
対象:全員
Cambridge English
ケンブリッジ イングリッシュ
身近な話題から社会問題まで多彩なトピックを取り上げ、4技能をバランス良く身につけることができるカリキュラム。普段習っている英語を使って、コミュニケーションをとります。
対象:1年生全員/2・3年生希望者
E-challenge
近畿大学のキャンパス内にある英語村E3[e-cube]を訪問し、クイズやアクティビティを通して英語の楽しさを体験。様々な国籍のネイティブ教員と楽しみながら英語漬けの時間を過ごします。大学附属校だからこそ可能な大学施設を使った英語体験ができます。
対象: 2・3年生希望者
シンガポール英語研修
文化交流のために現地校を訪問し、コミュニケーション能力を養います。また、シンガポール市内観光や現地の大学生とシンガポールの名所へ行くB&Sプログラムを実施。多民族国家であるシンガポールでの7日間は、英語力だけでなく、人間的な成長も感じることができます。
対象: 1・2年生希望者
沖縄ホームステイ研修
夏休み期間の4日間、沖縄県在住の外国人ホストファミリーと過ごします。探検アクティビティである「ロゲイニング」にもチャレンジします。日本国内でホームステイを体験でき、楽しみながら英語を学ぶことができるプログラムです。
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中1で『沖縄ホームステイ研修』
Fさん 中学2年 -
中2&中3で『シンガポール英語研修』
Mさん 高校1年
入学前から外の世界に興味
― グローバル教育の一環である語学研修に参加しようと思ったきっかけは?
Fさん
小6の時に足を運んだ近中の学校説明会で、実際に『沖縄ホームステイ研修』に参加した中学生の先輩が体験談を語ってくれました。それを聞いて、私も入学したらぜひ行ってみたいと思ったことがきっかけです。
Mさん
僕も入学前から海外に行くことができる語学研修があると知っていました。具体的にどこの国に行けるかは知らなかったのですが、小6の時点で「近中に入ったら必ず参加する!」と早くも意気込んでいました。
― 小学生の頃から英語や海外に対する興味があったのでしょうか。
Fさん
父の仕事の都合で幼稚園の年少までアメリカに住んでいました。言葉のことはぼんやりとしか覚えていなくて、英語が話せるわけでもなかったのですが、アメリカにいた頃の記憶は消えることなく心に残っていたので、帰国後もずっと海外に興味はありました。
Mさん
僕は小1の時に学校の授業で初めて英語に触れたことで、海外への好奇心が芽生えました。また、父が洋楽好きで、家で一緒に聴いていたことも英語に興味をもつきっかけになりました。その中でビートルズが好きになり、そこから海外の文化に対する関心がどんどん広がりました。
会話が途切れないように意識
― 語学研修への参加が決まった時、どのような目標を立てましたか。
Fさん
ホームステイ先でホストファミリーと話す時は、「 “会話のキャッチボール”がしっかりできるように頑張ろう!」と思いました。この目標は、英語力を上げること以上に自分の中で特に強く意識していたことです。
Mさん
僕は2年続けて『シンガポール英語研修』に参加したのですが、1回目に行った中2の時は英語を話すことに恥ずかしさがあり、積極的に会話ができませんでした。そんな苦い経験があったので、中3で参加すると決まった時は「絶対に恥ずかしがらない!」「自分からどんどん話す!」ということを目標にしました。
― 目標を達成するために、具体的にどのようなことを心がけましたか。
Fさん
とにかく会話が途切れないように、ひたすら話す、自分から尋ねる、ということを心がけました。語彙力はあまりなかったけれど、それでも身振り手振りも交えて意思を伝え、話題がなくなっても、自分からホストマザーに「何か手伝えることはありませんか?」などと声をかけてコミュニケーションを取りました。
Mさん
僕は「意地でも翻訳機を使わない!」と決めて実行しました。交流する現地校の生徒がバディとして付いてくれた時、初日は自分の英語が通じず、相手が話す英語もシンガポールのなまりがあって聞き取りづらく、かなり苦労しました。それでも言いたいことを単語の羅列でもかまわずに伝えていると、次第に意思疎通ができるようになり、3日目以降は自信をもって話せるようになりました。

コミュニケーションの大切さを実感
― 初めての異文化体験で、もっとも印象に残ったことは何でしょう?
