卒業生インタビュー 男子部STクラス
やりたいことはすべてやる!
全力投球の学校生活
三原さん[群馬大学 医学部医学科 / STクラス出身]
小出さん[新潟大学 医学部医学科 / STクラス出身]
自分たちのクラスが
学年でいちばん仲が良かった
国学院大学久我山中学高等学校は、どんな雰囲気の学校ですか。
三原さん:「文武両道」を掲げる学校だけあって、僕自身も中高6年間、硬式テニス部で活動しながら勉強も頑張れました。
小出さん:僕は小さい頃から水泳スクールに通っていたので、高校では水泳部に所属していました。「文武両道」はやはり国学院久我山の大きな魅力です。武道の授業があり、中1で柔道、中2で剣道を体験し、中3以降はどちらかを選択して稽古を続けます。全員が真剣に取り組んでいます。
三原さん:高3の6月に行われた武道大会では、スポーツ推薦のクラスの生徒もいる中で、僕たちのクラスは団体戦で準優勝できた誇らしい思い出があります。
小出さん:あのときはクラス全員で一致団結して戦いました。僕は気合が入りすぎて靭帯を損傷してしまいました(笑)。
三原さん:それでも小出さんは、自分より20cmも背が高い相手を背負い投げで倒して勝ち進みました。高2の武道大会では惨敗だったのですが、高3はチームで工夫を重ね、見事にリベンジを果たしました。他クラスを油断させた僕たちの戦略勝ちでした。
小出さん:高3で勝てたから過去の悔しさも報われ美化していますが、負けず嫌いなので、高2の武道大会後はみんなでたくさん練習しましたね。
武道大会
STクラスは勉強ばかりしているイメージがありました。
三原さん:僕たちも最初はそう思っていました(笑)。
小出さん:実は、僕たちは2人とも中学入学時は一般クラスにいました。僕は中1の3学期にSTクラスへの移動の話をいただき、当時の担任だった先生に相談し、背中を押されてチャレンジすることを決めました。
三原さん:僕は中3の夏休みに「STクラスに上がらないか」という連絡がきました。頑張ってきた結果が成績に結びつき評価されたことはうれしかったですし、新しい環境で「高みを目指したい」という気持ちが強くなり、STクラスにいくことを決めました。途中から入ったものの、STクラスの仲間たちがとても温かく迎え入れてくれて安心しました。
STクラスならではの良さはありましたか。
小出さん:高2から文系・理系に分かれ、その後はクラス替えがありません。だからこそ、僕たちのクラスは本当に仲が良く、学年の中で特に雰囲気がいいクラスだったと思います。
三原さん:僕にとっては、学校生活そのものがいい“息抜き”になっていました。特に高3では、クラスの仲間と会って喋ったり、いつもふざけ合ったりしていましたから、学校が楽しくて仕方なかったですね。放課後にはしっかりと気持ちを切り替えて、受験勉強に集中しました。
小出さん:僕たちは医学部志望だったので、同じ志を持つ仲間と医学部入試や大学について情報共有しながら、刺激を受けつつ、励まし合って勉強できたのは、STクラスならではの良さだったと思います。
ライバルではなく、仲間として切磋琢磨していたのですね。
小出さん:そうですね。STクラスの生徒は全員が努力家で、勉強が日常の一部になって習慣化している雰囲気がありました。だからこそ、「自分も頑張ろう」「自分も勉強しよう」と自然に思えるとてもいい環境だったと思います。
医学部を目指したのはいつ頃からですか。
小出さん:僕は両親がともに医師ということもあり、小さい頃から自然と医師という仕事を目指していました。中1の最初に書いた作文で、将来の夢を「医師になりたい」と書いていたんです。高校の卒業式の日に、中学でお世話になった先生がその作文を渡してくださったときは、本当に感動しました。
三原さん:その夢を実現するために医学部に合格しているのは、本当にすごいことだと思います。僕はもともと理系志望で、当初は科学系の分野に進むことを考えていました。でも、クラスのみんなと話すうちに、漠然と頭の中にあった医学部への思いが次第に強まり、高3で急遽医学部を目指すことを決意しました。
学校行事も常に本気モード
その他に、国学院久我山で良かったと思うことはありますか。
三原さん:たくさんの体験や経験ができることですね。僕はスポーツを「見るのもやるのも」好きなのですが、運動部が強い学校なので、たとえば野球部の応援で甲子園に行けたことは、本当に貴重な体験でした。
小出さん:同級生にラグビーの高校日本代表選手(当時)がいるんですよ。友達にそういうプレーヤーがいることもなかなかない経験だと思います。
三原さん:そう考えると、体育祭のクラブ対抗リレーは最高すぎました(笑)。野球部やサッカー部、ラグビー部といった全国強豪クラブのメンバーと一緒に、僕のようなテニス部員も走るんです。国学院久我山ならではの特別な空気感がありました。
学校生活の中で印象に残っていることは?
