【国学院久我山中学高等学校】国学院久我山で“きちんと青春”を謳歌する!
2025年2月、国学院久我山中学高等学校は小学4・5年生を対象とした学校説明会を開催。当日はまだ冬の寒さが残る時期でしたが、大勢の親子が参加し、熱心に耳を傾けていました。ココロコミュでは、同説明会のレポート、また説明会に登場した生徒会役員メンバー(中学2年生の生徒4名)に聞いた同校の学校生活や魅力についてお届けします。

国学院大学久我山中学高等学校

学校説明会

REPORT01

国学院久我山ってどんな学校?

国学院久我山を知る3のキーワード

1.学園三箴(理念)として掲げるのは「忠君孝親」「明朗剛健」「研学練脳」

説明会の冒頭で校長・國清英明先生の挨拶があった後、教頭・三戸治彦先生から理念について説明がありました。この学園三箴は、実践目標として「規律を守り誇りと勇気をもって 責任を果たそう」「たがいに感謝の心をいだき 明るいきずなを作ろう」「たゆまざる努力に自らを鍛え たくましく生きよう」という言葉に落とし込まれています。

三戸先生は、「混沌とし、多様化した社会においては、コミュニケーション能力の高さや信頼関係を構築できる力、自分がやるべきことを最後まで責任をもってやり遂げる姿勢を持つことが重要です。そして家族や周囲への感謝の気持ちを忘れず、社会貢献に目を向けられるような大人に成長してほしい。日頃の学校生活を通して、これらのことを生徒たちに伝えていきたい」とお話しされました。

2.キャッチフレーズは「きちんと青春」

実は、この言葉は同校の生徒が卒業する際に残した言葉だそうです。「この言葉ほど、本校をぴったりと表した言葉はない」と、三戸先生は言います。「きちんと青春」の意味は大きく2つ。ひとつは、「きちんと」という言葉に代表されるような基本的な生活習慣を重視すること。もうひとつは、失敗を恐れずに、挑戦をしていくこと。

三戸先生は、「成功体験はもちろん大事です。成功すれば、さらなる一歩を踏み出す勇気が得られます。しかし、失敗や挫折をし、それを乗り越えた時こそ大きな成長があると我々は考えています」とお話しされました。

3.男女別学スタイル

続いて入試広報部梶善之先生から、久我山の特徴ある男女別学をはじめ学校生活についてお話がありました。
関東でも数少ない、男女別学の同校。クラスや校舎は異なりますが、男子生徒と女子生徒の交流がまったくない、というわけではありません。一部の部活動や体育祭、文化祭などの学校行事、生徒会などは男女合同で行っています。また、教員も男子部、女子部を行き来しながら教えているといいます。

男子部のクラスと特色 最難関国公立・私立、医学部医学科を目指す「STクラス」と、国公立大、早慶上理、GMARCH、国学院を目指す「一般クラス」に分かれます。男子部では古くから続く武道(柔道や剣道)や伝統文化(能楽)の体験を通じて、心身を鍛え、心を育む教育を行っています。

女子部の特色 最難関国公立・私立、医学部医学科を目指す「STクラス」と、早慶上理、GMARCH、国学院、海外大学を目指す「CCクラス」に分かれます。日本の心と作法への理解を深め、世界に向け発信できる人を目指します。中学では、ことば・華道・茶道、高校では能楽・日本舞踊・礼法を通じて本物に触れる学びを実施しています。

REPORT02

中学2年生の生徒会メンバーが登場
在校生ならではのリアルな言葉で学校を紹介

説明会の後半では、生徒会役員を務める中学2年生の生徒4名が登場。男子部・女子部のそれぞれの良さ、制服、学校生活について参加した小学生にもわかりやすく紹介しました。

例えば……

  • 男子も女子もリュックサックで通う生徒が多い。それぞれお気に入りのキーホルダーをつけて、見分けがつくようにしています。
  • 昼食は、教室かカフェテリアで食べます。お友達同士でおしゃべりを楽しみながら食べたいときは、カフェテリアを利用することが多いです。
  • 小テストと宿題、レポートなどは比較的多めなので、少し大変です。真面目にこなしている生徒が多く、学ぶ姿勢が見られます。
  • 一方で、文化祭や体育祭といった行事にも全力投球します。勉強とそれ以外のメリハリがついていると思います。

最後には客席からの質問にも答えた生徒たち。興味深く話を聞く受験生親子には、国学院大学久我山という学校の“青春”が伝わったのではないでしょうか。

生徒が語る

国学院久我山の青春!

学校説明会にも登場した4人にインタビューを行い、国学院久我山の行事と部活、学校の魅力についてさらに詳しく話をうかがいました。

中学2年・生徒会 会長
H.Uさん
中学2年・生徒会 副会長
R.Kさん
中学2年・生徒会 副会長
K.Iさん
中学2年・生徒会 会計
H.Iさん

部活も行事も充実、環境も整っている国学院久我山
楽しい学校生活を共に送ろう!

