なでしこ祭の1日
なでしこ祭
実行委員コメント
明るく前向きに努力できる
田園調布学園生が作り上げたなでしこ祭
実行委員会 委員長 高等部2年 Yさん(右)
なでしこ祭の実行委員会には、装飾・パンフレット・イベント・飲食・広報の5部門があり、今年は67名(高2:19名/高1:16名/中3:12名/中1・中2:各10名)で活動しました。それらを統括するのが実行委員長と副委員長の役割です。
今年のテーマは「UPdate」。これは、「失敗を恐れず挑戦し、自分自身を見つめ直しながら成長していく文化祭にしたい」という思いから決めました。一昨年から通常開催になったなでしこ祭を「UPdate」して、より完成度を高めたいという思いが強くありました。私が委員長に立候補したのも、なでしこ祭をもっと良くしたい、多くの人が思う存分楽しめる2日間にしたい、という思いからです。ただ、なでしこ祭を運営するトップとしての準備期間のプレッシャーはかなり大きいものでした。当日は、朝から多くのお客様が来場され、皆さんが本当に楽しんでくださっているのが伝わってきて、とても嬉しく、心からほっとしました。実行委員のみんなの動きもスムーズで、各部門が主体的に行動できたと思います。忙しい企画は、担当外のスタッフが柔軟にサポートするなど、「今、何をすべきか」を考えながら、連携して活動できました。
なでしこ祭は、前年の冬から実行委員会が活動を始め、各団体も長期休みなどを活用して本番に悔いが残らないよう準備し、全力でやり遂げます。そうやって明るく前向きに努力できるのが、田園調布学園生の良さです。私も委員長として100点満点だったとは思いませんが、周囲と連携しながら進める難しさや、どんなに疲れていても明るくポジティブに行動することの大切さを学びました。この経験を今後にしっかり生かしたいと思います。
学校生活で身につけた対応力を生かして、
来場者と楽しくコミュニケーション!
実行委員会 副委員長 高等部2年 Nさん(左)
私は中1から実行委員として活動してきました。昨年の実行委員会では部門ごとに動きがちで、連携がうまく取れていなかったため、今年は情報共有を徹底し、準備の段階から全体で動けるよう意識して取り組みました。その成果もあって、準備段階から声を掛け合い、報告もしっかりと行われていて、チームとしての一体感を感じながら当日を迎えることができました。
田園調布学園は、各学年全体での行事や縦割りで協働する行事が多いので、コミュニケーションを取ることが得意な生徒が多いのが強みだと思います。また、探究の時間に自分の興味を深めたり、考えを発表したりする機会も多いので、今回のような場面にも生かすことができました。
新企画のキャンパスツアー。
最後まであきらめずに呼びかけて良かった!
実行委員会 広報部門長 高等部2年 Hさん
今年の広報部門では、受験生向けのキャンパスツアーを新しく始めました。普段、学校説明会のキャンパスツアーも開催されていますが、生徒と一緒になでしこ祭をめぐる企画を立ち上げました。毎年、「どこを回ればいいかわからない」といった声がアンケートで寄せられていたので、それを解決するための企画です。ツアーは、学校や教科について知ることができるコースを3つ用意しました。案内者はなでしこ祭実行委員や各学年の有志を中心に、受験勉強に励む上級生の高3も多く参加してくれて、皆で一丸となって受験生をお迎えする準備ができました。
気合を入れてなでしこ祭当日を迎えましたが、1日目は思っていたよりも参加者が少なかったため、部門の仲間とすぐに対策を考えました。その結果、2日目は、案内チラシの配布場所を4階から1階の受付付近に変えて「キャンパスツアーです!生徒と一緒に回れます!」と、特徴をしっかり伝えることにしました。すると、声をかけてもらえることが増え、たくさんの参加者の方に来ていただくことができました。アンケートにも多くの方から「楽しかった」「学校の魅力がよくわかった」などのお声をいただき、本当に嬉しかったです。あきらめなくて本当に良かったと心から思いました。
キャンパスツアーを通して、この学校には女子校らしいフレンドリーさのある人がたくさんいることを改めて実感しました。文化祭ではつい自分が楽しみがちですが、それよりも受験生や来場者の方に丁寧に対応する皆の姿を見て、「おもてなしの心」がしっかり根づいている学校だと思いました。私自身も田園調布学園で過ごしたことで自然と身についたなと実感しています。
信頼された喜びと運営している実感がわいた飲食部門。感謝の言葉が嬉しい!