三原さん:僕は行事にも積極的に参加するタイプで、文化祭実行委員を高1から高2まで務めました。高2の文化祭ではバンド出演もして、バンドメンバーはもちろん、文化祭実行委員としての活動を通してたくさんの友達ができました。さらに、文化祭に関わることで異学年の先生方や事務の方とも話す機会があり、普段とは違う視点で学校を知ることができたのもよかったです。担任だった山田先生には、定期的な面談はもちろん、普段の雑談の延長のような感じで気軽に進路や勉強の相談ができました。
小出さん:僕も山田先生には、受験校の相談や小論文の対策用プリントを個別にもらうなど、本当に親身にサポートしていただきました。また、中学のときからお世話になっていた先生にも、よく相談していました。社会の先生なので、高校でも選択科目の相談など、ずっと助けてもらっていました。先生のアドバイスの通りにしていたら、すべてうまくいった気がします(笑)。国学院久我山は、友達だけでなく先生とも本当にフレンドリーに接することができる学校です。そういう温かい雰囲気が魅力のひとつだと思います。
TEACHERS’ MESSAGE
物事に積極的に取り組む姿勢と、
人とのコミュニケーション力を
併せ持つ生徒たち
男子部STクラス担任:山田 諭先生[数学科主任]
本校では、特に中学生のうちは「学習習慣をきちんとつけること」を大切にしています。それと同時に、部活動に熱心に取り組む生徒も多いため、「限られた時間をどう使うか」といった、たとえば隙間時間の活用など、時間の使い方を工夫する力が自然と養われていきます。周囲の頑張っている姿を見て、自分も「やってみよう」「負けていられない」と奮起し、互いに刺激を受けながら成長していく。そんな環境を築けていることを、私たち教員も嬉しく思っています。
また、勉強だけに偏ってしまうと、どうしても視野が狭くなりがちですから、さまざまな経験を通じて人間力を高め、自分自身を深めることにもつなげてほしいと考えています。そのために、本校では行事なども数多く取り入れ、生徒一人ひとりの可能性を広げる機会を提供しています。
今回紹介した二人は、物事に積極的に取り組む姿勢と、人とのコミュニケーション力にとても優れた生徒たちです。きっとこの先、人に寄り添える素晴らしい医師へと成長していってくれると、心から期待しています。
REPORT
リアルな体験を赤裸々に語り、後輩に寄り添う 「卒業生合格体験談」
取材に訪れた日は、卒業生が高2生を対象に大学受験のリアルを語る「卒業生合格体験談」が開催されていました。
第1志望校選択時に悩んだことや受験勉強のモチベーションの保ち方などを話した小出さん。高3の12月に受験科目を変えたこと、どの時期にどんな理由でどのような勉強をしたのかなど、具体的に伝えていました。
三原さんは、高2の時にはどんな学校生活を送っていたか、実は医学部を目指し始めたのは高3の夏休みであったことなどを語った上で、苦手だったという数学や過去問との付き合い方などを述べていました。
黒澤さんは、様々ある受験方式について簡単に解説し、なぜ最終的に一般入試を選んだのか、そこに至るまでの理由などを反省点も含めながらわかりやすく解説。あわせて自分自身について理解を深めておく大事さも伝えます。
堀さんは、使用した参考書の名称を挙げておすすめの理由なども明かしました。勉強した内容について人に説明できることの大切さやルーティンを作って時間を効率的に使うといった受験生時代に心がけた取り組みについて伝えていました。
久我山生としてそれぞれが過ごした自分自身の体験を率直に話していた「卒業生合格体験談」。在校生たちはまもなく迎える受験期を身近に感じ、大きく前進したことでしょう。
卒業生インタビュー 女子部CCクラス
主体的に活動した学校生活
その経験を未来につなげる
黒澤さん[学習院大学 国際社会科学部国際社会科学科 / CCクラス出身]
堀さん[青山学院大学 経営学部マーケティング学科 / CCクラス出身]
日本文化とグローバルの両輪を学べる
国学院大学久我山中学校を志望した理由を教えてください。
黒澤さん:小さい頃から日本文化に深い関心を抱いていたこともあり、中1は「ことば」、中2で「華道」、中3で「茶道」、高1は「能楽」、高2で「日本舞踊」、高3が「礼法」と、日本文化を学べる女子特別講座がある国学院久我山に強く惹かれて志望しました。
堀さん: CCクラスでは「グローバルスタディーズ(GS)」などグローバルな教育に力を入れていること、国学院大学の留学生と英語で交流する「フレンドシップミーティング」を受けたいと思って志望しました。ただ、私たちは中2以降がコロナ禍だったので、「フレンドシップミーティング」はあまり体験できなかったことが少し残念です。
参考:ココロコミュ 女子部CCクラス 独自授業 【Global Studies】
「GS」は独自の授業ですが、どのようなことを学びましたか。
堀さん:「GS」の1回目の授業がとても印象に残っています。入学したばかりでまだ友達も少ない時期に、席が近い4人でグループを組み「マシュマロチャレンジ」を行いました。パスタとマシュマロを使って大きなタワーを作るグループワークですが、みんなで協力しながら一生懸命考えるのが、とても楽しかった覚えがあります。
黒澤さん:私はCCクラスで学ぶうちに、SDGsなどの社会課題や教育支援に興味を持つようになりました。年に数回、講師の方のお話を聞く機会があるのですが、高2では自分たちで企画書を書き、講師の方にアポイントを取る授業がありました。私は国際協力師の原貫太さんに依頼したところ、ちょうど帰国されていて、講演に来てくださいました。憧れの方の講演を聴いて、直接アドバイスをいただけたことはとても思い出深いです。
堀さん:GSでは日本のことも海外のことも幅広く学べます。中学生のときには日本の祭りについて調べ、各都道府県で行われているお祭りについて由来や特徴をまとめてパンフレットにしました。どうすれば見やすく伝わるかを考えたことも新しい経験でした。海外については3歳から続けているバレエをテーマに調べ、より深く知ることができました。GSは自分の興味を掘り下げながら、新たな視点が持てる授業が多くありました。
黒澤さん:GSは、積極的に取り組むほど学びが深まる授業です。より主体性を育ててくれる貴重な時間でした。
学校生活で印象的なことは?
