ができます。とても気に入っているスペースでよく活用しています!

ソファ席やテラス席でカフェテリア気分を満喫!








学園の中庭に面したテラス席が目をひくおしゃれなクスノキ食堂。こちらも創立100周年記念事業の一環として、2024年10月にリニューアルされました。
食事をするだけの場所ではなく、放課後に友達とおしゃべりしながらの勉強や、クラブや委員会での打ち合わせなど、生徒たちはコミュニティスペースとして活用。売店が15時まで開いているので、ドリンクやフードを片手に集まれるのも魅力です。
また生徒たちに特に人気なのが、オープンデッキのテラス席と窓際のソファ席。学校にいながらにしてカフェにいるような気分になれるスペシャルな空間です。






行事の写真やポスターが貼られて賑やか。
居心地も抜群




中学のクラス教室は「小学校の時の教室よりかなり広い!」と生徒たちがコメントするゆとりの空間。行事ごとの写真や、学生たちが作ったボスターや新聞が飾られており、クラスの仲間と重ねてきた楽しい時間が居心地の良い空間を作り出しています。Wi-Fi設備も整っており、モニターや一人一台のタブレットを使っての授業が行われています。クラス教室のほかに小教室もあり、ネイティブの英会話授業では、クラスを半分に分ける形で少人数授業を行います。


教室の賑やかな雰囲気が大好き。ここでみんなとワイワイ喋っていると、学校好きだなと思います。

教室の後ろの壁が、今まで行った遠足とかのいろんな写真で埋め尽くされているところが好き。クラス全員で撮った写真がお気に入りです!

学園の中庭にある、生徒たちの憩いの場


四季折々に咲く花が生徒たちの目を楽しませるイングリッシュガーデン。フラワーアーチをくぐればちょっとした散策も楽しめる小道もあり、草花好きな生徒を楽しませています。


私が入っている園芸部では、イングリッシュガーデンの一部に花壇を作らせてもらっています。春に向けてチューリップを植えたので、綺麗に咲いてくれるのが楽しみです。

キャンパスを見下ろせる開放感に、
休み時間を過ごす生徒が多数




中学校舎の中庭に面した壁に設けられたテラスと外階段。開放感があるため、ここをお気に入りの場所として挙げる生徒も多数。休憩時間にはテラスに設けられた椅子や、外階段に腰掛けておしゃべりを楽しむ生徒たちの姿が見られます。


1年生の教室がある4階からの眺めが特に最高です。

テラスから見下ろすイングリッシュガーデンに癒されています

レトロな雰囲気の旧校舎には、
歴史を感じる趣




実は98年の歴史がある四條畷学園。旧校舎には現在は使われていない「パン売り場」があるなど、歴史を感じさせるレトロな雰囲気が。1階にある技術室も、30年前からの作業机や糸鋸といった道具が大切に使われています。

デザインソフトも入ったWinではなくMac


全46席のコンビュータ室。パソコンはMac miniで統一されており、生徒が持つiPadとの連携の良さはもちろんクリエイティブ面も刺激してくれる環境が魅力。イラスト作成などのデザインソフトもインストールされており、Tシャツのデザインなどにも挑戦する授業も行われています。また放課後には生徒が自由にパソコンを使用することができます。

放課後は緊張感ある集中できる環境で自習


放課後に教室を自習室として開放。卒業生が日替わりでチューターとして後輩たちを指導しています。図書館や食堂など勉強する場所がたくさんあるなわがくちゅうですが、「塾のようなピリッとした雰囲気で集中して勉強したい」という生徒に選ばれているのがこの自習室。わからないことは卒業生チューターに質問できるのも嬉しいポイントです。

今井悠雅さん(卒業生)
京都教育大学3年
私自身が自習室や卒業生チューターにお世話になったこともあり、月に2回程度チューターとして学校に来ています。在学中に学んだことを改めて今の生徒たちに教えるということが、教員を目指していることもあって良い経験になっています。
四條畷学園は、勉強に対するサポートがすごく手厚い学校でした。自習室といった勉強しやすい環境が整っているのはもちろんですが、授業でわからないことがあれば個別対応で教えてもら得るため、勉強で困ることはありませんでした。
また卒業して改めて感じるのは、四條畷学園の自由な校風です。幼稚園から大学まである学園ですので、幅広い世代との交流があるのが、この雰囲気を生み出しているのかなと思います。

校長代理企画部長
中司延亮 先生
四條畷学園は幼稚園・小学校・中学校・高校・短大・大学までが揃う総合学園で、2026年に創立100周年を迎えます。本学のメリットはこの総合学園の利点を活かした環境があることでしょう。例えば体育館一つをとっても、中学体育館、高校体育館、総合ホールの3か所があり、授業や行事で無駄のないように工夫しながら使い分けられています。中学の授業や行事で高校体育館や総合ホールを使うこともよくあります。
図書館はリニューアル前から蔵書数が多くて読書好きな生徒も満足する内容でしたが、ラーニングコモンズができたことで使われ方の幅が広がりました。先生方が生徒との距離が近い雰囲気で面談を行ったりもしており、アクティブなコミュニケーションの広がりを感じています。
また図書館の利用は平日17時までですが、その下の食堂は早朝から20時まで開放しており、ラウンジとして生徒が自由に使うことができます。中学生は18時帰宅を奨励していますが、生徒たちは各々自分のスタイルにあった活用をしているようです。
こうした本校の自由な雰囲気は、総合学園ではあるものの、幼小中高短大大学がそれぞれ独立しており、エレベーター式で進学する生徒が少ないからからこその、風通しの良さにあると考えています。広報活動を手伝ってくれる「ナイスガイズ」をはじめ、自主性の高い生徒が集まり育つのも、この自由な環境ゆえではないかと考えています。