これまでの学校行事の中で、特に印象に残っている行事は何ですか。

H.Uさん
中1の6月に新潟県妙高市で行った自然体験教室です。ラジオ体操、登山、スタンプラリー(レクリエーション)などを体験しましたが、一番思い出に残ったのはトータルで5時間かけた登山です。朝早くから皆で藤巻山に登ったところ、急斜面もあり、下山の最後は会話もしなくなるほどハードな行程でした。レクリエーションでは班長を務めましたがうまくできず、皆に迷惑をかけてしまったことも印象に残りました。もっと協力を求めたり、話し合ったりしながら進めればスムーズにできたと思います。このときの反省は、その後に活かすようにしています。

R.Kさん
私は、久我山祭(文化祭)が印象に残っています。クラスごとに催しを行うのですが、生徒同士でイチから自由に企画してつくりあげていくのがとても楽しかったです。私のクラスは、「リアル人生ゲーム」を企画しました。特別講座の「働く」で学んだ内容を取り入れた内容は、来場者の方々からも好評でとてもうれしかったです。実は最初、全く準備が進まなくて、本格的に準備を始めたのは3日前でした。最後に皆で一致団結できたのが良かったです。

K.Iさん
僕は芸術鑑賞です。中1では歌舞伎座、中2ではサントリーホールに行ってオーケストラを鑑賞しました。歌舞伎は初めて観たのですが、現代とは違う言葉遣いや体を大きく使って感情を表現するところがとても興味深かったです。オーケストラ鑑賞は、小学6年生のときにも鑑賞したことがあったのですが、その時とは違った発見も感動もありました。

H.Iさん
僕は、自然体験教室でのスタンプラリーです。1チーム6~7人で、普段はあまり行く機会のない森林の中に入ったのでとても新鮮でしたし、スタンプ台を探すことがとても面白かったです。優勝はできませんでしたが、チームのメンバーと協力してスタンプをたくさん集められて、とてもいい思い出になりました。

皆さんが所属している部活と、入部した理由、魅力について教えてください。

H.Uさん
私は陸上部(長距離)に入っています。入部の理由は、父から「背が高いから向いているのではないか」と勧められたこともありますが、目標に向かって努力する醍醐味を味わえそうなところに魅力を感じたからです。仮入部した時に、先輩たちの雰囲気が良かったことも決め手になりました。

普段の部活では走り込み、筋トレなどさまざまなメニューをこなします。そのときはつらいと思うことが多いのですが、その分達成感も大きいです。また、同じ苦しみを乗り越えているからか、部員同士の仲はどんどん深まっていきますし、互いを高め合えていると感じます。大会ではさまざまな場所に行ったり、夏はクロスカントリーをしたりします。持久力はかなりついてきたと実感しています。

R.Kさん
私は硬式テニス部に入っています。部活見学をしたときに、「テニスは、うまく打てるとパコーンと気持ちいい音がするんだな。私もそんなふうに打ってみたい」と思ったことが入部のきっかけです。

最初は、テニスラケットが重くて、両手でしか打てませんでした。しかも空振りするばかりで、「もう辞めようかな」とくじけそうになりました。ただ、3か月経ったあたりから片手でも打てるようになり、そこからどんどん楽しくなりました。なかでもゲーム感覚で行う模擬試合は、連勝するととてもうれしいです。

K.Iさん
同じく硬式テニス部です。実は学校外で野球チームに入っていてそちらの活動と両立できそうという理由から入部しました。ボールを打つという点は野球と似ていて、ラケットに当てることは割と簡単に最初からできました。ただ、打つ方向がつかめず、最初はボールが見当違いのところに飛んでいってしまうことが多かったです。

部活で楽しいのは、ラリー(打ち合い)です。仲間同士で、回転をかけたサーブを打ちあったり、取りにくい球を打ち返したりして、互いに技を磨き合っています。硬式テニス部が中学の部活の中では50人と部員数がとても多いのですが、みんな仲良く楽しく部活に取り組んでいます。

H.Iさん
理科部に所属しています。僕もK.Iさんと同じく、学校外で野球チームに所属しているのですが、そのチームに久我山の理科部に入っている先輩がいたんです。その先輩から、「理科部は楽しいよ」を教えてもらい、それがきっかけで入部しました。

理科部では、基本的には自分たちが興味のある実験を中心に行えるのでやりがいを感じています。特に面白かったのは、ダイラタンシー現象の実験です。ダイラタンシーは、液体に粒子が混ざっているときに力が加わると体積が変化し、流体の挙動が変化する現象のことで、実験では片栗粉と水で行いました。文化祭では一般の方々にも見ていただく機会があって、好評でしたね。理科はそれほど好きではなかったのですが、理科部では楽しめています。

そのほかに、国学院久我山の素晴らしいところ、皆さんが気に入っているところはありますか。

R.Kさん
「放課後個別学習ルーム」は宿題や試験勉強を行うときにとても良いと思います。放課後や長期休暇中などに利用できます。チューターが常駐しているため、わからないことを質問でき、助かっています。

H.Uさん
私は、秋の音楽室が気に入っています。窓の外にイチョウの木があるのですが、秋は美しい葉が散っていく様子が見事で、皆、授業よりもついそちらに目が行ってしまうほどです。国学院久我山は木々が多く、自然に囲まれていることも魅力のひとつだと思います。例えば、朝、「今日学校に行くのは嫌だな」と思う日も、学校に着いてそういう自然を目にしているといつの間にか朝の憂鬱な気分を忘れています。

K.Iさん
僕は、図書館が好きです。約8万冊も揃っているので、小説から実用書などさまざまな本が充実していて、大学受験のための赤本や学習漫画まで置いてあります。

H.Iさん
図書館には、自習スペースもあるので、調べ事をするときにも便利ですね。日当たりも良く、居心地もいいです。

最後に、受験生へメッセージをお願いします。

H.Uさん
国学院久我山は部活も行事も充実していて、環境も整っています。学校生活はとても楽しいし、面白い先生もたくさんいるので、ぜひ受験勉強を頑張って合格を勝ち取ってください。皆さんと本校で一緒に過ごせることを楽しみにしています!

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