
豊島岡女子学園の弦楽合奏部は、創立から130年の歴史を誇る同校では新しいクラブ。それでも創部から約20年を迎えます。バイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバスによる弦楽合奏の主な発表の場は、外部の人も聞ける桃李祭や全国高等学校選抜オーケストラフェスタ、校内で実施されるサマーコンサートとクリスマスコンサート。皆で一つになる難しさを感じながらも週3回の練習に集中して取り組み、日々の活動や夏の合宿などで培った仲の良さを発揮してアットホームな雰囲気のステージを創り上げます。豊島岡女子学園の弦楽合奏部の魅力を探りました。


クリスマスメドレー
「くるみ割り人形」よりマーチ/P.I.チャイコフスキー
Be Our Guest/アラン・メンケン
戦場のメリークリスマス/坂本龍一
Another Day of Sun/ジャスティン・ハーウィッツ
銀河鉄道999/タケカワユキヒデ
KANON/パッヘルベル


ゲーム BGM メドレー(任天堂のゲームから 3 曲)
「仮面舞踏会」よりワルツ/アラム・ハチャトゥリアン
鳥の人/久石譲
ボレロ/モーリス・ラヴェル
「アルルの女」よりファランドール/ジョルジュ・ビゼー
海の見える街/久石譲
「四季」より冬 1・2 楽章/アントニオ・ヴィヴァルディ
KANON/パッヘルベル