実行委員会 飲食部門長 高等部2年 Oさん
今年も、地下2階の体育館にフードコートを設置し、ベーコネーターUSAで人気の「ウェンディーズ」、校内で生徒向けのお弁当を提供している「ドルフィン」、米粉シュークリームの「はづき」の3店舗と、メニュー作りなど打合せを何度も重ねました。本校生徒と「はづき」のコラボ商品も販売しました。これらの店舗に加えて、ドリンク店舗やカフェもオープンしました。当日は2日間ともに大盛況で、どの店舗も午後早い時間に完売しました。
今年工夫したのは、店舗や座席の配置です。スムーズに購入でき、気持ちよく過ごせるような空間造りを心がけました。
今回私たち実行委員は、フードコート内のゴミステーションを担当しましたが、その際にいただいた来場者からの「ごちそうさま」や「ありがとう」の言葉は本当に嬉しくて、充実したフードコート運営ができたと思います。
なでしこ祭の1日
-クラス・自由有志企画-
私たちのなでしこ祭“企画”
バリ島・海外探究プログラムでの気づきを、
多くの人へ「From Bali」
From Bali 高等部2年 Eさん(左)
私たちは海外探究プログラムでバリ島を訪れ、農家の収益と仲介業者の利益の関係や、フェアトレードの仕組みについて学びました。なでしこ祭では、バリ産のコーヒーやチョコレート、ココアなどの販売・カフェの運営、さらに農業問題やフェアトレードに関する展示を通じて、多くの方に関心を持っていただけるよう工夫しました。
1日目からカフェも物販も大繁盛で、多くの方に興味を持っていただけたと思います。アンケートでは、「来てよかった」「とても美味しかった」など嬉しい感想をたくさんいただきました。また有志メンバー約20人で協力し、一つの企画を作り上げたことに大きな達成感も得られました。この企画を通じて、田園調布学園の海外探究や国際交流、土曜プログラムなどの学べる機会が、今回のような新たな発想や行動につながっていると実感しました。今回の経験を励みに、今後もこうした挑戦を大切にしていきたいです。
From Bali 高等部2年 Nさん(中)
バリでの探究プログラムで農家を取材し、気候変動やフェアトレード、農家の貧困問題を知りました。なでしこ祭では、バリ島の農家が持つ問題の解決を試みる団体su-re.coの商品を取り扱い、その魅力や理念を伝えることで、寄付や支援につなげる活動を行いました。販売だけでなくカフェも運営し、バリ産コーヒーの美味しさを今まで飲んだことがない方々に知っていただくことを目指しました。
なでしこ祭では、来場者の方に現地でのインタビューやさまざまな活動の成果を見ていただけました。私達はパンフレットを作成し、来場者に配布しました。アンケートも行ったことで直接感想を聞くことができ、自分たちの活動に大きな手応えを感じることができました。海外に行って楽しく学ぶことも大切ですが、現地の社会問題に実際に目を向け、そこから課題解決のためにアプローチできたのは、田園調布学園ならではの貴重な経験だと思います。主体性や積極性を育む貴重な機会になったと思います。
From Bali 高等部2年 Tさん(右)
From Baliでは、私たちがバリの探究プログラムで学んだことを、コーヒーの販売や提供だけではなく、展示を通して知っていただきたいという思いをもって、皆で準備を進めてきました。なでしこ祭では、幅広い年代の方にご来店いただけたと実感しています。バリ産のコーヒーはすっきりとした味わいが特徴なので、丁寧に淹れたコーヒーに対して中学生も高校生も「おいしい」と言ってくれる人が多く、その魅力を伝えられたことがうれしかったです。
なでしこ祭には、この企画を含めてさまざまなテーマを掲げた企画があります。中1は学校紹介、中3は学習体験旅行など田園調布学園ならではの個性あふれる幅広い企画がなでしこ祭の魅力だと思います。
