夏期イギリス研修
- 対 象
- 高校1年生・2年生(希望制)
- 期 間
- 7月末~8月上旬(約12日間)
- 滞在地
- チェルトナム(コッツウォルズ地方)
- 主な学び
-
- ホームステイ先からCheltenham College Prep Schoolに通学
- フィールドワークを実施、スピーチ原稿やスライドを作成
- 現地の生徒を交えたディスカッション&スポーツ交流
現地校での最終日は、探究したトピックをスピーチ! - 観 光
- グロスター大聖堂、チェルトナム市庁舎、インペリアル・ガーデン、の街、ウィンザー城、セントポール大聖堂、大英博物館 … etc.
Students Interview

- 積極的に意見を言えるようになった! Fさん(高1)

- 自分の英語に自信がつきました! Tさん(高1)
渡英前~ 学校・家での事前学習 ~
― 夏期イギリス研修に参加した理由を教えてください。
Fさん中等部3年の『カナダ研修旅行』で異国の街並みや文化に触れ、「同じ英語圏でも、北米とヨーロッパではまた違うのかな?」と思いました。それがきっかけで、高等部1年になれば必ず『夏期イギリス研修』に参加すると決めていました。
Tさん私は高等部からの入学生で語学研修は初めてです。海外に行った経験もありませんでした。『夏期イギリス研修』があると知ったのは高校入試の学校説明会です。英語は苦手でしたが、入学後の説明会であらためて『夏期イギリス研修』の内容を知り、ぜひチャレンジしたいと思いました。
― どのような目的意識をもって参加を決めたのでしょうか。
Fさんこれまでリーディングやライティングを中心に学校で勉強してきた英語は、テストで点数を取ることが主な目的になっていました。しかし、『夏期イギリス研修』は現地で“人”を意識した学びができると思ったので、コミュニケーションツールとして英語が使えるようになることを目標にしました。
Tさん中等部から上がってきた生徒のほとんどは英語を当たり前に話すので、公立中学出身の私は「同じ年代なのに、こんなに差が……」とショックを受けました。このままでは置いていかれるという焦りもあったので、この研修をきっかけに少しでも自分の英語力を伸ばせればと思いました。
― 事前に、家や学校で英語の勉強にも取り組んだのですか。
Fさんプライベートで英会話を習っていて、普段は週に2回レッスンを受けていたのですが、その回数を週4回に増やしました。ホームステイ先でホストファミリーと話すことに少し不安を感じていたので、まず日常会話で準備できることをやっておこうと思いました。
Tさん担当の堀尾先生が生成AIの「ChatGPT」を使って英語のレッスンプログラムを作ってくれました。それを活用して英会話のフレーズを覚えたり音声を聞いたりして準備をしました。
― 現地校では最終日に英語でスピーチをすると聞きました。
Fさん生徒各自が日本とイギリスを比較するトピックを決め、現地校の学びの集大成としてスピーチに挑みます。僕は医療の違いを探究すると決め、その仕組や制度をインターネットで調べました。
Tさん私は幼児教育をトピックに選びました。かつて自分が通っていた幼稚園に足を運び、先生方が普段行っている教育や幼児への接し方についてヒアリングを重ねました。
“希望制”でも全員が行けるわけではない!?
『夏期イギリス研修』は希望制のプログラムで、基本的に生徒は誰でも参加できます。ただし、事前に志望理由書を提出し、学校の審査をパスしなければなりません。国際理解教育部の堀尾先生曰く、「どこでもいいから海外に行きたい!といった旅行気分の理由はアウトです」。今年度参加した14人の生徒は、この海外研修で何を学び、どう成長したいのか、その志望理由を自分の言葉で熱意をもって書き記しました。
現地~ ホームステイ・現地校での学び ~
― ホストファミリーが迎えてくれた時の様子を教えてください。
Tさん人生初のホームステイだったのでとてもドキドキしました。ホストマザーは若くてお姉さんのようで、初対面時から「Yoo-Hoo! Welcome!」の言葉で明るく迎えてくれ、一気に緊張がほぐれました(笑)。
Fさん1人でお世話になるホームステイは、今回が初めてだったので多少緊張しました。でも、ファミリー全員が温かく迎えてくれて、元気いっぱいの小学生兄妹が親しく接してくれたのですぐに馴染めました。