黒澤さん:私は中2のときに生徒会に入り、先輩と共に久我山祭(文化祭)にも携わっていました。中3では久我山祭の企画部の一員として、総務部門長の総括を担当していました。翌年は副実行委員長、高2では実行委員長を務めました。私が立案した「遊園地企画」は5年経った今も続いていて、とても大切な思い出になっています。実行委員では男子も一緒に活動していましたが、「より良い久我山祭をつくろう」という同じ熱い思いで活動した同志たちとは、今でも食事に行くほど仲良しです。
久我山祭
参考:ココロコミュ “多様性”を尊重!充実の久我山祭
堀さん:黒澤さんとは生徒会でも一緒でした。中学のときは高校生徒会の先輩たちと一緒に、生活指導部の先生たちと何度も話し合いを重ね、校内にデバイスを持ち込めるようにしました。
黒澤さん:中1のときには長野県高遠町で行われる「自然体験教室」で、堀さんと一緒にリーダーを務めました。そこで学んだことを文化祭での出し物として発表するので、まとめ役として頑張りました。
堀さん: 中学では合唱会が、中1のときにのみ開催されました。放課後にクラス全員で練習を重ね、学年代表として出場し金賞を受賞できたことは、印象的な思い出です。
生徒が望むほどに、
チャンスをくれるのが国学院久我山
それぞれ、一般受験で希望進路を叶えられたとのことですが、進路はどういうきっかけで考えましたか。
堀さん:私は青山学院大学の経営学部マーケティング学科に進学しました。高1で「高校生ビジネスプラン・グランプリ」、高2で「マイナビキャリア甲子園」というコンテストに有志で出場しました。どちらも企業の課題解決をテーマにしたもので、国学院久我山の先生にたくさんのアドバイスをいただき、より具体的なプランを立てられるように、会計やマネジメントなどの専門分野も深めたいと考えて志望しました。「高校生ビジネスプラン・グランプリ」では残念な結果になりましたが、「マイナビキャリア甲子園」では決勝に進出し、視聴者投票で1位をいただくことができました。
黒澤さん:私が入った学習院大学国際社会科学部は、社会科学もすべて英語で学ぶカリキュラムで、語学留学も必修だった点に魅力を感じて志望しました。高1の探究でNGO法人のOBの方からお話を伺ったときに、社会貢献に対する自分自身の考えの甘さを痛感しました。私はこれまで「人の笑顔を見たい」という一心で様々な活動をしてきましたが、今後は実際に多くの現地を訪れ、見て、触れて、考えてみたいと思っています。
国学院久我山の好きなところを教えてください。
黒澤さん:生徒のやる気を引き出す環境を作ってくれるのが、国学院久我山の良さだと思っています。先生との距離も近く身近な存在。生徒一人ひとりのことをよく見てくれていて、少し顔色が違うだけでも気づいて声をかけてくれます。私は職員室に行くのが大好きで、先生方にいろんなことを話に行きました。とにかく何事にも全力投球でき、一生懸命頑張れる学校です。
堀さん:国学院久我山は、「自然体験教室」や「校外学習」、ボストンでの「海外研修」など、多彩な学びの機会が豊富にあります。毎年必ずビッグイベントがあるので、それを楽しみに学校生活を送れると思います。
TEACHERS’ MESSAGE
女子部CC クラス担任:井上 隼人先生[国語科主任]
二人は非常に活発な生徒でした。女子部CCクラスの2期生として、GSの授業を受けた経験が、彼女たちにとって非常に大きな財産になったと思います。このGSの学びが、彼女たちの生き方や進路選択に大きな影響を与えていることを改めて感じます。この二人なら、今後も主体的に学びを続け、いずれはグローバルな場で社会に貢献してくれるでしょう。