中等部1年生 学年統一テーマ
「田園調布学園の学校紹介」
中1に組 クラス企画「学校紹介すごろく」
私たちのクラスは、「不思議の国のアリス」をモチーフにしたすごろくで、田園調布学園の施設を紹介しています。すごろくでプラザやラウンジなどを回りながら、生徒の日常もわかります。すごろくにしたのは、お客様が実際に駒を動かすことで校内を歩き回っているような感覚が味わえ、終わった後に実際に校内を歩き回ると、より魅力が感じられるのではないかと思ったからです。マスの配置や進行ルールを考えることは特に難しかったですが、田園調布学園の良さを少しでも伝えられればと思って頑張りました。いろいろな施設を紹介しましたが、私たちが一番落ち着くのは「教室」と皆で話しています。
(Mさん Hさん)
中1ほ組 クラス企画「札をとりあえ!田園かるた!!」
1年ほ組は、かるた遊びをしながら田園調布学園を知ってもらえる企画を考えました。来場者の親子など1組のペアと私たち1人が、3分間かるたを取り合います。遊びながら学校の魅力や特徴を知ってもらえ、対戦後はお話や質問も受け付けやすくなるので一石二鳥です。
かるたは「あ」~「ん」の50音すべての文字で作成しました。私が考えた札は、「つ:机の中にぴったり椅子が入れられる」。田園調布学園では放課後の清掃活動で、机の引き出しにあたる部分に椅子を入れてから掃除を始めます。これは本校ならではの特徴だと思います。札づくりは大変でしたが、準備の時からクラスで協力できたことが、本当に良かったです。その思いを込めた札が「い:一致団結!なでしこ祭」です!(Yさん)
中等部2年生 学年統一テーマ
「SDGsをより楽しく学べる体験を作ろう」
中2に組 クラス企画「楽しく知ろう!SDGs!」
私たちのクラスはSDGsのテーマから「住み続けられるまちづくりを」を選び、クイズと脱出ゲームを組み合わせた企画を考えました。反対の「廃墟」を想像し、SDGsに関するクイズに答えながら脱出を目指します。特に工夫したのは、受験生でも楽しめるよう、堅苦しくない問題を作ることです。「SDGsを楽しく知ってほしい」というクラス全体の思いが形になって、たくさんのお客様に楽しくSDGsに触れてもらえたのは良かったです。(Hさん)
中2ろ組 クラス企画
「『マイクロプラスチック』私たちの環境を考える」
中2ろ組では、SDGsの「海の豊かさを守ろう」をテーマに、マイクロプラスチックを使ったシーリングスタンプ作りを行いました。プラスチックごみ問題を知ってもらうために、クラフト体験を通して理解を深めてもらおうと考えたのです。
海の近くに住むクラスの1人が取ってきてくれた砂からマイクロプラスチックを実際に取り出してみましたが、その作業はかなり苦労しました。また、グルーガン(プラスチックを溶かして接着する道具)の固まるタイミングも難しかったです。でも、思っていた以上に大盛況で、いろいろな方にマイクロプラスチックに関心を持ってもらえ、楽しみながら学べる企画になりました。(Mさん Uさん)
中等部3年生 学年統一テーマ
「日本・韓国・台湾をより楽しめる○○」
中3A企画 「東洋幽霊屋敷」
中3では関西(日本)・韓国・台湾から行き先を選択する学習体験旅行があり、なでしこ祭でもその3つの場所の特徴を取り入れた企画を考えることになりました。私たちは、特徴を表現しやすいのは「ホラー」ではないかと考えましたが、企画への参加希望者が180人近く集まったので、2教室を使ってお化け屋敷を作ることになりました。