仲間と共に成長できる弦楽合奏部

Nさん(高1) Kさん(高2 部長) Sさん(高1)
入部してからの思いや心掛けていることを教えてください。
私は小2からバイオリンを習っていて、中学入試前に豊島岡に弦楽合奏部があることを知って「合格したらぜひ入りたい」と憧れていました。個人のレッスンは1人なので合奏をしてみたかったんです。それで入部を決めました。中1の最初は遠巻きに見ている感じでしたが、先輩が優しく積極的に声をかけてくださってとても温かいクラブだと思いました。
普段、クリスマスコンサートの準備は高1が進めますが、それ以外の指導は高2が行います。指導する時は「指揮を見る」「できないところをそのままにせずに一つ一つ拾って丁寧にゆっくりやってみる」「家ではこういう風に練習する」とできる限り具体的に伝えるようにしています。以前、合宿で後輩から「こんな感じの音と言われても実際にどんな音かわからない」と言われてその通りだと思ってからは、実際に弾いて伝えることも多いです。
私は小学生の時、ピアノと吹奏楽を経験していたので、中学では音楽系のクラブに入りたいと思っていました。クラブ紹介で弦楽合奏部の「カノン」と「炎」(「鬼滅の刃」の主題歌)を聴いて一目惚れしました。未経験ですが「入りたい!」と思って入部しました。
コロナ禍で最初は練習がなかったのですが、未経験者は1年間楽器をしっかり習わなければいけないため先に練習を始めました。合奏練習が始まっても弾けることが少なく、別部屋で練習していることが多かったです。私は譜面は読めますが、バイオリンにはなかなか慣れず、完璧に弾き切れないまま最初の発表の本番を迎えた思い出があります。
中学生の頃は自分が弾くことで精一杯でしたが、学年が上がると周りが見えるようになってきました。入部時の歓迎会の演奏で先輩の弓の動きがとても揃っていて、見た目でも感銘を受けたので、今もみんなと弓の動きを合わせることを意識しています。
私は中学校に入る前からバイオリンをやっていましたが「弦楽合奏部に絶対入ろう」と強く思ってはいませんでした。でも、クラブ紹介の発表で先輩方の「カノン」の演奏を聴いて「合奏楽しそう!」と思って入部を決めました。
入部してみると1人で演奏しているだけではわからない楽しさや音を合わせる難しさを知りました。機械ではないので、人それぞれの弾くタイミングが違ってバラついて聴こえてしまうのです。また隣で弾いている人が弾く前に息を吸う瞬間があって、その瞬間が揃うとすごく気持ちが良く、音も揃うので、気をつけています。
どのような場ですか。
練習時間も長く取れてみんなでたくさん練習ができます。泊まれる人数に限りがあるので、学年によって2泊3日と1泊2日と違いがありますが、いつものクラブより人数が減るので後輩の苦手なポイントがわかって具体的な指導ができ、濃い練習内容になります。練習以外にも弦楽合奏部は自炊をする部なので調理する時間があったり、レクの時間があったりして雰囲気も和やかになり、普段とは違う姿を見られます。合宿は部員間のコミュニケーションが一番取れ、みんなで仲を深め合える良い機会だと思います。
合宿での毎年恒例の水遊びで、先輩後輩にかかわらず頭から水をかけ合ったことは楽しい思い出です。距離が縮まります。また同輩と同じ部屋に泊まるので、一晩にして同輩との距離も一気に縮まります。
合宿は弦楽合奏部ならではの時間です。いつもキビキビと指導している先輩の日常の姿が垣間見え、ずっと気を張っているわけではないのだなと身近に感じます。先生も学校では見慣れない服装で驚きます(笑)。
例えば同輩内で止まってしまう意見を先輩に伝えようと意識するようになったり、同輩同士でも気づいたことをすぐ伝え合うようになったりします。合宿で距離が縮まったことでお互いへの期待も高まるのかもしれません。
同輩で助け合ったクリスマスコンサート
頑張ったこと、挑戦したことは?
クリスマスコンサートの練習が始まる前の夏休みから、曲や指揮者決め、楽譜を準備することを始めました。私たちの年は人数が多く、意見がまとまらず大変でした。桃李祭からクリスマスコンサートまでは期間が短く充分な練習時間が確保できず、当日はドタバタしてしまった私からすると「先輩たちすごい!」の一言に尽きます。