Fさん
お世話になったホストファミリーがブラジルの出身で、キリスト教を信仰されていました。そうした家庭で過ごすのは人生で初めてで、食事をする前は必ずお祈りを捧げる、週に1日は教会に足を運んで礼拝に参加するといった生活を実際に体験させてもらったことで、異文化をリアルに知るという貴重な機会を得られました。
Mさん
シンガポールは多国籍の人が暮らす国で、そこが日本とまったく異なると感じました。そして、現地校の授業を一緒に受けさせてもらい、シンガポールの生徒の積極的な姿勢に驚きました。日本では先生にあてられてから生徒は発言しますが、現地の生徒は先生が話す合間にどんどん自分の意見をはさむので、かなり圧倒されました。
― 語学研修を経験して、自分が成長したと感じることは?
Fさん
語学面では、会話で外国の人が言ったことを以前よりも理解できるようになりました。語学以外では、自分から積極的に話しかける勇気を培えたと感じています。例えば、日本の街中で困っている外国人観光客を見かけたら、完ぺきな英語でなくても自分から声をかけて助けたいという気持ちになります。
Mさん
以前より英語をしっかり聞き取れるようになりました。家で洋楽を聴いていても、帰国後はより多くの言葉を耳で拾えていると実感できます。そしてFさんと同じく、駅などで外国の人を見かけた時は、「話しかけよう!」という気持ちになります。シンガポールに行く前は、自分からわざわざ話しかけようとは思いませんでした。今は積極的に行動したい衝動にかられます。
― 語学研修で得たことを、今後どのように活かしていきたいですか。
Fさん
研修に行く前からコミュニケーションが大事だと思っていて、ホームステイを経験したことであらためてその大切さがわかりました。今後さらに勉強して英語のコミュニケーション力を高めていきたいです。そして英語だけでなく、普段日本語で家族や友達、先生と話す時も、しっかり信頼関係を築けるように会話のスキルを磨いていきたいです。
Mさん
少しは英語力が向上したと感じるものの、シンガポールで現地の人と話して自分の英語はまだまだ拙いことを思い知らされました。今後はさらに自分の英語に磨きをかけ、日常会話をマスターするのはもちろん、将来海外で仕事をしたり、研究をしたりすることを目指し、誰とでも議論できるレベルにまで力をつけたいです。高校ではオーストラリアの語学研修もあるので参加したいと思っています。

中学校英語科主任 吉野泰史 先生
本校のグローバル教育は、生徒が“本物”の体験をすることを何より重視しています。ネイティブ教員が導く教室カリキュラムの『Cambridge English』、そして、近畿大学のキャンパスにある英語村で体験的に学ぶ『E-challenge』でまずは段階的に英語に触れ、そこから外の世界に出て異文化のリアルを肌で感じたい生徒には、『沖縄ホームステイ研修』と『シンガポール英語研修』の語学研修を用意しています。
語学研修は4日間と7日間の短期プログラムですから、英語力の向上でいえば、大きく力が伸びるまでには至らないかもしれません。しかし、参加した生徒を見ていると、前向きに学ぶ姿勢と一歩を踏み出す勇気を自ら培って帰ってきます。出発前は「英語が通じなかったらどうしよう……」と不安だった生徒も、いざ現地に入ると、「自分から話さないと何も始まらない」と気づき、積極的に行動できるようになります。
そうした精神面の成長は、文化、宗教、人種、考え方、価値観の違いをリアルに感じ、カルチャーショックを経験するからこそもたらされるものです。本校のグローバル教育では、今後もそうした“本物”の体験ができることにこだわって各プログラムをさらにバージョンアップさせていきます。また、生徒に負けじと私たち教員もチャレンジ精神をもって新しい取り組みにも挑んでいきたいと思っています。
<参考> 近畿大学附属中学校HP「グローバル教育」
https://www.jsh.kindai.ac.jp/jhs/education/study-program/