初日から多くのお客様が集まってくださる盛況ぶりで、途中から整理券を発行しました。それでもなお混み合ってしまったので、2日目は最初から混雑対策を徹底しました。今回のなでしこ祭でうれしかったことは、学年の先生が私たちを信じ、問題が起こっても自分たちで責任をもって対応するようにと任せてくれたことです。そのおかげで柔軟に対応でき、達成感も得ることができました。(中3は組 Tさん)
有志企画
高1C企画 「秒で届けろ!暴走キッチン」
私たちの企画は、家族や友達と協力して2分間でピザやポテトを作るゲームです。元気で盛り上げるのが上手なメンバーが約30人集まり、私たちの個性を活かした楽しい企画になりました。ピザ窯に入れて焼いて、お皿に乗せて提供すれば完了ですが、ピザは4種類あり、ソースや具材が異なるため正確に作らないと点数がカウントされません。制限時間があるためスピードも必要です。エビやチーズなどの“具材”は紙粘土などですべて手作りし、リアルさにもこだわりました。大声を出し続け、声を枯らす生徒もいたほど全力で盛り上げただけに、多くの方がゲームに参加してくださったことはとてもうれしかったです。田園調布学園ではこうした遊び要素のある企画にも先生方が協力的で、生徒も先生も一緒に楽しめるのがとても良いところだと思います。(高1に組 Yさん)
高2A企画 「九州浪漫商店街」
高2では西九州を縦断する学習体験旅行に行きます。日本橋や日比谷のアンテナショップにご協力いただき、私たちの思い出に残っている品を仕入れることができました。こちらのアンテナショップには、コロナ禍で学習体験旅行が中止になり、校内でそれに代わるプログラムを行ったときからお世話になっています。一番人気は「カステラぷりん」。2日目も午前中には売り切れ、追加を仕入れるほど好評でした。学習体験旅行では、戦争や水俣病などの歴史や、被害者の方の思いに触れる貴重な機会があり、私たちの世代が知るべき大切なことを学びます。加えて、なでしこ祭では、九州の美味しいお土産やお菓子を紹介できる機会も持てました。販売会場では、平和への願いをメッセージに込めて掲示を行いました。学びと体験のバランスの良さが、この学校ならではだと思います。
(高2い組 Sさん)
有志企画 「旅行アラカルト」
「旅行アラカルト」では、田園調布学園で実施している多様な宿泊行事を中1から高2までの有志が紹介しています。もともとは先生が企画されたものですが、昨年私たちが有志として参加したことをきっかけに、今年は同企画を生徒主体で継続しました。Google Classroomでポスターを作り、有志を募集しました。この企画を続けたいと思った理由は、田園調布学園の豊富な宿泊行事や海外研修の魅力を多くの方に伝えたかったからです。今年も多くの方に関心をもっていただき、やりがいも持てました。
私のおすすめは、高2で行く5泊6日の九州学習体験旅行です。環境や平和、国際関係を学べる貴重な体験でした。中3で行ったオーストラリアホームステイも、楽しさとともに大きな成長ができました。受験生にもたくさん来てもらえたので、それぞれの旅行の特色を感じてもらい、入学後に体験してほしいと思います。(高2ろ組 Hさん)
なでしこ賞
なでしこ祭で最も充実していて、魅力的だった企画・団体を、来場者のみなさんの投票により決定します。
学年企画部門
第一位 秒で届けろ!暴走キッチン
第二位 お化け屋敷 ヒト形工房
第三位 東洋幽霊屋敷
自由有志企画部門
第一位 誰かのココロ射抜きませんか
第二位 筋肉盛盛
第三位 From Bali
垂れ幕部門
- 第一位
- お化け屋敷 ヒト形工房
- 第二位
- 誰かのココロ射抜きませんか
- 第三位
- 秒で届けろ!暴走キッチン
舞瞬-My explosion-(ダンス部公演)
Imagination World(バトン部公演)
