クリスマスメドレーで鳴り物楽器を入れたり、楽器指導の矢部先生に参加してもらったりしたのですが、タンバリンや鈴といった鳴りものを入れることに、反対派もいれば賛成派もいて、直前まで決まりませんでした。きっかけとなったのは矢部先生が鳴き声のする玩具を持ってきてくださって「私もやってもいいですよ」と言ってくださったことです。先生が参加するという方法もあったのかと私たちも驚きながら実現に至りました。毎年、先輩方がクリスマスコンサートでつけていることの多いカチューシャに加えて、今回は前に立つ高1以外の部員もクリスマスらしい気分になってほしいと、赤と金のリボンを用意しました。クリスマスコンサートで全員で髪飾りをつけたのは初めてです。
当日になってみないと分からないことが多く、失敗もありましたが、「みんなでクリコン頑張ろう!」と一体感を持って演奏できたので達成感でいっぱいです。
こうして高1が先導して何かをするのは初めてでしたが、想像より手間どってしまうことが多かったので、全体の手順をしっかりと理解して参加しないといけないと改めて実感しました。今回の経験で次に気をつけるべきところに気づけて良かったです。
素敵な1日だったと思います。私たちのときは「曲の完成度を上げなければ」「上手に弾かなければ」という気持ちが強かったのですが、今回はそれだけではなくて、髪飾りや鳴り物などみんなが楽しめる要素をいっぱい取り入れていました。私たちはそこまで頭が回らなかったので、現高1らしいクリスマスコンサートになっていたと思います。
助け合える仲間とともに成長できる
どんな成長があったかを教えてください。
音楽を人と一緒に演奏する楽しさや難しさを身に染みて感じてきました。でも、学年が上がるにつれて少しずつ弾ける曲が増え、周りの音を聞き人と合わせるようになって、自分の成長を感じられるようになりました。そして同輩同士で刺激し合えて「私ももっと練習しよう」というモチベーションを得られたり、憧れの先輩を見て「高2になったらああいう風に弾きたい」と思えたりしてきました。そうした目標を持って物事に取り組む姿勢は、弦楽合奏部の活動を通して身につけられたと思っています。
高2で部長になってプレッシャーを感じることもありましたが、周りの高2の同輩も頑張ろうという気持ちを持ってくれて、たくさん声を掛け合いながらたくさん話し合って進めることができました。そういう同輩に出会えたことは一生の宝物です。5年も一緒にいた友達は得難いものでした。周りを見る能力、まとめていく力、臨機応変に対応する力といった大学生や大人になっても活かせそうなこともたくさん学ぶことができました。
私は未経験者だったので、先輩たちは手の届かない存在で、私より後に入った後輩が私より上手なのが悔しくてたくさん練習してきました。でも高1となった今、未経験者経験者関係なくバイオリンの話で分かり合えることや、このような関係を築けたことが嬉しくてたまりません。来年度は私が部長を務めます。部長という役職は周りの人を頼りながらみんなを引っ張っていくことが大切で、自分1人ではできないポジションだと思っています。私を理解したうえでいろいろな提案してくれる同輩を持ったことに感謝しています。
受験生の体験会で保護者の方からも入部して良かったことについて聞かれることがあるのですが、私は素晴らしい同輩に出会えたことだと答えています。もちろん意見が合わないことがありますが、話し合うことを大事にしています。先輩も言っていたように4年も一緒にいて、また週に3回クラブで会う機会があって、発表会などの緊張する場面でも一緒に頑張れる友達ができて良かったなと思っています。
憧れる小学生にメッセージをお願いします。
弦楽合奏部は音楽の楽しさだけではなくて、友達と関わっていくことで生まれる楽しさも味わえます。ぜひ、どちらの楽しみも見つけていただきたいです。
弦楽器と聞くとハードルが高そうですが最初から難しいと決め付けずに、自分が興味をもった物にチャレンジしてほしいと思います。
豊島岡に入ったらクラブ活動に全力で取り組めるので、それを楽しみに頑張ってほしいです。