― ホームステイ先のコミュニケーションで苦労したことは?
Fさんファミリーが話す英語は、日本で聞き慣れていたアメリカ英語と違ってイギリス訛りで、最初はうまく聞き取れませんでした。会話する中で「Sorry ?」とたびたび聞き返しながら、徐々に慣れていきました。
Tさん私の場合、英語は初心者に近かったので、訛りに気づけるレベルではありませんでした(笑)。ホストマザーが口にする英語そのものがとにかく新鮮で、「今、自分は本当にイギリスにいる!」と実感できました。
― 現地校での学びについて教えてください。
Fさん現地校には到着した翌日から10日間通い、ネイティブの先生の指導のもと、最終日に行うスピーチに向けて原稿制作とスライド作りに取り組みました。
Tさん2日目からティーチングアシスタントのイギリス人生徒が3人来てくれて、教室はとても賑やかになりました。スピーチ用の原稿チェックや発音練習のサポートをしてもらい、授業後は一緒にスポーツを楽しみました。
― スピーチに向けてフィールドワークも行ったそうですね。
Fさん現地の薬局や病院に足を運びました。ヒアリングをする中で、医療の仕組みや制度は日本と大きな違いはないとわかったのですが、病院の受付にスタッフがいなかったことには驚きました。日本の病院はフロントにたくさんの人がいますが、僕が訪ねたイギリスの病院は用があれば奥の部屋にいるスタッフに声をかけるスタイルでした。
Tさん私は日本での事前学習と同じく、現地でも幼稚園を訪ねました。春休み時期だったので園児はいませんでしたが、普段仕事をされている先生にお会いすることができ、日々どのような学びや遊びを実践しているのかを教えてもらいました。
最終日のスピーチは、ホストファミリーも招待!
生徒によるスピーチは、現地校の学びの集大成。英語で作成した原稿は本番で見ることができないため、生徒たちは前日夜遅くまで時間をかけてすべての内容を覚えたといいます。そして当日は、お世話になったホストファミリーも教室に。日々努力する姿を間近に見てきたファミリーは感激し、スピーチをやり遂げた生徒に拍手を送り、ねぎらいの言葉をかけて成功を称えました。もちろん、それらの言葉はすべて英語です。
帰国後~ 英語力プラスαの成長 ~
― 観光も楽しんだと思います。一番印象に残った訪問先は?
Fさんバラエティー番組でよく紹介されていたウエストミンスター寺院やBig Benを見た時はイギリスならではの空気感を感じました。また、中3の時に訪れたカナダと街並みを比較したいと思っていたので、それができたのも良かったです。現代的なバンクーバーと違ってロンドンは石や煉瓦の建物が多く、歴史の重みを感じました。
ロンドン観光Tさん私はグロスター大聖堂がもっとも印象に残っています。ステンドグラスが美しく、とても大きいので、そのスケール感に圧倒されました。Fさんと同じようにロンドンの街並みも楽しみにしていたので、歴史の雰囲気を肌で感じることができて感動しました。



― 『夏期イギリス研修』から帰国後、自分自身が成長したと感じることは?
Tさん英語の苦手意識がなくなったのが一番の成長です。渡英前は「本当に自分の口から英語が出てくるのか……」と不安でしたが、現地でホームステイを経験し、英語のスピーチもやり遂げたので、帰国後は自分の英語に自信を持てるようになりました。長文に向き合う時も以前ほど抵抗を感じなくなりました。
Fさん1年前の『カナダ研修旅行』と比べると、『夏期イギリス研修』を終えた後は自分の意見をより積極的に言えるようになったと感じます。現地の人たちはとてもラフな感じで英語を話していて、そうした姿を目の当たりにしながら12日間を過ごしたので、コミュニケーションを取る時は自分から積極的に話すことが大切だとわかりました。
― 今回の経験を今後の学校生活でどのように生かしたいですか。
Tさんニュースでヨーロッパの話題が流れると、以前より断然興味をもって画面を見るようになりました。今回の研修で異文化に触れたからこそ視野が広がったと思うので、高2以降はさらに主体性をもって自分から世界のことにどんどん目を向けていきたいです。英語の苦手意識がなくなったので勉強も頑張ります!
Fさん今回の研修を機に英語を学ぶ目的を変えようと思いました。今までは学校の成績のために勉強していましたが、これからは他国の人とコミュニケーションを取ることを一番の目的にして英語を楽しく学んでいきたいです。英語圏以外の人ともコミュニケーションを取りたいので、他の言語にもチャレンジしたいです!
Teacher Voice

本校は国際理解教育の一環として、全員が参加する研修旅行(中3/カナダ、高2/タイ)をはじめ、希望制の海外研修や海外交流校との短期交換プログラムも数多く設けています。そうした海外の学びを通じて生徒には、英語力の向上だけでなく、多様な異文化への理解や国際感覚を養う土台となる価値観を高めてほしいと考えています。
今回、トピックで医療を扱った生徒は、現地の薬局を訪ねた際、チェルトナムにいる薬剤師やお医者さんには、インド系移民が多いことを知りました。日本も各分野で海外の人との協働がなされていますが、生徒たちが社会に出る頃はグローバル化がさらに進んでいるはずです。そうした未来社会で活躍できる素養を中高時代に身につけておくことはとても大事です。
そしてもう一つ、夏期イギリス研修の良さを挙げれば、名所訪問で歴史を肌で感じられる点です。世界史の教科書に載っていたものを“生”で目にできるのは実に意義のあることで、「教室で学んだことは、ここにつながっている!」と気づくことができます。そこからさらに主体性をもって教養を深め、感性も磨いていってほしいと思っています。
<参考> 関西大学高等部HP「国際理解教育」 https://www.kansai-u.ac.jp/senior/education/international.html

