2023年度卒業生
音楽を楽しんでほしい
Hさん(2023年度部長 バイオリン)
クリスマスコンサートで披露された曲は、私たちも中学生や高校生で弾いていた曲でとても懐かしい気持ちになりました。また、自分が指導していた後輩たちが舞台で演奏している様子を見て、その成長に感激しました。指揮者と最前列の奏者が微笑み合い、みんなで楽しそうに演奏しているのが伝わってくる雰囲気の良いコンサートでした。
弦楽合奏部では、部長になった時に「まとめなきゃいけない!」と考えすぎるところがあり、同輩はそれに気づいてたくさんの助言をしてくれ、後輩も「お手伝いできることはありますか」とよく声をかけてくれて、みんなの温かさに助けられました。全員で良い演奏を作り上げていこうという思いが強いとても良いクラブだったと思います。部員同士も仲が良く、学年を超えて積極的に話をしたり、高2だけではなく他の学年も未経験者に指導をしたりして、学年を超えた交流ができました。今後も後輩たちには先輩、同輩、後輩を大事にして、音楽を思い切り楽しんでほしいです。
豊島岡は勉強、クラブ活動、その他の課外活動や趣味に関しても、全力でやっている人たちが多い学校です。私もクラブ活動以外に、外部の課題解決型の課外活動などにたくさん参加しました。周りのいろいろな人から刺激をもらって自分も成長できた豊島岡は、周りが頑張っているから自分も頑張れるというとても素敵な場所でした。
クラブが楽しくて学校に来ていた
Tさん(2023年度書記)
私は高校から豊島岡に入学し、高1で弦楽合奏部に入って初めて弦楽器に触れました。入部は、先輩との距離の近さや温かさが決め手。今振り返っても縦と横のつながりが濃く、技量に関係なく音を出そうという一体感のあるクラブだったと思っています。また、お互いに意見や賛成反対を正直に言える雰囲気があり、仲の良さにも自信がありました。今日のクリスマスコンサートでも私がイメージする弦楽合奏部の良い雰囲気が受け継がれていました。指導の矢部先生に参加してもらえたのも弦楽合奏部の良い雰囲気があるからこそだと感じます。未経験者も経験者も関係なく、みんなで何かを作り上げる温かさのある弦楽合奏部なので、興味があったらぜひ挑戦してみてほしいです。
豊島岡で生活する中では、みんなができているのに自分にはできないこともあり悔しい思いもしました。それでも最後にはクラブが心の支えであり、クラブが楽しくて学校に来ていました。そんな気持ちにさせてくれる場所があるのが、豊島岡の良さでした。
Kさん
クリスマスコンサートは、ずっと教えていただいた矢部先生が舞台に上がるという新しい試みがあり、私たちの代では考えられなかったことを作っている後輩を頼もしく思いました。その一方で、今まで私たちが演奏してきた曲を引き続き弾いてくれていることが嬉しかったです。
私は弦楽合奏部にバイオリン初心者で入部したので、先輩の上手に弾く姿に憧れ、私ももっと練習を頑張ろうという思いが常にありました。そして18人の同輩との出会いが私にとって何よりも大きかったです。普段はクラブ時の楽器を弾いている姿しか見ませんが、ふとした時に勉強も頑張っている姿を目にすると、「私も頑張ろう」というモチベーションになりました。
弦楽器というと高貴なイメージがあり、始めづらいと思う方もいると思います。特に小さい頃から楽器に慣れていなくて中学入学を機に始めるのは勇気がいるかもしれませんが、私はバイオリンを弾く人への憧れだけで楽器を始め、6年間続けることができました。弦楽器のコミュニティの中に入って、初めて同じ楽器をやってきた人に出会い、その中で新たな憧れも見つけられたと思います。弦楽合奏部はそういう思いを得ることができるクラブです。
豊島岡はそれぞれの生徒に得意なことがあったり、頑張りたいことがあったりします。勉強で忙しい毎日ではありますが、だからといってクラブ活動で妥協することはありませんでした。それは周りのみんながそれぞれに頑張っているからです。そういう周りが後押ししてくれるような環境に恵まれた学校だったと感じています。
格式ばっていないのが良さ
Sさん(2022年度副部長)
弦楽合奏部には未経験者も経験者もいて、自分のスキルを高めたいという目標で来る人や「友達を作りたい」「新しい楽器を始めてみたい」といろいろな入部理由があって、最初は方向性が違いますが一堂に会した時にみんなの居場所になっていることがすごいと思っていました。同じ方向を向くわけではなく、みんなが自分の好きなように弦楽器を弾きながらも今日のクリスマスコンサートのように一つになれる場所だったんです。
音楽系のクラブには大会やコンクールを目指して一緒に戦うというイメージがあるかもしれませんが、弦楽合奏部にはそういった活動はなく、団体活動のわりに個人がとても尊重されるクラブです。定期公演に向けてどんどんお互いを高めていこうという目標なので、格式張っていないのが良さでした。中1から先輩の後輩への指導を見て指導の方法を勉強していきますが、なかなか思った通りにできない中で、自分なりの工夫を重ねて成長できることも魅力です。
豊島岡に入った頃を思い返すと、最初から「個性を認めてもらえる学校」という印象がありました。小学生の時は出る杭は打たれ、人と違うと指をさされる環境にいたので、豊島岡に入学して一番嬉しかったのは何かのオタクであることが尊重されて、それが褒められること。人を認め合うことで仲間がどんどん増え、自分もこういう部分出していいんだと思えて素直に行動できました。それは豊島岡の環境のおかげだったと思っています。
弦楽合奏部に入ったおかげ
Oさん
クリスマスコンサートを見て、後輩たちが入部した時の初々しさを思い出すと同時に「みんな成長したな」と母親目線で見ていました。特に印象に残った「Be Our Guest」は4つの楽器の音がぴったり揃っていてたくさん練習をしたのだろうと感じた他、「クリスマスメドレー」は弦楽器以外の楽器(!?)を駆使して観客を楽しませる工夫が可愛らしいと思いました。クリスマス気分を感じられてとても幸せなコンサートでした。
弦楽合奏部はアットホームなクラブで、未経験者も経験者も関係なく楽しめました。先輩方も優しく、楽器を練習するモチベーションになっていました。今日のコンサートでもちょっとしたトラブルがあっても温かく笑って見守っていたところに、その一面が表れているのではないかなと思います。みんなで一つの演奏を作り上げるクラブですから、みんなと仲良くなることができましたし、同期とは定期的にご飯に行くほどの仲。こんな素敵な仲間たちと出会えたのは弦楽合奏部に入ったおかげです。
様々な活動があり、やることが多いのが特徴の豊島岡ですが、とても面倒見が良いので、これらを課してほったらかしにするのではなく、どう取り組めばよいかのヒントも与えてくれます。そのため、いつのまにか効率よくタスクをこなす能力がついていました。豊島岡で6年間を過ごしていれば必ずこの力がつくと思いますので、何事も最後まで諦めずに根気良く頑張っていってほしいです。

人としての価値を高められるように

クリスマスコンサートは高1の生徒が中心となって展開する初めての発表会で、どのように仕切るのかと注目して見ていました。コンサートは円滑にすすめられ、小道具を使うなどの楽しいアイデアは学年色が出ていてよかったと思います。高2も舞台で演奏はしていますが、あくまで助言役。このコンサートは新しい代への継承の場でもあるのです。
弦楽合奏部は豊島岡女子学園で3番目に新しいクラブで、創部して約20年です。弦楽器は運んでどこでも演奏できますから、コロナ禍前は高齢者施設や病院を訪れての演奏ボランティアなども積極的に行ってきました。また、生徒たちから学外の大会への出場希望の声があがり、『全国高等学校選抜オーケストラフェスタ』に参加しています。校内ではサマーコンサート、桃李祭、クリスマスコンサートで演奏しています。私自身は弦楽器の経験もなく顧問となり17年目です。技術的な面はバイオリンのプロである矢部先生が指導しています。
私が弦楽合奏部で大切にしてほしいと考えていることは、仲の良さです。合奏で重要なのはやはり“調和”ですから、とても上手い人が1人いても演奏はうまくいきません。全体のハーモニーを生み出すという意味でも“仲の良さ”は大切だと考えています。その調和のためにこだわっているのが夏の合宿です。できあがったお弁当などを買って食べることもできますが、弦楽合奏部は自分たちでスーパーへ食材を買い出しに行き料理をしてみんなで食べます。この食事を作るという作業の中で普段とは違う学年の幅を広げたコミュニケーションが取れるんです。夏休み中の合宿ですから全員参加できるとは限りませんが、演奏で皆が一つになるために、演奏以外で何かを共有し、共通の目的に向かって進む大切な機会だと思っています。
このように話すとクラブだけに力を注いでいる印象を受けるかもしれませんが、弦楽合奏部の部員は、クラブ活動以外でもいろいろなことに挑戦しています。週3日のクラブ活動はしっかり頑張りながら、活動のない日で別の何かに取り組む生徒が多い印象です。今、本校では様々なことに挑戦するよう推進しています。朝練など、練習する時間を増やしたいと言われることもありますが、限られた時間や条件の中でどう完成度を高めるか、どう頑張れるか考えなさいと話しています。
弦楽合奏部の活動を通じて弦楽や音楽ができる人になってほしいわけではなく、人としての価値を高めていってほしいと思います。その意味でも調和は大切、時間の使い方などのマネジメントもまた然り。社会に出てから求められる力が養われていくクラブ活動でありたいと願っています。
保護者の方の感想

娘は『桃李祭』で引退という形になっていたようですが、こうして最後まで部員の皆さんと一緒に演奏ができて、とても素晴らしいと思っています。弦楽合奏部で頑張り続けた経験は、勉強だけでなく今後もいろんなことに役立てられると思います。(高2保護者)

中学に入学してからチェロを始めた初心者だったので「上手になった」と思いながら見ていました。仲の良い友達もできて、楽しそうに弾いていたことも印象的です。もともとピアノを弾いていましたが、ピアノとは違ったいろんな曲に触れられて世界が広がっているようです。練習は主に学校で、勉強と両立しながら頑張って続けているのを嬉しく思います。(高1保護者)

中学1年生で、中学に入ってからバイオリンを始めましたので、緊張しながらも頑張っている姿を見られてとても心が温まりました。受験前に豊島岡のイベントに来て、そこで弦楽合奏部の楽器体験をして「バイオリンをやってみたい」となったようです。入学したら本当にバイオリンを始めたので感心しました(笑)。受験の時は塾に通わされて周りに必死に食らいついている印象でしたが、豊島岡に入学してからは自分主体で計画して、クラブ活動ともバランスをとりながら、日々の勉強を頑張っているのを見てとても成長したと感じています。(中1保護者)